赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝
こうなって欲しいなと読者が思っている方向に物語が動いていく。
でも、それは、読者にストーリー展開を読まれている訳ではなくって、主導権は、あくまで作者にある感じがして、すごい好きです。
石田 衣良と伊坂 幸太郎なら、あきらかに、伊坂 幸太郎の方がうまいと思うのですが、わたしが「読みたい」と思うのは、なぜか石田 衣良なんだなぁ。
ホラーは、行き着くとこまで行ってしまうと、なんか笑えてくる。
菊地作品にも、そんなところがあって、そのあたりがB級のよさではないかと思います。
今回は、舞台が都会ではなく山。
山の妖怪。山の怪談。
なんか、普通だ。
どっちかというと、街の方がおもしろく感じました。
徳間書店
発売日 : 1991-06
|