僕の棺で晩餐を
1巻ものかと思ってたら、短編でした。
吸血鬼ものが3つ。うち2つは、同じキャラクターがでています。
草川 為と吸血鬼ものは、いい組み合わせです。
「ガートルートのレシピ」をちょっと思い出しました。
ちょっと、不気味なところがあるのに、サラッとかけているところが、好きです。
これとか、「ガートルート」とか、「龍の花わずらい」とか、業の深い感じが好き。
ラブラブパワーが、「龍の花わずらい」と同じぐらいに強いです。
男の子は、淡泊めかな。でも、しーくんが出てきて、ちょっと変わってくるのかなぁ。
四海都も、いいです。素敵だ。
前も書いたような気がするのですが、「ガートルードのレシピ」を読んでいるときって、草川 為って、恋愛がストレートにかけない人だと思っていたんです。
でも、こんなにストレートにおもしろく、かけるなんて!!
まあ、この前に、「十二秘色のパレット」も、「龍の花わずらい」も、ストレートな恋愛物だったのに、やっぱり思ってしまう。こうやってみると、ラブラブ、超得意じゃないですか(笑)
1回インプットされた印象というのは、ぬけないということか……。
「龍の花わずらい」最終巻です。
まあ、前巻の流れから考えると、この着地かなぁと。
しっかし、ここまでストレートな恋愛ものって、草川 為が……。っていうのは、もう何回もかいているけど、実力のある人は、なんでもかけるんだなぁと思ったりしました。
しかし、あのイレズミは、おそろしいものだ。自分の意志とは関係なしだからなぁ。つけたままで関係を続けていくのは、危険すぎです。
ああいう存在は、シャクヤだけなのかと思っていましたが……。
そのあたりの世界観は、実は、けっこう見えないままなのかも。
どっちとひっつくかは、決まった気がしますね。
次巻で、最終回だそうです。
重い空気でつぶれる虎がよかったです(笑)