SF・異色短編4 藤子・F・不二雄大全集
「SFマガジン」や、「奇想天外」などからということで、割とSF色が強い感じの話です。
「カンビュセスの籤」とかは、昔読んだときは衝撃的というか、救いのない話に思っていたのですが、今読むと、なんとなく救いのある話にも思えてきて面白いです。パターン的には、「ミノタウロスの皿」と同じですね。
時間テーマが、けっこう多くて、F氏の好みがちょっとわかる感じがします。
大人の藤子・F・不二雄。
基本的に、「ビッグコミックス×藤子・F・不二雄 SF短編集」に入っている作品のようです。
前も書きましたが、初めてこの一連のシリーズを読んだときの感想は、「怖い」でした。
藤子不二雄A氏のかく恐怖マンガよりもよっぽど怖いと思ってました。まあ、その後、A氏は、「笑うセールスマン」というとっても怖いマンガ(実は、私が知っているのはアニメですが)を書きますが。
今読むと、それほどでもないのだけれど、当時は、衝撃的だったのです。