ロケットGメン 藤子・F・不二雄全集
藤子 不二雄、ロケット、大好きですねぇ。
ロボケットは、ロケットが愉快な感じになってますが、ロケットGメンのアロー号は、相棒というよりは「海の王子」から続く便利なあこがれの乗り物という感じです。
アメリカオバケ、ドロンパ登場。ニヒルでハンサムなヤツです。でも、けっこう今見ると、目がうつろで笑えます。
オバQのスペックの低さは、でも、他のマンガには無い魅力を生み出していると思います。それは、子どもが、本気で遊んでいること。
ドラえもんとかだと、なにかをするのは、どこか実験的なところもあるのですが、オバQの場合は、すべて遊びです。それが、ものすごく素敵。
だから、後の藤子 不二雄のマンガと比べても、パターンが多い気がします。
「オバケのQ太郎」以前の藤子 不二雄って、知らないような気がします。多分、今回のこの「海の王子」を読んだのが、はじめてです。
まだ、自分のスタイルを作る前とということで、展開自体は波瀾万丈なのですが、今の目で見ておもしろいかというと、とっても微妙……というか、けっこう読むのが苦しかったです。
まあ、これも、貴重な歴史の1ページということで。