石井いさみ,読書石井 いさみ,秋田文庫,秋田書店,750ライダー

750ライダー1

たしか、新書版のコミックスで全50巻。
ずらっと、本屋さんに置いてあったのを覚えています。

文庫版だと10巻しかないので、よりぬきなのかなぁ。そうだとすると少し残念です。

今読んでも、すごくおもしろいです。
いや、もちろん一昔前の物語という感じはするのですが、それでも、1話読むごとに、

「えぇ話や~」

とため息が出ちゃいます。

あと、この人、こんなにたがみよしひさに影響を与えていたのかとビックリしました。多分ね。

中山星香,読書ファンタジー,中山 星香,妖精国の騎士,秋田文庫,秋田書店

妖精国の騎士1

文庫版も完結しました。
実は、わたしは、文庫で14巻ぐらいまで読んでいたのですが、若干忘れているとろこもあるので、もう1回1巻から読んでみようと思っています。

わたしは、この作品は、日本のハイ・ファンタジーの最高峰だと思っています。

ファンタジーといっても、甘くはないお話です。いきなり1巻から、国が滅びます。
本当に、人間が生きているという感じがする物語です。

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初月の歌 古代幻想ロマンシリーズ8

坂上大嬢は、いい子ですねぇ。

どっちかというと、「いい子、いい子、男の都合にいい子…」という感じがしないでもありませんが(爆)

「晩蝉-夏の相聞-」は、いい話ですねぇ。
好きです。こういう話。こういう人。

家にありし 櫃にかぎさし をさめてし 恋の奴に つかみかかりて

読書,長岡良子シルクロード・シリーズ,佐々木 道誉,古代幻想ロマンシリーズ,昏い月,歴史,異聞竹取物語,神坂 智子,秋田文庫,秋田書店,足利 尊氏

昏い月 古代幻想ロマンシリーズ7

あぁ。

「今日は『おてばん』の日」

とか思っていたら、長岡 良子を長岡 京子と打ってしまった……(笑)

ということで、時代は、南北朝に。
出てくる有名人が、足利 尊氏とかではなくて、佐々木 道誉っていうんだから、渋い(笑)

今までは、どうしても歴史のなかのシリアスな場面に出てこられなかった超能力者たちも、ちょっとずつ絡んできました。
ただ、やっぱり、力があると傍観者的な立場になってしまいますね。

このあたりの幻想と現実の絡め方は、神坂 智子のシルクロード・シリーズほど、上手にはいってないか。

「異聞竹取物語」が、自分的には、とっても気に入りました。
そうして、こんなふうに歴史の裏側をかけてしまうと、超能力者たちはある意味、いらなくなってしまうのかも。

木原敏江,読書天まであがれ!,木原 敏江,秋田文庫,秋田書店

天まであがれ!2

でこねぇさんが、雑談部屋で、とってもいい言葉を教えてくれた(笑)
使わせて頂きます。

そう、幕末って「青春グラフィティ」なイメージがあって、そのイメージの源流は、どうやらこの「天まであがれ!」のようです。

「いよいよさいごの決戦ですな。うでがなりますな、あっはっは」

もうそこは死地だと知りながらも、なんともあっけらかんと、なんとも明るくそこに赴こうとするするその矜恃、そして、そうとしか生きられない透明な悲しさ。

それは、やっぱり今の価値観でははかれない、はかってはいけないものがあるのだと思います。
少なくとも、物語のなかだけは。

彼らは、その時代、たしかにそこを駆け抜けたのです。