魔術師 江戸川乱歩全集6
えーと、明智 小五郎が、結婚する話です。
話は、無駄に長い気がする……。
あと、小林少年が初登場します。
こういう展開なら、出版された順番じゃなくて、書かれた順番に読んでいった方がよかったのかなと少し後悔しています。
前半は、やっぱり、傑作を出してくるので、後半は、ちょっとこわいなぁと思ったりしています。
今から、読む順番を変えるか?
なぜ、二十面相が、これほど執拗に、わざわざ明智や少年探偵団を指名したようにして、事件をおこすのか?
実は、わたしは、以前からなんとなく考えていた彼の正体が、今回、わかったような気がします。
そして、不可解な彼の目的も。
されを今、ここで書いちゃうのは、とっても無粋な気がするのでやめておきます。
でも、明智 小五郎や、小林少年が、世代交代をしているのならば、きっと二十面相の方も世代交代をしていて、そして、少なくともその二代目の正体は、きっと……。
だから、彼と明智の目的は、実は一緒だったのだと思います。
少年たちのために。
そして、それは、もしかすると乱歩の思いとも重なっていたのかも。