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源氏物語 千年の謎

映画化された「源氏物語」ですが、途中で、安倍 晴明とか出てきて、ファンタジーちょっと入ってます。
わたしの中の安倍 晴明と紫式部の関係といえば、谷 恒生の「紀・魍魎伝説」あたりに出てきたような気が……。たしか、あの紫式部は、子どもで、晴明にだっこされていたイメージが……。1

なんか、「ソフィーの世界」的に展開で、そこもビビリました。でも、けっこう面白かったです。

紫式部自身は、けっこう権力志向。
これは、「千年の黙」のときもちょっと感じたのだけれど、実は、男が書いた紫式部より、女の人が書いた紫式部の方が、権力志向が強い気がします
権力志向というよりも、価値のある(勝ち組の?)男に「認められたい」という思いかな。

男性が書くと、女性を理想化するので、あんまりその欲望のドロドロしたところがなくなるのかも。

しかし、夕顔の正体とかは、新解釈でビックリしたと言うよりも、笑ってしまいましたが……。 そ、それは、ないわぁ……。
まあ、安倍晴明が、道長のボディガードみたいな感じだったのは、確かみたいで、時代的にはあっているのかな?

 
髙山 由紀子
角川書店,角川グループパブリッシング
発売日:2011-06-23
 

 

  1. 今、本を調べようと思ったらなかった。角川文庫の続巻が出なかったので、処分してしまったようです。だから、もしかしたら違う話だったかも。 []