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蟲師10

蟲師、完結編。
ほんとうに、なにか大きな話があるわけでもなく。淡々と。

なんだか、涙腺がゆるくなっております。
なんでもないお話で、泣けることがあって、アニメの「平家物語」とか、この前見た映画の「メタモルフォーゼの縁側」とかも、泣いているのですが、蟲師の10巻も、それと同じ箱の中に入っています。

いや、良く考えれば、「平家物語」も、「蟲師」も、けっしてなんでもないお話ではないのですが。
それでも、動的なエモーションではなくて、静かになにかが動かされる感じがします。

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吾妻鏡 中 マンガ日本の古典15

多分なのだが、これ全3巻とかでなくて、「天馬の血族」みたいに20巻ぐらいの話だったらおもしろかったのかも。いや、登場人物がみんな日本人という時点で、かなりキャラクターのかき分けが難しくなってしまうか……。

義経の話も、思ったほど盛り上がらなかった……。
まあ、「義経記」ではないんだから、しかたないといえばしかたないか。

そういえば、「吾妻鏡」というのがどんな本かと言うこと自体も、他の物語に比べて知らないですねぇ。浮かぶシーンって、ほぼ、「平家物語」ですものねぇ。

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吾妻鏡 上 マンガ日本の古典14

竹宮 惠子のかく源平合戦。
ですが……。これ、今まで読んできた「マンガ日本の古典」シリーズ中で1番読みにくいというか、つまんない。
まあ、「平家物語」もたいがいだったので、わたしに戦記物があわないだけかもしれませんが……。

なんか、資料が多すぎて消化し切れてない感じがします。
うーん、人多すぎ。多分、この1巻だけで、ゆつくりと5~6巻かけてかいていったらおもしろくなるようなものをギュッとつめちゃったのかもしれません。

あと2巻もあって、ちょっと辛い。

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平家物語 下 マンガ日本の古典12

有名なエピソードって、けっこう、清盛死んでからなんですねぇ。
まあ、平家が追われていって、滅びていっての部分で名シーンが多いので、それもそうか。

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平家物語 中 マンガ日本の古典11

清盛死す。
まあ、ガタガタしていたのですが、ここから一気に崩れていく感じです。