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ミステリと言う勿れ5

なんか、オカルトというか怪談に着地したそうなそぶりにも見せていますが、あくまで、ミステリーの方に着地して欲しい思いはあります。

まあでも、はじめから、「ミステリと言う勿れ」ですからねぇ。

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鬼提灯1

クトゥルー物と日本の怪談が結びつくと、えげつないものができるという……。
西洋人がかくと「未知のバケモノこわい」になることが多いのに、日本人がかくと、なぜか、「バケモノよりも人間の方が深い闇を抱えていてこわい」になりますよねぇ。

今は、おそらくバケモノであろうアザコの方に同情してしまいます。
そうすると、これはもう1回、ぐるっと価値観がまわるのかな。

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妖怪談義 新訂

柳田 国男と南方 熊楠の論争。
ものすごーく、枝葉のところで論争はしているけど、実は言っていることは同じことではないのか?なんか、同じ現象の見方だけが違うというか、ただ単に言葉の定義の問題ではと思えてきて楽しい。

この手のお話って、放っておくとすぐに変化して、消えていってしまうので、時代、時代に定点観測する人が必要なんだなぁと思います。

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百鬼夜行抄8

この手の話の難しさは、怪談そのものではなくて、多分、人情の落としどころなんだろうなぁと思います。
残った思いは大切だけれども、それにこだわり続けているとしあわせにはならない。

ある意味、あっちにいくか、こっちにいるかの選択を迫られる。
そして、出来る限りこっちにとどまって欲しいという思いがあります。

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いるの いないの

怪談えほんのシリーズの1冊。
今調べてみたら、第1期に5冊でて、第2期ら4冊出ているようです。わたしは、第1期の5冊しかしらなかったです。そのうちで、面白そうだと思ったのが、「悪い本」とこの「いるの いないの」でした。

たしかに、古い家の屋根のところにはなにかいそうだなぁと思っていました。

でも、おばあちゃんの反応が、なんというかいいのです。こっちの反応も、ある意味怖い。