読書,諸星大二郎マッドメン,マンガ,モーニングKC,孔子暗黒伝,暗黒神話,栞と紙魚子,西遊妖猿伝,諸星 大二郎,講談社,

西遊妖猿伝 西域篇3

「西遊妖猿伝」も、3年以上ぶりぐらいかも。
最近、けっこう諸星 大二郎のマンガもいろいろ出ていますね。「栞と紙魚子」のシリーズは、思わず買ってしまっています。

昔、「暗黒神話」とか「孔子暗黒伝」とか「マッドメン」の頃は、真面目なSF的なお話にものすごく引かれていたのですが、最近は、それだけが魅力じゃないと思います。
なんというか、真面目なところと、ギャグなところが、ものすごくいい具合にブレンドされていて、そこが楽しいし、読みやすいです。

そしてそれは、今まで意識しなかっただけで、ずっと昔の作品からあったなぁと思います。
今回は、双子の動きとか、拝火教の人たちの面倒くさとか、そんなこと全く気にしない悟空の様子とか、そういうのが、けっして不真面目ではないのだけれど、無理なくお話の中に入っています。

読むと、グッと引きつけられます。

読書,諸星大二郎妖怪,孔子暗黒伝,諸星 大二郎,集英社,集英社文庫,集英社文庫(コミック版)

孔子暗黒伝

多分、これが1番最初に読んだ諸星大二郎です。
しかし、よく考えると、なんであの時、この本を読もうと思ったのか……。だって、絵柄だって、全然好みじゃないというか、怪しいし。

でも、これでちょっと諸星大二郎の世界にふれて、「妖怪ハンター」シリーズにいったわけです。

この人の知識の広げ方は、すごくさりげないですねぇ。そこが、すごいと思います。