背表紙は歌う
基本、ギスギスした話ではなくて、人情話なのでいいなぁと思うのかも。
まあ、何回か書いている気がしますが、この作者の男の人のかき方は、ちょっと好きではないのですが。多分、好みのタイプが全然合わないと思います。
威風堂もでてきのすが、フワッとすれ違うだけで、全然、出しゃばってこないところはいいなぁと思いました。
読みやすい本です。
だいぶん、おもしろくなってきました。
うーん、主人公2人は、あんまり魅力的ではないかなぁ…そして、やっぱり、若干脇が甘い気がします。
例えば、1話目。
いい話っぽいし、たしかに泣けるんだけれど、なんであの子が、誰にも行き先を告げずに行かなければならなかったのか、ちょっと弱い。
子どもって、そんなもんか?
うーん、もうちょっと話してくれると思うんだけどなぁ。
しかし、本屋はよく行くけど、お客さんと店員さんの交流って、あるもんですか?
本屋舞台のミステリー、第2弾1にして初長編です。
面白くないことはないし、ミステリーとして無理もしてないし、ひかれるものはあるのだけれど、なんか、手放しに好きとはいえないんですよねぇ。
なんでかなぁ。
まぁ、ミステリー自体、ものすごく好きなジャンルというわけではないのですが。それでも、もちろん嫌っているわけではないし、この物語の舞台そのものである書店には、すごく好きなんだけどなぁ。
なんとなくながれるやおいのにおいも、わたしは基本気にならない人間だしなぁ……。
なのに、なぜ?
多分、大崎 梢の本の読み方は、わたしの読み方と違うんだろうなぁ。どこか、わからないけど。
そして、桜庭 一樹の本の読み方には、ものすごくあこがれます。
本屋さんでおこる事件を、書店員が解決するというお話です。
本屋さんにあこがれているわたしとしては、けっこう、興味深いお話です。謎解きも、本に関することが絡んでいて、読んでいて楽しいです。
ただし、この人、人物は、けっこう薄っぺらいかも。
特に男。
イケメンなホスト顔は、かっこよく正義の味方で、みんなからも一目置かれていて、オタクな青年は、怪しくていやなやつです。
まあ、現実に接している人間が、そうなのかもしれないけれど。
まあ、自分がどっちに属しているかを考えると、気分はよくねぇわなぁ(笑)
あと、書店はよく利用しますが、書店の人と友だちになったことは、子どもの時以外ありません。
まあ、よく顔を見る人とかはわかりますが、会話とかは、あんまりかわしたことはないですねぇ。
けっこう、お客さんのことをよく知っているという話が多いのですが、そんなことって、けっこうあるものなのかな??
うーん、自分が社交的でないので、そのへんのリアルさは、わからないです。