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青列車の秘密 クリスティー文庫5

読み終わって、このブログに感想を書くまでに、忙しいと1週間ぐらいのタイムラグがあります。
今回も、そのケースです。

ということで、今、感想を書いてみようと思って、はたと困りました……。あれ、最後って結局どうなったんだっけ?

楽しい物語を読んだイメージは残っているのですが、さっぱり犯人とか、おぼえていません。
えーと、いくつか推理したことはおぼえていて、そのどれかだろうと思っていたのですが、今確かめて、

「あぁ、そうだった、そうだった」

と頷いている始末です。

でも、決して、印象が薄かったわけでも、面白くなかったわけでもありません。
どんな人が出てきたかとかは、ちゃんと話せるのです。

うーん、高校、大学の時に読んだ本は、わりと細部までおぼえ出せるのに、やっぱり年とともに記憶力というのは衰えてきているようです。

将来、ミステリーを読むようになるとは思っていなかったので、けっこう、ミステリーのネタばらしを兄貴にしてもらっていたりします。

で、電車の中の殺人の話で、ポワロものって、効いたことあるよなぁ。たしか、あんなトリックだったよなぁ。
あの物語って、電車の中だけでどんどん話が進んで、最後までいくような印象だったけど、読んでみると全然、電車の中のシーンって、少ないなあ……。

とか思っていたのですが、どうやら、思っていた話と全然違っていたようです。

きっとあれは、「オリエント急行の殺人」だったのですね……。

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おしどり探偵 クリスティー文庫52

トミー&タペンスが活躍するシリーズ第2弾です。
短編集ですが、「ビック4」と同じ感じで、大きな流れはあります。なるほど、こういう短編にヒキを増やして書いたのが「ビック4」だったわけだと理解できました。

読んでみて、わたし、やっはりこの2人、大好きです。
もう、むゃくちゃ生き生きしています!!
短編て、けっこう苦手で、連続で読めない方なのですが、この本に関してはOKみたいな感じです。

ポワロより、ミス・マープルより、この2人の活躍が読みたいです。
きっと、推理マニアには、物足りないのかなぁ……どうしても、冒険よりになってしまうから。

しかし、「おしどり探偵」という題名は、どうよ(笑)まあ、その通りといえば、その通りなんですが。
原題は、「PARTNERS IN CRIME」。直訳では、「犯罪の中のパートナー」。エキサイトで翻訳したら、「犯罪におけるパートナー」とでました。まるで、2人が犯罪者のようだ(笑)

うーん、「危険なふたり」とか、そんな感じの題も、イマイチか。

暴走してても、ふたりなら生きていける。きっとね。

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ビッグ4 クリスティー文庫4

評判の悪い「ビック4」です。
わたしは、初読み。

世界征服を企む4人の巨悪に、われらが名探偵ポアロが挑む。

まあ、確かに、落ち着いたミステリーの雰囲気はないです。でも、これ面白いぞ!!
これが、クリスティーの最低レベルの作品だとすると、なんちゅうレベル高いんだ!!

ミステリーな雰囲気の物よりも、こういう冒険物っぽい方が、わたしの好みに合うからかもしれませんが、楽しめましたよ。

訳者あとがきと解説を読んで、もう1回ビックリ。これ、短編の寄せ集めなんだそうです。
どんな短編をどうよせあつめたら、こうなったんだろう??

それも、すごい!!

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七つの時計 クリスティー文庫74

すっかりだまされてしまいました。
その気持ちよさが、クリスティーにはありますねぇ。

あそこでバトル警視が出てくるのは、予想のうちの1つではあったのですが、セブン・ダイヤルズの正体までは、まったく気がつかなかったです。

でも、そういった部分をのけても、クリスティーのかく女の子は、生き生きしています。
バンドルとパパのやりとりが、なんとも楽しいではありませんか。

わたしは、推理小説より、こういう冒険小説の方が性に合っているようです。

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アクロイド殺し クリスティー文庫3

はじめて読んだクリスティーの小説が、「アクロイド殺し」でした。正確には、新潮文庫の「アクロイド殺人事件」だったかな。

実は、これは、犯人を最初からわかってて読んだんです。でも、その時は、まだこの本を理解するだけの頭がなかったなぁ。今回、読んでみたら、とってもよくわかりました。

この作品で、いきなりポアロと出会うのは、けっこうしんどいなぁと思います。やっぱり、イヤな部分が強調されているような気がします。
ヘイスティングズが書いてすらようなんだから、彼と初対面の人間が書いたら、よけいにそうなるよなぁ。もちろん、本当に書いているのはクリスティーなんだから、こうやって、違いが出せるというのは、けっこうすごいことなのだと思いますが。

以前は、子どもだったので、ジェームズのお姉さんに関する、愛情とかが、全然わかってなかった。ただのウワサ好きなイヤな人だと思っていました。

それでも、今ですら、推理小説って、登場人物多すぎ……と少し思ってしまいます。