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ダレン・シャン7

いよいよ、パンパニー大王の追跡が始まりました。

成り立てのバンパイアの1巻から3巻までが第1部、バンパイア・マウンテンでの活躍をかく4巻から6巻までを第2部とするならば、バンパニーズ大王との対決をかくこの第3部は、この物語のクライマックスとなるはずです。

バンパイアたちは、基本的に「男の子」であり、そういう意味では、精神的にはほとんど成長しません。
だから、途中で読者自身も成長していかなければ読めない「ハリー・ポッター」よりも、こっちの方が、子どもには向いているかもしれません。

しかし、児童文学のヒーローのなかで、ダレンって、1番ビジュアルが悪そうなヒーローです。禿頭、傷だらけ、青白い……。マンガでは、どうなっているんだろう。

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橋本 恵
小学館
発売日:2007-02
 

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ダレン・シャン6

最期の章の題が「血の儀式」だったので、なんとなく、こうなるのは予想していたけれど、どうやってもっていくのかは、わからなかったです。
やっぱり、なかなか巧い。

4巻から続いてきたヴァンパイア・マウンテンの流れは、これで1度、終了ということになるようです。

しかし、わたしの想像の中で、ダレンって、けっこう酷い姿……というか、ヴァンパイアといよりも、ゾンビっぽい姿なんですが……。

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橋本 恵
小学館
発売日:2006-11
 

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ダレン・シャン5

まあ、思った通りの展開かなぁ。でも、彼自身も、決して悪い人出はないと思わせるところが、うまいところです。

今まで、1冊1冊、まとまっていたのですが、この巻は、「続き」に引いたので、そこは、ちょっとビックリしました。

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橋本 恵
小学館
発売日:2006-11
 

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ダレン・シャン4

内容的には、猟奇的なものが入ってきているので、「ハリー・ポッター」よりも「ダレン・シャン」の方が、上の年齢向けかとも思うのですが、一概にそうともいえないところがおもしろいですね。

ハリー・ポッターは、主人公の成長の物語です。でも、ダレン・シャンの主人公は、成長しない。もちろん、バンパイアとして成長を止められているということもあるのですが、バンパイアの生き方自体が、成長をあまり必要としていない生き方なのですね。

そういう意味では、アクション豊富な「ダレン・シャン」なのですが、展開的には、「ハリー・ポッター」より地味といえそうです。

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橋本 恵
小学館
発売日:2006-11
 

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ダレン・シャン3

この冒頭は、けっこう読み進めるとあざといなぁと思います。
映画の予告編で、

「えー、こんなシーンが!」

とか思って見てみたらたいしたことなかったみたいな感じ。

真の敵の姿がしたいに明らかになっていく1巻です。
つまり、いいバンパイアと悪いバンパイアがいて、争っていると……(そう、単純な物でもないけれど)。

でも、眠っているデビーに声をかけて出ていくところは、日本的というか、日本で「ダレン・シャン」がうけている理由がわかる気がします。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2006-07-15