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決してマネしないでください。3

もったいないけど、完結編。
小さい頃に「ロン先生の虫眼鏡」を読んでいたときの感覚を思い出させてくれた名著でした。

まあ、いろいろあなは穴はある気がします。姉弟って、あの人はじめ名字呼んでいた気がしますし、途中で設定かわったのかなぁ。けっきょく、ゾンビちゃんとはなんだったのかとかね。
まあでも、主眼はそこではない。それは枝葉の問題です。

変人であれ、変態であれ、人格的にアレであれ、その人の見つけた不変の真理というのは、正しいものならば正しいものとして受け取っていく。そして、出来ることならば、その真理が発見された物語も残していく。そうすることで、人類は前に進んで行くのだなぁと。

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決してマネしないでください。2

言っていることが正しいかどうかと、やっていることが正しいかどうかは、あまり関係がない。
そこは、わけて考えるのが、正しい世界との付き合い方だよということを教えてくれる希有な本です。

どうしても、わたしたちは、その人の正しさと行動を結びつけて考えてしまうので。

正しいことは、どんな嘘つきの口から発せられようと正しい。そこを見抜けなければいけない。

と思うんだけど、難しいよねぇ。

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決してマネしないでください。1

面白いところは、これ、科学の知識を伝える科学マンガであると同時に、科学史マンガであるところですね。
光だけではなくて、闇も伝えている。

前に進まずにはいられない科学の業ってあるのだと思います。