ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋2
やっと、丈助と花京院というメインの話が繋がってきたという感じですかねぇ。
しかし、人に奪われてしまうスタンドって、なんなんでしょうね。そういう制約をかけることで、力が強くなるとか、そういうことでもなさそうです。
このマンガ自体は、やっぱりスタンド能力を持っていないこ人には見えないんだっけ?
だんだん、スタンドのルールもわかんなくなってきた。
以前読んだときは、なんともおもしろいなだけれども、盛り上がりのない話だなぁという感想でした。
アーネスト・ライトの怒りが、なんなのかがよくわかってなかったというのもあると思います。「8マン」も、まだ読んでいなかったしなぁ。
「8マン」の後に読むと、とても良く理解できるところが増える感じです。それは、批判的なものではなくて、なるほどという思いが強いです。
さいごの<ダーク・パワー>に取り込まれて終わるラストの苦々しさが、なんともかっこいいです。
結局、あやつられているだけではないかという感じ。そして、自分自身ではそれは決して認識できない。
今、下に本の情報を貼ろうとして、アマゾンを検索していましたが、わたしが購入したルナテック版の「サイボーグ・ブルース」がなくなっています???
ウルフガイ・シリーズも、ルナテック版「狼の紋章」だけ抜けているみたいだし。なんでだ?できたら、ウルフガイ・シリーズは、「黄金の少女」、「犬神明」が出ているルナテック版で購入したのだが……。
夕ご飯は、おでんでした。
食事後、アミーゴちゃんが、
「アミーゴは、みんな勝つか、みんな負けるやつがいいねん!」
と協力ゲームを所望するので、「おばけ屋敷の宝石ハンター」をチョイス。
2014年のドイツ年間ゲーム大賞の年間キッズ大賞に選ばれたゲームです。
プレーヤーは、宝石ハンターになって、オバケ屋敷から宝石を見つけて脱出します。
でも、オバケ屋敷ですから、屋敷にはオバケがいます。このオバケは、時間とともにどんどん増えていきます。1部屋に2体までなら無害なオバケなのですが、3体揃うと悪霊化してしまいます。
6体の悪霊が屋敷にあらわれるとゲームオーバーになってしまいます。
仲間と一緒に、オバケや悪霊を退治しながら、すべての宝石を屋敷から持ち出せれば勝利します。
やることのものすごくわかりやすいゲームです。
初プレートいうことで、エントリールールで遊びました。
手番のプレーヤーは、まず、移動用のサイコロを振ります。サイコロには、1~6までの数字がかかれています。6以外の数字には、オバケマークがついています。
オパケマークがついた目が出れば、カードを2枚めくります。カードには、屋敷の部屋がアルファベットで示されていて、そこに1体ずつオバケが増えていきます。
オバケを部屋に配置したら、いよいよ、プレーヤーは出目の数までコマを動かします。
移動を終了した部屋に、宝石がある場合は宝石を拾ってもかまいません。宝石は、背中に背負います。ちゃんと、コマの後ろに宝石が背負えるようになっています。ただし、宝石は超巨大なので、1つしか持てません。すでに1つ持っている場合は、その宝石を屋敷の外に置いてこない限り、2つ目を拾うことができません。
また、移動を終了した部屋に、オバケがいた場合は、オバケ退治をすることができます。オバケ退治のためのサイコロを振って、オバケの目がでたらオバケを1体取り除くことができます。
このとき、他のプレーヤーのコマが同じマスにいた場合、オバケ退治のためのサイコロを2こ振ることができます。両方のサイコロでオバケの目が出たら、2つのオバケを取り除くことができます。
悪霊は、とてもやっかいです。悪霊のいる部屋に入った場合は、プレーヤーは、悪霊退治以外の行動ができなくなります。そして、この悪霊退治は、2人のプレーヤーコマガ同じ部屋にいないとできません。
2人のプレーヤーコマが同じ部屋にいる場合、手番のプレーヤーは、オバケ退治のためのサイコロを振ります。ここで、1つでも悪霊マークがでれば、悪霊を取り除くことができます。
宝石を背負ったコマが屋敷の外に脱出すると、宝石を背中から降ろすことができます。
こうして、屋敷に潜入、宝石を確保、オバケ・悪霊退治を繰り返して、すべての宝石を奪うことができれば全プレーヤーの勝利、悪霊が6体以上配置されれば敗北となります。
また、プレーヤー全員が別々の悪霊に捕まって、動きがまったくとれなくなってしまっても敗北です。
悪霊化が敗北条件ですから、まあ、悪霊化しないようにしないように進むのが正しい感じかなぁ。
取りあえず、アミーゴちゃんは自由に動かしておいて、わたしは、オバケ退治に徹する作戦で。
1番近くの宝石の落ちている部屋に一直線でコマを進めるアミーゴちゃん。
ボードには、オバケ屋敷の部屋と廊下がかかれています。部屋から部屋には扉で繋がっていたりします。廊下のマスはとても小さいですが、部屋は大きい。でも、マスとしてはどちらも1マスです。つまり、部屋を通って移動した方が、素早く動けます。
最初は、アミーゴちゃん、けっこうこれに気づかずに、廊下を走っていきます(笑)まあ、それもかわいい。
わたしは、極力、退治しにくそうな奥の方からおばけ退治をと思うのですが、オバケの発生はカードで、ランダム。1枚、リシャッフルのカードが入っていて、そのカードが出た場合は、おばけの配置はないけれど、それがでると、カードをすべてまぜてリシャッフルです。ということで、オバケが2ひき貯まったところを中心に、叩いていきます。
わあ、割と順調におばけ退治ができるのですが、それでも、けっこうなスピードでおばけは増えていきます。
アミーゴちゃんも、悪霊化させるのはまずいと思うので、2ひきオバケのいるところで打ちもらした場合は応援に駆けつけて、近くで2ひきオバケがでたらそっちを優先的に倒しに行きます。
後半は、出来る限り退治のサイコロが2つ振れるように動きました。
悪霊化3びきぐらいで、なんとか、全部の宝石をゲットして、屋敷から脱出しました。
感じは、「禁断の島」や、「パンデミック」のような、カードでヤバい場所が増えていく感じの協力ゲームです。
ルールも簡単で、子どもはドキドキして楽しめるいいゲームです。
「禁断の島」などと違うところは、絶対的な時間制限がないところですね。「禁断の島」の場合は、ずっと島を修復し続けても、水位メーターが上がりきってしまったら敗北してしまいます。でも、「おばけ屋敷の宝石ハンター」の場合は、永遠にオバケ退治をしていても、ゲームオーバーにはなりません。
また、「禁断の島」の場合は、カードのリシャッフルが入った時に、リシャッフルされるカードは利用されたカードだけなので同じところでヤバいことがおこりやすくなります。それが、難易度を上げてもいるのですが、作戦をある程度立てやすくもしています。「おばけ屋敷の宝石ハンター」の場合は、すべてのカードが完全ランダムにリシャッフルされるので、作戦というよりは、状況に対処していく形になるかなぁと思います。
大人としては、敗北であろうと、終了に向かって収束していく「禁断の島」の方が、やりがいがあるかなぁと感じました。
でも、「おばけ屋敷の宝石ハンター」は、その部分はわかっていて、子ども用ゲームとして、バッサリ切ったのかなぁという気もします。
ちょっと難しめの協力ゲームっは、クリア条件と、一見好ましいけれどやり過ぎると罠な行動のバランスでなりたっているような気がします。でもこのゲームは、あえて罠を少なくしています。
やるべきことを真面目にやっていくのがクリアの近道になるデザインです。
移動の「6」の目が、ラッキーな目でオバケが出現しないというのも、一気に挽回できるみたいな意図なのかなと思いました。
「わたしも~」
とポッドちゃんが言うので、2戦目は3人で。
アミーゴちゃんは、やっきやって慣れたものなので、
「部屋通った方がはやいで!!」
と。
しかし、今度はひと味違いました。
なんせ、サイコロの目が、全員、メチャクチャ悪かったです。
サイコロを2こ振っているのにもかかわらず、オバケの部屋では悪霊の目がでて、悪霊の部屋ではオバケの目がでて。
散々。
「お便所が、悪霊に占領された~」
と、悪霊6体出現して、負けてしまいました。
バ、バランスは、サイコロとカード任せな分、ちょっと粗いかも。
いや、あまりにも、出目が悪かったんですけどね。
クリアが簡単というわけではないようです。
追加ルールとしてはいくつかあるのですが、どれも、ゲームを引き延ばすルールの様な気がします。時間が延びると、さらに、オバケ退治をこまめにしていく感じなんではないでしょうか?
ルール的には、このエントリールールだけで、充分なような気がします。
「禁断の島」や「禁断の砂漠」は、若干、ルールが難しいところもありますので、「果樹園ゲーム」からはじまって、「おしゃれパーティ」の次ぐらいのゲームとして良いと思います。
そして、「禁断の島」や「禁断の砂漠」や「フラッシュポイント」から、「パンデミック」、「アンドールの伝説」へとステップアップしていけば、立派なゲーマーが育ちそうです。
ダメですか?
乱歩のデビュー作です。
推理小説を読み込んでいるだけあって、かなりひねくれたつくりになっています。
わたしは、どうせ推理ものならストレートな推理ものの方が、よいなぁとちょっと思います。
チェスタートンのブラウン神父をちょっと思い出しました。
こっちも、「二銭銅貨」と同じく、ひねくれたところがあります。
ただ、こっちのひねくれかたの方が、性格はいい(意味不明だな)と思ったりしました。
あとがきの「逆さまトリック」という話が、おもしろかったです。
でも、ちょっと無理があるかな。こういう無理が、乱歩らしさなので、悪くないです。
初期短編集だけあって、いろんな乱歩の趣味がでています。
これは、自分が自分を殺してしまうというイメージ先行の変な趣味が出ています。
明智小五郎登場。
しかし、このトリックは、卑怯な気もします。
でも、現実的には、こんなもんだろうなぁ。
不審者は、赤い車に乗って……。
これは、思い入れのある1編です。
大学の心理学の講義のときに、あらすじを聞かされて、謎解きの部分をやったことがあります。
見事だまされて、感心した覚えがあります。
多分、それが、ファースト江戸川乱歩かな?いや、少年探偵団とかのシリーズは読んでいたか?
これはまぁ、トリックがバレていたといえばバレていたのですが、爽やかな読後感で、嫌いじゃないですよ。
あぁ、乱歩の読者は、もっと変な趣味なのを求めたのかも。
このどんでん返しが嫌われたということは、やっぱり、乱歩って、変な小説を求められていたんだなぁと思います。
うーん、こんな恋愛は、きらいじゃないですけど、それをみて一喜一憂する気持ちは、わからないかも。
というか、女の子の暗号に気づかないというところが、間抜けすぎです。
そして、女の子のその後も、ちょっとよめちゃいました。
同じ秘めた恋愛の話ですが、「日記帳」より、こっちの方が数倍好きです。
それは、もしかしたら、「算盤が恋を語る話」という題名が、好きというのも大きいかも。
この恋は、かなって欲しかったなぁ。こんなことする男の人は、けっこう好きかもしれない。
これほどマメではないのですが、内気なところが自分に通じるような気がするんだと思います。
それほどつまらない作品とも思えないのですが。
しかし、ここでペシャンコになっても、後、あれだけの作品を書くんだから、偉大だと思います。
これは、軽快で落語っぽくっておもしろいです。
肩の力を抜いて伸び伸びと書いた感じです。
ミステリーというより、怪談っぽいお話です。
まあ、ポーとかも、ミステリーとホラーと両方書いていたし、けっこう相性はいいのかも。
でも、怖さにオカルト的なギミックを使わないところは、乱歩の意地だなぁ。
これは、「白昼夢」というより、「盗難」と同じ落語っぽいお話です。
これは、これでわたしは好きです。
推理するから、間違える?みたいな感じがありますねぇ。
でも、夢遊病者ネタは、1回使っているので、新鮮みとしては、難しいかも。
このあたりの発想が、後のそのものズバリ「怪人百面相」につながっていくんだろうなぁと思うと、なかなか、味わい深いものがあります。
まあ、嘘オチ、夢オチは、あんまり何回もするもんではないのですが。
乱歩お得意の退屈さんも、出て来ます。
さすが、すべてがつまっている初期短編集です。
しっかし、明智って、ものすごい正義の熱血漢だと思っていたのですが、それって、少年ものだけのイメージだったんですねぇ。
いや、すごい彼は、自首することすら見抜いていたからそう言ったのかも……。
まぁ、実は、気づいてなくても、告白されればそう言うだろう……。
女は、こわい。
うーん、上手に書いたら「幻の女」みたいな傑作になりそうですが。
そして、「幻の女」と同じように、後半は、メタラクタラになるという……。
これ、ありえなーーいとか思いながら、おしりムズムズしますよねぇ。
変態の乱歩パワー炸裂という感じです。
そして、こういうのが、思いっきり受けるその時代って……。
これ、「一人二役」の裏表のような話だなぁ。
で、結論は、やっぱり女はこわい……。
ありえねぇ~。ということで、どっちかというと、ミステリーというよりホラーなのかな。
いや、ホラ話というのが、正確なのかも。
でも、ちょっと単純すぎるきらいはあるけど、乱歩の世界なんだなぁと思います。
けっこう、好きです。
ゴールテープの話あたりから、なんか、狂気のコメディみたいになってます。
そして、最後のオチが……。
でも、わたしの持っていた乱歩のイメージって、こんな感じです。かなりエスカレートした感じです。
喜多川夫人、怪しすぎです。
まあ、それ以外は、通俗小説として、けっこうおもしろいと思います。
うーん、乱歩自身の評価は、悪いみたいですけど。
偶然に頼りすぎているような気がしますが……。
うむ、ホームズでも、あったのか……。
これは、使い古された感じのトリックなので、けっこう先が見えていましたねぇ。
でも、これはこれで、悪くないと思います。
なんじゃこりゃ。
えーと、連作小説の乱歩のパートだけを取ったものです。
わかるか!!
ちょっと、期待されすぎな感じでかわいそうですねぇ。
しかも、わざわざ、お詫びの言葉まで書いている……。
できは、乱歩が自分でいうほど、悪くないと思うのですが……。
多分、乱歩は、自分の書きたい小説と、自分が書ける小説の間に、ものすごくギャップわ感じていたんだと思います。
でも、乱歩が書ける小説の世界が、わたしはけっこう好きです。
これは、犯人から動機まで、読めてしまった。
いや、あんな派手なことしなければ、絶対に捕まらないのに……。でも、悪いヤツは、悪いヤツなりの美学でもって、やらなくてもいいことまでやってしまうのが、乱歩の世界。
パン。
と見栄が決まるよさがあります。