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オタクはすでに死んでいる

オタクの世代論。
なんか、自分の世代ではないところは、やっぱり、よく見えていないみたいで、「それは、どうかなぁ」とか懐疑的に読んでいたのですが、「第2世代のオタクは……」みたいな自分の世代のところは、本当に良く当てはまるというかその通りだと思った。

確かにまぁ、わたしらは、「オタク」なんて名乗れるのは、エリートだと思っていたから、「わたしなんてとてもとても」みたいな謙遜はあったな。
まあ、オタクの一線(?)の人たちというのは、ホントに戦っているイメージが強い感じです。バーッと理論武装してね。今は、そうでもないのかなぁ。
で、その理論武装的なところが、けっこう好きです。

まぁ、基礎的な教養は、もっていて欲しいとは思います。
というか、オタクの矜持として、「それについて知らないことはない!」と、知らなくても言い切って、語って欲しいなぁ(笑)

まあでも、敷居がさがったのは、単純に悪いことでない気もします。
というか、昔のオタクは、こうやって、世界に浸透したり、認められたり、普通になっていくのを夢見ていた気がします。
そのために努力して、実現した世界が、実は、あんまり住みよい世界ではなかったというのは、まぁ、良くある話といえば、良くある話だな。

で、最近、岡田 斗司夫が書いた本の題名が「遺書」なのか……。
おもしろいらしいですけどね。

うーん、単純に、いつでも起きている世代交代という気もちょっとする。
そして、いつだって、旧世代が、駆逐されていくのかも。

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いつまでもデブと思うなよ

これ読んで、9月からダイエット中です。
まあ、結果は、3年後ぐらいに(爆)

けっこう理論的な本です。さすが、おたく。
題名も、いいよね。
わたしは、おもに題名にひかれて読みました。

未だに、「助走」の段階なわけですが、離陸のカロリー計算がかなりめんどくさそうで、挫折しそうな予感。

まあ、根性ない人でもできるダイエット……本当かどうかは、わたしを見てね。
えーと、当たり前のことを毎日続けるのが、大変なんですから。

自分を奮い立てるために、「ダイエット☆マメグラフ」にリンクをはっておきますね。

まあ、今のところ順調といえるのかな。
年末・年始が、問題だな。

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授業の復権

何もかもごったにで、極めておおざっぱな本ですが、最後の「教師にとっての褒美とはなにか」という文章については、なんというか、納得してしまいました。

たしかに、できる教師だろうと、ダメ教師だろうと、これにだけは、弱そうだ。

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バカの壁

おもしろいし、ある意味、納得できる部分もあります。
でも、結局、双方がお互いを理解できないのなら、

「お前との間には、『バカの壁』があるから、お前は、俺を理解できないんだよ。」

と言うのは、先に言ったもんがちのような気もします。

そこで、思考停止。終了。
この本が、そのための道具になるのは、イヤだなぁ。

じっさい、どっかの政治家が、そんなことを言ったらしいですねぇ。