THE WORLD 5
この世界が お前の場所だ
お前はここに 生まれたのではないか
大きすぎて お前には見えないか?
この世界のすべてがお前に 捧げられたのだもう一度 海を渡れ
何度でも 海を渡るのだ
たとえ魂だけになってもそれが生きるということだ
今は、ちょっと圧倒されていて、感想がでないです。
この世界が お前の場所だ
お前はここに 生まれたのではないか
大きすぎて お前には見えないか?
この世界のすべてがお前に 捧げられたのだもう一度 海を渡れ
何度でも 海を渡るのだ
たとえ魂だけになってもそれが生きるということだ
今は、ちょっと圧倒されていて、感想がでないです。
どうやら、ホワイト・ワイルドよりも、ブラック・ワイルドの方が、ストーリーを動かしやすいようです。
ということで、この巻は、ブラック・ワイルドのお話。
そういえば、意外なことに、この人の「戦争」を正面から描いたマンガは、はじめてのような気がします。
エンジュは、作者自身が投影されているのかなと思う。
DVの被害者である自分。作家としての自分。
もっとも、それは、自分自身を悲劇の主人公に仕立てる目線ではなくて、なぜ、自分自身が、その状況に甘んじたのか?なぜ、理解されない物語を物語らずにはいられないのか?までも、考えているのですが。
魂が空をわたるシーンが出てきます。
あの魂は、人の魂だけではなく、本当に無数の動物たちの魂もまざっているのでしょう。
一神教が発明されたことによって、巻き起こった人の不幸というのは、もしかしたら計り知れないのではないかと思ったりします。
この物語の神様2人も、一神教の神様同様、大きな時代の流れにあまり関心を払いません。
ただ永遠に生き続けて、永遠に見つめ続けるだけ。
でも、この神様たちが全能ではないということは、物語のすくいではないかなぁと思います。
全能ではないから、自分にとって好ましいものを守りたいと思うし、寂しさを感じたりもします。
この巻は、ブラック・ワイルドの話だけでした。次の巻では、ホワイト・ワイルドの話になるのかな?
それとも、世紀を隔てたワイルド・ローズの子孫の話になるのでしょうか?