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鬼提灯2

なんか、わたしが慣れてきたせいか、1巻ほどのえげつなさは感じなくなって、なんか、爽やかといったらいいすぎだけども、そんないやな読後感ではなかったです。
いや、それホラーとしてはどうやねんという感じではありますが。

アザコが拵えた世界は、住みやすいかな。
だとしたら、それこそ皮肉ではあるが。

今まで読んだ中で、メチャクチャ怖くて今でも心に残っているホラーは、清水 玲子の「月の子」だったりします。世界が滅びるというビジョンは、全部夢だったんだよと物語の中で語られながら、わたしたちの世界では物語で語られなかった事故や事件が、どんどん起こっているという。

それに比べれば、救いがあるような……。

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秘密 season0 3

核や汚染の恐怖っというのが、物語の根っこの部分にあります。
これは、「月の子」からどんどん顕著になってきていて、清水 玲子のテーマの1つになっているのだと思います。見えないものに汚染されていく。それならば、そうされたことの復讐は、見えないもので加害者も汚染されてみろ。

そういう話というと簡単すぎるんだけれども。

そして、シーズン0の主人公は、薪なんだなぁ。だんだん、この人の心のベールがはがれていく。それが、良いのか悪いのかは、まだ、わからないのですが。

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秘密 season0 2

「シーズン0」っていうのは、ずっと過去編が続くのだとおもっていたのでこの展開にびっくりしました。
2巻目は「原罪」っていう副題もついているのですが、これは、1巻目にはついてなかったんでしたっけ?「原罪」は「現在」とかけているのか??

今回は、ずっと清水 玲子が大事にしているテーマの1つがかかれていて、力入っていそうです。
そして、久方ぶりに、全力で怖い清水 玲子が読めそうな予感。

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Deep Water

チャーリーズエンジェルかなんかで、特別矯正保護プログラムを取り上げていた気がします。
子どもにとっては、どうしようもない環境というのはあるもので(というか、ほとんどの子どもにとって自分のおかれている状況なんて、ほぼどうしようもないのかも)、その意味で、これは必要なことだと思います。

ただ、それならば、何歳からは責任を持つべきなのかというと、とても微妙な問題になります。
そして、そのプログラムがあったところで、いつも、過去が追いかけてこないかどうかに怯えながら暮らしている。

清水 玲子の悪意が凄い。

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秘密 season0 1

「シーズン0」をやっと読み始めました。

薪の過去編。
なんと、大学生。まあ、顔は変わりませんが、線は今より大分細い。うわさの鈴木と出会うお話です。

やっぱり、最初の「秘密」の初期の頃の不気味さはないですが、ドラマとしてはけっこう面白いです。