ヴォイニッチホテル3
完結。
悲劇の匂いしかしていないのに、なんか終わってみるとハッピーエンドでよかったね的な印象をうけるという凄いマンガでした。
でもまあ、リアルもこれぐらい淡々としているのかもと思ったりしました。
誰かが生きて、死んで、それでも、世界は回る。
ヴォイニッチといえば、ヴォイニッチ写本。あれって、地名だっけと調べてみたら人名でした。
まあ、あれぐらい意味不明な感じの物語ということなのかなぁ。
ホテルを訪れる人々が主人公で、視点がどんどん変わっていく群像劇てきなお話で、その中に、いろんな荒唐無稽な要素が、これでもかというぐらい入っています。ゾンビもいれば、ロボット刑事も、殺し屋も、売れないマンガ家も、少年探偵団もいます。
で、けっこうグロイ話がここに味付けされているのですが……、なんか、ポップでかわいいという。不思議な雰囲気の物語です。
で、ホテルものというせいか、なぜかこのマンガ、私の中では、明日感想を書く予定の「ゆりなつ」と同じフォルダに入ってしまっています。
どっちも好きです。