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千里眼 The Start

えーと、「催眠」が、全然、わたしにはあわなかった松岡 圭祐です。

次があわなかったら、バイバイしようと思って「千里眼」を読み出そうとしていたのですが、角川の方で、新シリーズがはじまったということで、最新作の方が面白いだろうということで1、こっちを読み始めました。

で、感想ですが、これは面白かったです。

まあ、やっぱり、キャラクター的にしっくりはこないところもあるんですけどね。主人公が、女の子(?)だから採点が甘くなっているのかもしれませんが。

相手の思考を表情から読み取るというのは、「催眠」に比べれば確かにリアルになったのかもしれませんが、あり得ないままです。

だいたいにして、人に本当に「そんな感情があって」、「そんなことを考えている」というのは、実は本人以外にには知りようがない(というか、本人にすら知りようがない)。
その表情が、その感情を表しているとしたら、それは、「その表情」と「その感情」が、イコールで結ばれているわけではなくて、「その表情」をする感情を総称して「その感情」という名前で呼んでいるにしかすぎないのです。

えーと、あんまり上手に説明できないなぁ。
まぁ、ある程度は統計的には大雑把な感情はわかるかもしれないけれど、思考まで読み取ることは無理ということです。

にもかかわらず、コレが面白かったのは、「千里眼」と呼んじゃうことで、もうそういう理屈はすっとばして、「超能力」なんだということをわたしが理解したからだと思います。

そう、これは、筒井康隆の七瀬と同じような超能力者の物語なのです。
しかも、普通、そういう超能力は、人にはばれていけないのに、世間的に有名になってしまっている。思えば、けっこう悲惨な状況かも。

でも、それにもほとんどめげず(このあたりに、わたしの共感を阻むものがある気がする)、事件を解決していく。
頭脳派なだけではなくて、肉体派のヒロイン。

今、女・九十九 乱蔵という言葉が、閃きました……。いや、乱蔵の方が、もっと深いんですけど。

ということで、小学館のシリーズではなく、この角川のシリーズに、しばらくの間つきあってみようと思います。

  1. というよりも、最新作が面白くなかったらもうダメだろう []

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催眠 hypnosis

わたし、実は心理学徒なんですよ。といっても、いい加減な勉強しかしていないので、興味本意なことしかわからないんです。

で、この本。心理学、多重人格と、興味深いキーワードがいっぱい。そして、サスペンス仕立て。

もう、面白くないはずがない!!
と思って、それなりに期待して読みだしたのですが……。まるで、面白くない……。

なんだろう?
真実としてかかれるカウンセラーの能力が偏見に満ちているからか?多分、顔の表情から、考えていることは読み取れないはず。

キャラクターの魅力も、乏しい。
おっちゃんとか、おばちゃんとか、嫌いなわけではないんだが……。

なによりも、もしかしたら文体がのらないのかも。

うーん。かなり苦労して最後まで読み進めました。
なんか、面白くなる要素はありそうなんですけどねぇ。

ねぇさんからは、テレビドラマは面白かったという微妙な情報が。そして、この続きの千里眼のお話は、この小説の続きではなくて、ドラマ版の方の続きらしい。
うーん、いろんなシリーズがクロスオーバーするのは、好きなんですけどねぇ。

これは、初期のころの作品なんですよね。最近のは、面白いのかな?

うーん、微妙。もう1作ぐらい読むか?

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のだめカンタービレ7

のだめの課題がでてきたあたりから、おもしろくなってきて読むスピードが加速しています。

でも、のだめのサイドがおもしろいだけでなく、千秋のサイドのストーリーもきっちりとおいかけていて、こっちもかなりおもしろいです。峰と清良のコンビもおもしろいし。
のだめと千秋とちがって、一気に盛り上がっちゃいましたねぇ(笑) 

というか、かなりすごいマンガだ。1巻読んだときは、ここまでおもしろいとは期待していませんでした。
「いつもポケットにショパン」や、「ピアノの森」と比べると、ワンランク落ちるかなぁと思っていましたが、このテンションが続くのなら、同レベルですよ~。

しかし、あそこまであっさり催眠術にかかってしまうって……千秋は、めっちゃ気をゆるしているということなんでしょうか?それとも、彼女の才能か?

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餓狼伝13

あるのかないのか、謎の存在だった「スクネ流」が、姿をあらわしてきました。

……体術というよりも、催眠術のような雰囲気が…。
いや、それだと、おもしろくないか。

このまま、さらに楽しいフィクション、ファンタジーの世界に行くのも楽しそうだと思います。

「新」は、そういう意味か??