妖精国の騎士15
ギルセルドのお話には、決着がつきました。
そして、受難の主人公は、またすごいことに……。
この人、ちょっと、もっと自分を大切にしてもいいと感じる今日この頃。
ギルセルドのお話には、決着がつきました。
そして、受難の主人公は、またすごいことに……。
この人、ちょっと、もっと自分を大切にしてもいいと感じる今日この頃。
思いっきり故意に人をひきとばしています。
これは、さすがにいかんだろう……。
いや、けっこうやってることは、暴走族ですから。
ギルセルドの真実が語られます。
この章の中で、どうやら決着がつきそうな感じです。
3つぐらいの場所で、いつも、平行して物語が進んでいっています。そして、その物語が交差するとき、すごく盛り上がります。
このあたりの物語の構造も、しっかり計算しながら書かれているのだと思います。
現世の戦いと、魔界での戦いが、二重になって物語を包んでいます。
このあたりが、お話の世界を重厚にしているところでもあり、わかりにくいところでもあります。
ローゼリィとアーサーが、結ばれる巻です。
根底に聖婚の考え方があるわりには、ファンタジーでは避けられてきたシーンかなぁ。
そして、容赦ないですね。
いい人のなかにある「闇」も、暴きます。
このあたりが、中山星香を他の作家たちからわけているところだと思います。
読者は、選ぶけど。