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「いいひと」戦略 超情報化社会におけるサバイバル術

大筋は、そうなんだと思うのですが、これを全部に適応するのは、危険だなぁと。

「いい人」であることと情報を公開することがセットになっているのですが、情報の公開の方は、やっぱりかなり抵抗とリスクがありますね。

自分の出した情報でも、コントロールできなくなってしまうことは多々あるわけで、どこか組織に所属していれば、良いことがあるよりも、悪いことがないことの方を重要視されます。まあ、特に公務員とかは、そうですよね。

うーん。
でも、自分で情報を出したくないと思っていても、出ちゃうときは出ちゃうから、積極的にいい情報を出しとけというのが、この本の趣旨ですねぇ。
多分、フリーランスで働いている人は、それが正解かも。

あと、コミュニケーションが苦手なので、これはわたしの命綱にはなり得ないのです。
だから、やっぱりお金とか、家族とか大事。
まぁ、家族を大事にするというのは、それだけでいい人ではあるのですが。

PHYさんが生きていけるのは、PHYさんの才能で、まぁ、才能のない人は、真面目に生きるというのが肝心だと思います。
それこそが、「いい人」につながっているんだよとわれれば、まぁ、いい人戦略というのは、「楽して生きる」とか「得をする」というのとは違うということがわかります。

丁度いいところは、「無理をしない」かなぁ。
「いい人」になることで、自分が少しでも楽になるなら、それはありだし、楽にならないなら無理してはいけない。

まぁ、ほんのちょっとたけ心に置いてくらしていくといいかもしれない。

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『エロイカより愛をこめて』の創り方

マンガ家エッセイ。
これは、わりと最近のもののようです。元の本が出版されたのが2005年だから、まだ10年たっていない。

この人は、ものすごく論理的な人なのだということがよくわかる。すごい読みやすい。
萩尾 望都さんの場合、論理を追いかけすぎて迷宮に入ってしまう感じがするのだけれど、それがなくって、ものすごく整理された感じです。

しかし、この時代の人気漫画家さんたち、独身が多い気がするな。やっぱり、鬼のように働いていた時代だからだろうか?