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黒い季節

ファンタジー、歴史物を読んできて、現代物。
格好良さというか、中2っぽさ全開。好きです。漢字の使い方が、かっこいいです。まあでも、これをかっこいいと思うのは、ヤンキー的な、夜露死苦的な感じがないこともないですが。

「天地明察」は、ちょっと中2っぽさは少なかったかな?
まあ、題名と初手天元とかは、ちょっといい感じか。

これを読んでいる間、古川 日出男古屋を思い出していました。とんでもない話なのに見てきたように書くところがにているのかなと思います。
この2人は凄いです。

それにしても、これが16歳の処女作。おとろしい話です。
荒い。でも、ものすごいものが埋まっている感がメチャクチャします。
これが、洗練されて、「ばいばい、アース」にもなるし、「天地明察」にもなっていくんですよねぇ。

角川書店,角川グループパブリッシング
発売日 : 2010-08-25

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天地明察 上

冲方 丁は、今まで読んだことがなかったですが、ライトノベルのイメージがあったので、もっとSFよりのお話を想像していました。
「暦をつくる」といえば、陰陽師。ということで、「帝都物語」的なお話を期待して読み出しました。

期待とは全然違って、まったくSFではなかったですが、楽しく読めました。

勉強がおもしろいことに気づかしてくれる1冊ですね。これと「哲学的な何か、あと数学とか」は、学生時代に読んでおきたい物語だと思います。
青春ものであり、少年マンガ的であり、それでいて、歴史物としてリアルで楽しい。

なにより、主人公だけでなくて、出てくる人がいい味を出していて素敵です。

すばらしい。

角川書店,角川グループパブリッシング
発売日:2012-05-18