真昼の月 海街diary2
微妙なすれ違いとか、行き違いとか、恋愛でもあるんだけれど、別に恋愛でなくてもあるそういう感情とか、関係とかをかかせたら、天下一品ですね。
それをかくためには、微妙な表情のかき分けとかが出来ないといけないのです。
「櫻の園」の頃の吉田 秋生は、まだ、その微妙な表情をかくのをさけていた気がするのですが1、このお話の中では、すごくはっきりとかいています。
ものすごく大きくてはっきりとした事件はないのだけれど、普段、人間って、たしかにこんな風に揺れ動いているんだよなあと思わせる物語です。
真昼の月をみんな知らないって、ビックリしました。
小学校ぐらいかなぁ、はじめて見たのは。
- でも、「吉祥天女」をかいたころには、もう、そういう顔はかけるようになっていたはずですね。 [↩]