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七人の賢者

5年生の子が、どうしてもこのゲームがしたいということで、「七人の賢者」を。

「けっこう、難しいよ」

の声もあったのですが、この子は、かなり難しいゲームにも家庭で挑戦しているとのこと。
大人に混ざってチャレンジです。
5人でやりましたが、1番ゲームになれていないのは、おそらくわたしです。

ルールは、結構複雑でした。ここの説明ではかなり省略をしてありますので、ご了承くださいね。

「七人の賢者」というのは、7つの職業のことです。「魔法使い」とか、「錬金術師」とか、いろいろ賢そうな職業が7つあるわけです。
そして、プレーヤーは、1ラウンドごとに、それぞれいろいろな職業を選択して、自分の点数を増やしていきます。

六角形のカードが場に3枚出されます。そのタイルには、7人の賢者の順位がかいてあります。
各ラウンドで各1つのタイルの順位が有効になります。
順位が高位の賢者は、いろいろと有利です。

プレーヤーは、順番に自分のそのラウンドの賢者を選びます。
賢者を選び終えたら、交渉して2つのチームに分かれます。そして、同盟した賢者どうしで手札の交換がおこなえます。
カードは、賢者によって使える種類が決まっていますので、同盟者した賢者のカードかあれば、そのカードを渡せば、そのラウンドでの戦いは有利に進めることができるはずです。
でも、同盟はこのラウンドだけです。そして、つぎのラウンドでは、また自分も違う賢者を選択しなければならないかもしれません。
だから、同盟者同士でも、「本当に、そのカード全部渡して大丈夫?」的な疑心暗鬼があるわけです。

カードの交換が終わったら、いよいよ、戦いです。
その現在のタイル上で1番順位の高い賢者のプレーヤーから、左回りで進んでいきます。
プレーヤーにできることは、カードを出すことと、戦いから降りることの2つです。

カードには、「パワーカード」と「呪文カード」の2種類があります。
「パワーカード」は、自分の賢者に対応したカードか、どの賢者でも使えるオールマイティの「フクロウ」のカードがあります。これをプレイすると、その分、自分の同盟勢力側にパワーバランスが傾きます。
「呪文カード」は、場に出ている相手勢力のカードを自分のものにしたりといろいろな特殊効果を発揮します。

戦いから降りた人は、そのラウンドの戦いには参加できない代わりに、次のラウンドで使用するカードを補充することができます。早く降りれば降りるほど、いいカードがもらえる確率が増えるようになっています。

全プレーヤーが、戦いから降りたら終了です。
パワーバランスが傾いている方の同盟だけが、点数を得ることができます。
勝った同盟の順位の高い賢者から、そのラウンドの点数のチップを取っていきます。

さすが、ゲームファミリーの5年生。
しっかりとルールも理解して、プレーしていました。

おぼれていたのは、やっぱりりんでした。
ブクブク……

今回は、5人でプレーしたので、同盟が絶対的に2対3になってしまいます(1対4とかには、ルール的になりません)。
そして、どう考えても3人の同盟に入っている方が得なのです。
だから、勝負は、パワーカードがどうのこうのというよりも、とにかく、どうやって3人の方の同盟に入るのかということが勝負のわかれめになります。

ほら、わたしって、引っ込み思案でおとなしいから、ついつい、交渉負けしてしまうんですねぇ(笑)。
今にして思えば、

「トップと同盟くんだらあかんぞー」

とか、アピールのしかたがあったと思うのですが。
トップとわたしの2人同盟になったりして……。

偶数人数だと、また、違った感じのゲームになったと思いますが、今回は、かなりザックリしたゲームかなぁという印象でした。

たしか、自分の獲得した点数のチップは、公開しなくてもいいというようなルールがあったような気がします。
そうすると、「だれがどれぐらい勝っているぞ」ということも、かなりしっかりと覚えて交渉に当たらないといけないということで、ゲームとしては、結構難しそうです。

敵の裏をかき、同盟者の裏もかく。そんな、すてきな性格の人が、トップにたてる。
そして、そんなことをしながら、人からは全然恨まれない。
それが、賢者。
そんな賢者に、わたしは、なりたい?