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僕の唄は君の歌2

なんか、ちょっと読んでみると、第2部とかいって別の話が始まっていたので、このままグダグダになって終わってしまうのかと心配していた「僕の唄は君の歌」です。

でもまあ、それなりに納得のいく終わり方だったので、ちょっと、ホッとしました。

柴門 ふみのマンガは、時代とともに古くなってしまう種類のマンガなんだなぁと改めて感じました。それは、けっして悪いことではないのだけれど。でも、その時代の空気を知らないと理解できないところが多い。

それは、テーマ選択の部分ではなくて、もっと本質的なところで、時代とともに生きているということかもしれません。

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僕の唄は君の歌1

多分、読んでたのは高校時代ぐらいかな。
この作品で、柴門 ふみが好きになったのでした。
すごい名作だと思った。

多分、1巻しか読んでないです。
で、すぐに世間から忘れ去られていった物語です。それもそのはず、やっぱりものすごく時代とリンクした作品です。

今、こうやって読んでみると、あの頃に感じたような切実さは、感じない。あの頃は、ほんとうに、ゆりが純情な子だと思っていたし、ゆりの孤独にシンクロしていた自分がいたのですが、今読んでみると、けっこう、ゆりってしたたかかも。

でも、やっぱり、

「歌うことだけがあたしの存在の証明なのだから/あたしは歌い続けてやる」

という台詞には泣けてきた。

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同級生

読んで思ったのは、ここまでおもしろくなかったのかと……。
多分、トレンディドラマの頃、今から20年近く前に読んでいると思うのですが。

でも、その頃も、

「えっ、これがあの名作『僕の唄は君の歌』をかいたのと同じ人?」

と、ビックリした記憶があるような気もするので、こんなもんなのかもしれません。

この主人公2人、まるで理解できないのですが……。
それは、もてない灰色の20代を送ったためでしょうか?