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THE WORLD 5

この世界が お前の場所だ
お前はここに 生まれたのではないか
大きすぎて お前には見えないか?
この世界のすべてがお前に 捧げられたのだ

もう一度 海を渡れ
何度でも 海を渡るのだ
たとえ魂だけになっても

それが生きるということだ

今は、ちょっと圧倒されていて、感想がでないです。

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THE WORLD 4

どうやら、ホワイト・ワイルドよりも、ブラック・ワイルドの方が、ストーリーを動かしやすいようです。
ということで、この巻は、ブラック・ワイルドのお話。

そういえば、意外なことに、この人の「戦争」を正面から描いたマンガは、はじめてのような気がします。

エンジュは、作者自身が投影されているのかなと思う。
DVの被害者である自分。作家としての自分。
もっとも、それは、自分自身を悲劇の主人公に仕立てる目線ではなくて、なぜ、自分自身が、その状況に甘んじたのか?なぜ、理解されない物語を物語らずにはいられないのか?までも、考えているのですが。

魂が空をわたるシーンが出てきます。
あの魂は、人の魂だけではなく、本当に無数の動物たちの魂もまざっているのでしょう。

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THE WORLD 3

一神教が発明されたことによって、巻き起こった人の不幸というのは、もしかしたら計り知れないのではないかと思ったりします。

この物語の神様2人も、一神教の神様同様、大きな時代の流れにあまり関心を払いません。
ただ永遠に生き続けて、永遠に見つめ続けるだけ。

でも、この神様たちが全能ではないということは、物語のすくいではないかなぁと思います。
全能ではないから、自分にとって好ましいものを守りたいと思うし、寂しさを感じたりもします。

この巻は、ブラック・ワイルドの話だけでした。次の巻では、ホワイト・ワイルドの話になるのかな?
それとも、世紀を隔てたワイルド・ローズの子孫の話になるのでしょうか?