図解 陰陽師 F-Files11
「陰陽の京」の登場人物で、知っている人が、一杯いるのでけっこう、うれしかったです。
独占すると技術が廃れていくというのが、なんとも、どこも一緒だなぁと思ったりしました。
しかし、この図解シリーズは、なんか、今までにない切り口がいつもあって面白いです。多少、ツッコミが浅いと感じるところもあるのですが。
ねぇさんが、通勤中に読む本を見繕っていて、このシリーズ、けっこう楽しかったよなぁとオススメしました。
で、4巻まで読んで、
「続きないの~?」
の声。
「えーと、ないと思いますが…」
といいつつ、アマゾンで検索かけてみると、5巻目が出ていました。それも、ちょっと前に。
前巻をわたしが読んだのが、「あ・そ・ぼ」で、本の感想を書く前ですから、3年ぐらい間があいています。
でも、その3年を感じさせない、いい雰囲気でした。
いや、かわったところもあるか?
ずっと、吸精術に苦しんでいた保胤ですが、今回は、その吸精術にも、幾ばくかの救いを持たせた感じです。
まあ、なんで鶴楽斎が、渡会祥元の家をおそったのかとかは、
「とんちかい!!」
とか思ってしまいましたし、白面(とは書いてなかったか?)については、やっぱり国1つ滅ぼしてきてるとしたら、ここまで穏やかではないだろう……とか、思いましたが、なんとも、いいテンポで進んでいく物語は、やっぱり健在です。
まあ、3年もたつと、話をだいぶん忘れていて、貴年が女の子だっていうことは、保胤も知らなかったんだっけ?とか、あやふやなところもあったのですが。
わたしの中では、時継は、生け贄のために育てられた姫君という設定だったのですが……そんな設定もわたしが勝手に想像しただけだったのか……。
まあ、いろいろ謎は残りますが、これからも、これぐらいのペースでいいので、続いて欲しい物語です。