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ダレン・シャン12

「ダレン・シャン」完結です。

なかなか、うまいことまとめたなぁと。

ダレン・シャンは、一言でいうと成長しない物語でした。
まあ、主人公がバンパイアという成長しない死者だということもあるのですが、状況の変化はあるのですが、本質的なところが変わっていく物語ではないのです。

だから、ある意味、バンパイヤとバンパニーズの争いというのは、スポーツみたいなものだし、ゲームみたいなものです。
その部分に、のれるかのれないかが、この物語を楽しめるかどうかのポイントになってくると思います。
ある程度、子どもに受け入れられた理由も、この辺にあるんだろうなぁ。

結局、ミスター・タイニーってなんなのよとか、そのあたりはもう、ゲームマスターとしかいいようがないんじゃないかと。作者は、ダレンなんだけれど、実は、彼自身がミスター・タイニーなんだろうなぁと。

だから、読んだ後になにかが残るかというと、実はなんにも残りません。

読んでいるとき、今の物語なのです。

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橋本 恵
小学館
発売日:2007-06-29
 

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ダレン・シャン11

闇の帝王は名称で、悪いことは何もしない……なんてことは、ないよなぁ。

つぎで完結。題名が、「運命の息子」。ダリウスのことか?

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橋本 恵
小学館
発売日:2007-06-29
 

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ダレン・シャン10

だいたい、ダレン・シャンのシリーズというのは、3巻刻みのお話になっているようです。

ということで、ラスト3冊の始まりです。

今回は、ちょっと番外編のような感じで、ハーキャットの過去が明らかになります。

……なかなか、SF的な展開になってきたな……。

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橋本 恵
小学館
発売日:2007-06
 

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ダレン・シャン9

バンパニーズ大王との2回目の接触です。
そして、ダレンの本当の少年期の終わりかな。

このバンパニーズ大王の正体とか、ラストで退場する1人とかは、まあ、物語の文法に則った感じですねぇ。とても、わかりやすいです。

でも、このとてもわかりやすいものを引っ張って引っ張って書いていく手腕は、巧いです。

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橋本 恵
小学館
発売日:2007-04
 

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ダレン・シャン8

なつかしいキャラクターが出てくる8巻目でした。

彼の方は、まあ、予想通りというか……アレでしょう、アレ。
でも、先生の方は、もうでてこないと思っていたので、しかも、出てき方が突然だったので、けっこうビックリした。

こういうところが、ダレン・シャンは、巧いと思う。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2007-03