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時を超える影2 ラヴクラフト傑作集

完結かな。
イースの大いなる種族のお話ですが、どうも、わたしのなかで「狂気の山脈にて」の古のものと混ざっていますねぇ。

「イースの大いなる種族」は「盲目のもの」に滅ぼされて、「古のもの」は「シュゴス」に滅ぼされる。
似たような話ですねぇ(笑)

テケリリって鳴くのは、シュゴスの方。

しかも、イースの大いなる種族も、古のものも、どっちも、人間とコミュニケートできそうなところも、ちょっと似ている。

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時を超える影1 ラヴクラフト傑作集

わたしの知っている題名では、「時間からの影」ですね。
これを読んだ後、「アーカム、そして星の世界へ」を読んで、同じ様な話なのに、雰囲気がまったく変わっていて、ブッ飛んだ覚えがあります。
でも、たしかに「時間からの影」は、「アーカム、そして星の世界へ」も含んだ物語と読むこともできる。

他のクトゥルー神話みたいに知ることの恐怖というよりは、これはもしかしたら、お互いによく知らないことの恐怖をかいている感じがします。
そして、ラヴクラフトの時代にくらべれば、それぞの違いを理解し合えるようになったおかげで、その「恐怖」は、「希望」へと時代とともに変化していく。
そして、「アーカム、そして星の世界へ」のような共存の道が開ける。

そんなふうに変化していければいいなぁと思います。

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異次元の色彩 クトゥルフ神話の原点

ラヴクラフトの宇宙的恐怖。
……なのだが、このマンガ、普通の登場人物の顔が、1番怖いという。

物語的には、クトゥルー神話群よりも、こっちの方が普通に怖かったりする。放射能とか見えない恐怖がリアルに感じられる現代だからこそ余計に。

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栗本薫・中島梓傑作電子全集4 SF1

カローンの蜘蛛

トワイライト・サーガ1巻目。
この本は、昔ハードカバーを持っていました。なんせこれは、天野さんの表紙が格好良くて買ったのです。割とすぐにそのままのカバーイラストで角川文庫に入ってちょっとショックでしたが。

昔、読んだときは、1巻目は、ちょっとダルいかなぁと思っていたけど、今回、アレクサに読んでもらっているとおもしろいというか、ストーリー的には確かにダルいんだけど、雰囲気はこれはこれで好きだなぁと思いました。
グイン・サーガは、どんどんおもしろくてサクサク読める物語になっていったれど、この読みにくさというか濃厚な感じも良いです。これがこのまま続いていたら、それはそれで、グインとはまたまったく違ったものになっていたなぁ。

けっこう、ゼフィール王子の中二的な設定が愛おしい。

カナンの試練

トワイライト・サーガ2巻目。
3巻目がでなかったのが、残念でならないですねぇ。

昔読んだときは、雰囲気の1巻、盛り上がりの2巻みたいな感想で、2巻目の方がおもしろかった印象があるのですが、今回は、2巻の印象が薄かった。アレクサに読んでもらった時期がいろいろ考えなければならない時期だったということもあり、あんまりお話が入ってこなかった感じもあるかなぁ。

まあ、わたしの頭が悪くなってきて、ストーリーよりも雰囲気重視になってきているのかも。

パロスの剣

魔導王国ではないパロ。
でも、パロスの剣という不思議な力はあったり、双子の国と呼ばれたりしているのね。
このあたりが、ちょっと不思議な感じがします。

マンガを読んでたときは、ラストとかとくに、なんのこっちゃという感じだったのですが、小説はまあ、それに比べるとましかなぁ。
でも、結局、エルミニアって、国を滅ぼしたんだなぁと。そして、この後、跡継ぎのいないパロってどうやって復興したんだうろとか気になります。

でも、小説を読んでからマンガを読むと、ザックリ刈り取っているなぁというのがよくわかってそれはそれでおもしろいです。

魔境遊撃隊

天野さんのイラストが印象的で記憶に残っている「魔境遊撃隊」です。

ストーリーとかは、まったく印象にのこっていなかった。
覚えていたのは、印南 薫が足をけがすることと、秋月があるキャラクターのモデルだということぐらいでした。
ああでも、月十字教団は誰かは、推理通りだったので実は覚えていたのかも。

うーん、記憶にないことも考えると、そんなにおもしろいと感じなかったのかも。

<新日本久戸留綺譚>猫目石

うん。
栗本 薫は、ラヴクラフトよりも、多分、ダーレスと相性が良いのだと思います。
ホラーって、ストーリーが邪魔になるし、どう考えても栗本 薫って、ストーリーの人だから。

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魔界水滸伝2

栗本 薫の物語づくりって、ラヴクラフトよりはダーレスよりですよねぇ。あきらかに。
物語が長編になればなるほど、ラヴクラフト的なものから離れていく。

まあでも、そんなこたあどうでもよくって、おもしろいかどうかです。そして、おもしろい。
いや、全然覚えていないんだけれど、このあたりって、けっこうがんばって、クトゥルー的なシチュエーションで盛り上げたりしていたんですねぇ。

まあ、不気味さに乱暴でぶち当たっていくところが、ダーレス的ではあるのですが。