漱石先生の事件簿 猫の巻
なんとも、不思議な小説です。
現実の漱石でもあり、「吾輩は猫である」の苦沙弥先生でもある感じです。
「吾輩は猫である」の行間には、こんな謎が潜んでいるのだよ。いや、そんなことはないとは思うけれど……。
まあでも、面白いし、
柳 広司の作品、角川文庫で出版順に読んでいるけれど、どんどん軽くなって読みやすくなっている感じです。
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短編集。
ボードゲームになった「翠色の習作」が読みたくて探していたのですが、もう絶版。電子書籍でも出ていない。もちろん、文庫にもなっていない。2009年の本です。微妙なところか。
ということで、図書館を調べてみたら、あっさりあったので、借りてきて読みました。図書館で本を借りるなんて、10年以上ぶりかも。
1番最初に載っているのが、「翠色の習作」。
クトゥルーとホームズ。これいいわ。
全然、ホームズVSクトゥルーじゃないやんと思っていたら……。という感じで。でも、この人があの人だということは、ちょっと読み進めていくうちにわかったよ~とか。
まあ、ゲームに影響はないっちゃないけれど、これをはオススメでした。
あとは、けっこう元ネタ知らないのが多いからなぁ。しっているのは、楽しめました。常に逆転の発想みたいなところがあって、ちょっとそれがマンネリかなぁと感じるところに、フッといい話が入って先を読ませてくれます。
マンガじゃないニール・ゲイマンを積極的に追いかけていく気は今のところはないですが、充分楽しめました。
マンガの方のニール・ゲイマンは、「サンドマン」はイマイチ。「デス」は好き。