「封神演義」完全ガイドブック
えーと、あんまりウンチクとかはなくて、昔光栄が出していた「爆笑三国志」とかそんなシリーズみたいな感じの本です。
「爆笑封神演義」って、そのままのもあったかな?
まあ、全1巻ですから、あんまり読者が忘れているような些細なことまでは載ってないですし、おもしろいかというとあんまりおもしろくないかも……。
安能さんが答えているQ&Aは、それなりに新しい知識があっておもしろいんですけどね。
うーん、孔明が死んだ後の三国志って、今まで、全然、真面目に読んだことがなかったのですね、わたしは。
それは、吉川 英治の三国志から読み出したせいかもしれません。
だって、あれ、
「あとはつまんない」
って、書いてありますからねぇ。
でも、その後に、けっこう有名な話があるのですね。
阿斗が、
「ここは楽しいので、蜀のことなんて思い出しません」
と言ったのは、こんなに後の話だったんですねぇ。
しかし、このへんの知識って、兄貴から仕入れたものだと思うから、あの人は、私よりも真面目に、その後のことも読んでいたということですね。
昔は、マメな人だったのね……(遠い目)
あと、姜維が、こんなにも報われずにがんばったことも、ほとんど知らなかったです。
ここまで、興味を持って読めたということで、この本の意義は大きかったと思います。