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諸星大二郎 異界と俗界の狭間から 文藝別冊

諸星 大二郎も、高橋 葉介もですが、絵柄からすごく昔の人かと思っていたのですが、実はそうでもないという。

でも、独自の路線をひたすらいって、しかも、それなりの時間生き残っているというのが、素晴らしいなぁと思います。

そして、その中で進化している。

今はもうかかれなくなった大好きなマンガ家さんに、めるへんめーかーさんという方がいて、その人も、独自路線でありながら、どんどん進化してするマンガ家さんだったなぁ、今かいていたら、どんなマンガをかいてくれるんだろうと思ってしまいます。

かきつづけてくださっているというのは、ファンにとって凄くありがたいことです。

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高橋葉介 総特集 怪奇幻想マンガの第一人者 文藝別冊

絵柄からして、ものすごく昔からいた人だと思っていて、中学生ぐらいの頃は、昔の作品が単行本化されたものを読んでいるのだと思っていました。でも、けっこうリアルタイムに作品に触れていたんだなぁということを理解しました。この感じは、あだち 充のときにも感じたな。
情報がとれる方法が限られていたということもあるし、昔はコミックスになるまでけっこう時間がかかった(特にマイナー系は)ということもあるけれど、良く考えると、あの頃と今の自分の時間に対する感じ方が、全然違っているからだろうなぁと思い至りました。

昔は、1年といえばすごい長かったし昔だったんだよなぁ。今は、あっという間というか、10年ぐらい前だと「ちょっと前」ぐらいの感じしかないです。
でも、子どもの頃に感じた時間の長さの感覚というのは、修正されることなく残っている。意識して考えると変な感じです。

だから、この本とどんな関係があるかというと、ないんだけれど。
でも、その変な違和感をいろんなところで感じさせてくれるのは、高橋 葉介かなぁと、こじつけたくなったりもします。

高橋 葉介みたいな絵柄の人はいない。高橋 葉介が、なにかに寄せてかくことはあっても、そこには必ず高橋 葉介という印がついていてひと目でわかる。
なんなだろう、魔物も人間も、背景も全部、高橋 葉介という色っぽさがあって好きです。

ものすごく、日本のいろいろな作家に影ながら影響を与えている人だと思います。

あと、諸星大二郎との対談もおもしろかった。駿夫も、読んできて欲しかった(笑)

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萩尾望都 総特集 少女マンガ界の偉大なる母 文藝別冊

世代によって、感じ方とか、重要と感じる作品は違ってくるとは思うのですが、どの世代から、神と思われているというのは凄いことです。
そして、今もかき続けている。

わたしにとっては、「11月のギムナジウム」や「トーマの心臓」が、やっぱり1番中心にあって、その周辺に「精霊狩り」とか「ビアンカ」とかの一連の作品があるのですが、ある人にとってはそれが、「半神」であったり、「残酷な神が支配する」だったり、「ポーの一族」だったりするのだろうというのは、ものすごく理解できる。
その作品を読んだ時期によって、その価値が大きく変わってしまうぐらいに柔らかにできているのが萩尾 望都の作品だと思います。

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吾妻ひでお 総特集 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪 文藝別冊

吾妻 ひでおは、別格の人です。私の中では、藤子 不二雄、永井 豪、松本 零士に並んでいる巨人。
多分、この人がいたから、マンガの表現というのは広がったと思います。

なんか、けだるい格好良さがあると思っています。

同人誌文化の中で、ヤオイの歴史がけっこう古いということをはじめて知りました。そうだったんだ。わたしが発見した順番(興味を持った順番)が、エロ→ヤオイだったので、そういう順番の歴史なんだと思っていました。
貴重な歴史の証言(笑)