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ONE ZERO NINE 4

うーん、なんか、ちっちゃくまとまったような話だなぁ~。
この巻なんて、半分ぐらい「ゴールデン・ボーイ」が入っているし。

この構造は、この話のなかに、「ゴールデン・ボーイ」の話がすっぽり入っているともいえるのだが、この話自体が、「ゴールデン・ボーイ」のワン・エピソードでしかないといえます。

そして、やっぱり、錦太郎と向き合う必要があるのかも。
読者も、作者も。

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ONE ZERO NINE 3

というオチが、ひとまずつきますが、現実にもどっても、現実離れしているという……。

というか、なぞの老人のとかは、なんであの仮想世界に必要なんだろう?

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ONE ZERO NINE 2

そういえば、「マインド・コントロール」というのは、江川達也のヤング系の現代を舞台にしたマンガでは、ずっとテーマになっています。
「タル」とかでは、あんまり見たことないような気が。

青年よ、マインド・コントロールに気づけ。

まあ、たしかに、

「おめーら、いつからそんなにサッカー好きになったんだ?」

とか、不思議なことは多いのだけど、仮にマインド・コントロールされているとして、その元が実体のあるものだとは、とても信じられないです。

でも、実体のないものには立ち向かえない。
そういう矛盾にいきあたるテーマだと思います。

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ONE ZERO NINE 1

「BE FREE!」、「タルるート」、「ゴールデン・ボーイ」、「ラスト・マン」ぐらいまでは、天才だと思っていたのですが、このあたりのは、ちょっと今まで読んでなかったというのと重ね合わせて考えても……。

もちろん、すごいそそる展開ではあるのですが、「どうだ計算では、こうだろう!」みたいなものが、全面に出過ぎている気がします。