SANDA1
板垣 巴留の人間が主人公のマンガ。
獣たちは、あんなに魅力的にデフォルメされているのに、人間の絵、大丈夫かと思ったのが、まあ、第一印象。
でも、そんなこと、すぐに気にならなくなります。
サンタに変身する少年というアイデアを思いついたとしても、コウはならんやろうという展開が凄いです。
「BEASTARS」の世界も、SF的なものでしたが、このお話もSF的なものでした。
ラフです。
でも、これどっかに連載されておかしくないぐらいのレベルのお話だと思うのですが。と思っていたら、商業版も出てました。こっちも読もう。
ちょっと、奴隷のくだりが、少年マンガだとキツすぎるかな。でも、これぐらいのこと、普通にかかれていると思いますがねぇ。
まあ、作者によって、そのあたりのセーフラインというのは、大きく変わるイメージがあります。
まあ、今流行の転成チートもので、アイデアとしては安易な部分もあるけれど、その料理の仕方は、けっこう絶妙だと思います。
そして、ラフでもエッチなところはちゃんとエッチです。これが、プロの力か(笑)
「君に届け」の椎名 軽穂。
「君に届け」よりも、前の作品ということになるのかな。なんか、「君に届け」の次のマンガは、このマンガの登場人物が出てくるらしいということで、先にこっちを読んでいます。
男クズで、めっちゃ、都合のいい女という感想が。
いや、それでも、「ドメスティックな彼女」とかと比べると、男の子にも、女の子にも、切実感はあるんだけれど。
でも、女の子は多分、これで学習して同じこと言っちゃ絶対ダメって思います。昔、「だめんず・うぉ~か~」ってあったけど、多分、マネしたらだめんず・めーかーになるよこのマンガ。
えーと、この人、この先も改める気ないですよね。女の子が勝手に寄ってきて、すぐ忘れちゃうだけですから。多分、改められない魂の部分で、そういう人ですよねぇ。
不幸になる未来しか見えないのだけれど、なんとなくその時だけしあわせそうなハリウッドエンディングになるのかな。
あと、都合のいい女なら、都合がいいんだから評価上がりそうなものなんだれども、なぜかわたしがそういう子に辛辣になるのは、多分、クズには都合良くなっても決して自分にとって都合が良くはなってくれないだろうなと知っているからだと思います。
まあ、わたしもクズっちゃあ、クズ(笑)