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少年たちはなぜ人を殺すのか

うーん、多分、宮台の理論は、正しいような気がする。

でも、自分は安全圏で評論家として発言して、リスクは全部、現場の人間が負えと言ってるっぽい感じが……。まぁ、それが、評論家の仕事というか、本分といえばその通りなんだけれど。

現場の人間は、そのリスクに見あっただけのリターン(金銭や、名誉だけではないよ。それは、人によって違うのだけれども)が返ってこないのなら、やっぱりいい仕事はできないし、その仕事につこうと思う人間は少なくなるはずなんですよねぇ。
そうすると、優秀な人材が、そこには集まらないことになる。

失敗のリスクが、異様に高すぎるというのがなぁ、今の欠点だよなぁ。
そのあたりの大人の問題が、全部、子どもにも被さってきている。

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<雅子さま>はあなたと一緒に泣いている

香山 リカ、好きなので、こう書くのは、とても辛いです。
でも、書いておこう。この本の内容。

まさに、下衆の勘繰り。それ以外のなにものでもない内容です。

これ読んで、元気になれるか?その視点で読んでみてどうなんだろう。自分が女ではないので、わからないところはあるのですが。でも、元気になれるとは思えない内容だと思います。

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ふたりエッチ for Ladies 2

「ゆらさん日記」の2巻目です。
で、これが、完結編かな。

しかし、巻末の対談が、香山 リカなのは、どうなんだろう……。

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多重化するリアル

昔ほど、香山 リカの言うことが理解できなくなってきたのは、多分、わたしが大人に変わったからだろうと思います。

彼女が扱うサブカルな世界に、以前はどっぷり浸かっていたのに、今は遠い感じです。
追いかけていくのは、やっぱりパワーと時間がいるわ……。

だから、多分、彼女が指摘する問題は、今も本当はリアルにそこに「ある」のだと思います。

感受性が麻痺してきても、「ある」ということだけは忘れないようにしなければ。

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14歳の心理学

古くからの香山 リカファンのわたしですが、この本には、首をかしけます。
出版社が、こういう本にしてしまったのかなぁ。

14歳の娘がわからない(理解したいと願う)お父さんのための本。
結論は、「娘と仲良くしたいなら、妻と仲良くしなさい」というお説教的な結論で終わるという…。

なんじゃ、こりゃ。
益田 ミリのマンガも、わけわからないし。内容と関係あるのかコレ?清水ハカセの本の西原 理恵子のイラスト以上に関係がわからん。

まあ、いつもの語り口や、急に「ナナ」の話が出てきたりと、香山 リカらしさはところどころあるのですが……。

なんか、香山 リカが、ちょっとかわいそうな一冊でした。