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ドイツゲームでしょう! 四大ゲーム受賞作 全66タイトル

わたしがボードゲームを始めたきっかけは、グループSNEのWebサイトでのボードゲームの紹介と安田 均の「安田均のボードゲーム大好き!」です。

でも、今にして思うと、あれらはやっぱり、かなりコアであったなぁと……。

TRPGという楽しいゲームが前提としてあって、グループSNEのやっていることはなんか楽しそうだぞという信用の上で

「やってみたい!」

と感じさせるものでした。

その後、「ボードゲーム天国」や、「ボードゲームキングダム」が出たりといろいろあって、この「ドイツゲームでしょう!」です。

「ボードゲーム大好き!」は、6つのゲームのルールを中心に説明されています。ルールとシステムが中心。

「1つのゲームに、こんなにルールがあって憶えなきゃいけないのかよ!!」

とワクワクしながらも、ビックリしました。1
遊んでから読み返すと、とってもよくわかるのですが、遊んでいないとイメージがわかない。
あと、1番力を入れて紹介しているゲームは、「カタン」ということで、やっぱり、ちょっとゲーマーよりかなぁという感じです。

「ボードゲーム天国」や、「ボードゲームキングダム」は、写真いっぱいで、ものすごくイメージ広がるのですが、どれからやったらいいんでしょうという感じがどうしてもあります。

「ドイツゲームでしょう!」は、ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツ年間キッズゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルト・カードゲーム賞と4つのゲーム賞ごとに分けて年代順に紹介されています。
こうやって、各ゲーム賞ごとに、年代順に並んでいると、なんとなく、ゲームがどんな風に変化してきたのかがわかって楽しいです。
紹介は、各ゲーム見開きの2ページということで、ルールではなくて遊んでいる雰囲気を伝えるようになっています。

ボードゲームを始めるときに、やっぱりすごいオススメなのは、ドイツ年間ゲーム大賞のゲームなのかなぁと思います。
それを遊んでみて、もっと重いゲームが遊びたければ、ドイツゲーム賞のゲームに進んでいったらいいのかなぁ。その頃には、ゲーム会なんかにも顔をだして、新しいゲームで遊ぶのに夢中になっているかもしれないのですが(笑)
そして、ドイツ年間ゲーム大賞のゲームが、これほどストレートに紹介されている本というのは、今まで読んだことなかったので、よかったです。

この本のゲーム、片っ端から遊ぶというのは、楽しそうだ。初心者じゃない人のナビつきで。

もっとも、ドイツ年間ゲーム大賞のなかにも、「カタン」や、「エルグランデ」なんていう重いゲームもあるんですけどね。

昔は、「アメンラー」とか、ドイツゲーム賞に入る重いゲームは、頭がグルグルして苦手でしたが、最近は、「サンクトペテルブルグ」も、「ケイラス」も、「大聖堂」も、面白いと思います。
これは、わたしがだんだんとゲーマー化しているからかもしれません。

だから本当は、いつ何に出会うかというのは、本当に運命みたいなものが働いているのだと思いますが。
ドイツゲームとの出会いが、知らない人にとって楽しい出会いであるといいなぁと思います。

  1. もっとも、TRPGのルールなんてものは、もっともっといっぱいあるデータの集まりみたいなものなので、ある程度は慣れているんですけどね。でも、逆にいうと、TRPGのルールは、あってないようなものですから(笑) []

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9月のころぽっくるの家のテーブルゲーム会は、9月7日(日)にありました。
前回のテーブルゲーム会は、夏休み中の平日ということで残念ながら参加できませんでした。

ということで、さっそくお店に。
今回は、夏休みになってはじめて休みが取れたという奥山さんが、「参加したい」ということでしたので、一緒に行きました。

行く前に、コンビニによって朝日新聞朝刊を購入。
この日の朝日新聞(関西版)の朝刊には、「ゆうもあ」の活動のことがちょっと掲載されていたのですね。

お店について、お店の方といろいろおしゃべり。

「前回、何人ぐらい来たんですか?」

と聞いてみると、

「6人ぐらいかな」

と、夏休みの平日、けっこうな数の参加者があったようです。
前回、8月の日曜日にわたしが参加したときは、すごい少なかったのに。

えーと、それから、「ゆうもあ」のことが載っている新聞をお店の方に見せたり。
そうそう、「ボードゲーム天国02」になんと、このお店の方の写真が掲載されていたんですね。
小さいので確かかどうかわからなかったのですが、本人に、

「これって、違います?」

と聞いたところ、

「あぁ。なぜこんなところに!」

と驚いておられたので、本人だったようです(笑)
やったー。全国デビューや。

とまあ、テーブルゲーム会が始まるまでは、いつも、こんな感じで「和やか~」にすごしています。

「今回の参加者は?」

と聞くと、なんと8人という驚くべき数字が。
小さな8畳ぐらいのお部屋で遊んでいるので、それが限界の数字です。

「予約してもらっても、入れなくてことわっちゃったお家もあるんです」

そうなんだ。
そういえば、うちの従姉の子どもたちも、今日来ることになっているのですが、午前の予約は取れなくて、午後になったと言っていました。

リピート率がけっこう高くなってきていて、そろそろそれが定員いっぱいに膨らんできているようです。

なんかいろいろと、奥山さんの生い立ちの話とかもちょっとあって、子どもたちも集まってきて、さて、ゲーム会スタートです。

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タブラの狼

お昼を食べた後(だったと思います)、奥山さんのお友だちも無事会場に着き、参加者9人で「タブラの狼」を遊びました。
これは、最近気になってたゲームです。

今、わたしが、この日記を書いている「はてなダイアリー」と同じサービスに、「はてなアンテナ」というサービスがあります。
これは、Webサイトのいろいろなページにアンテナをはって、そのページの更新状況を知らせてくれるサービスです。
ようするに「お気に入り」を登録しておいて、そのページに変更があれば知らせてくれる。

「更新してるかな~。どうかな~」

なんて期待しながら、サイトに行って、

「前と同じジャン」

なんて、無駄足をふんで失望するということは無くなる訳です。

この手のことは、以前からフリーソフトなんかでも実現していて、わたしも、「WWWC」なんてソフトを利用したりしていました。

この「はてなアンテナ」が、ちょっとかわったサービスなのは、ネット上にあるシステムで、ブラウザを通して利用するという点です。
ですから、URLさえ知っていれば、いつも自分が使っているコンピュータからでなくても、利用することができます。

もう1つすごい点は、この自分で作ったアンテナを公開することができるということです。公開すると、なんとそのアンテナを作った人だけでなく、ネット上につながれているコンピュータを使っている人すべてから、このアンテナを利用することができるわけです。

たとえば、ボードゲームが好きな人は、ボードゲームのサイトばかりのアンテナを作ります。
それを公開すると、自分以外のボードゲーム好きの人たちも、そのアンテナを利用することができるわけです。

実は、「あ・そ・ぼ」も、そんなアンテナに登録していただいています。
日本のボードゲーム関係の「アンテナ」で充実しているのが、くぼた屋さんの「くぼた屋アンテナ」とかゆかゆさんの「ボードゲームの部屋@ざる同盟のアンテナ」のアンテナです。
うちに見に来てくださるお客さんの多くは、この2つのアンテナ(あと、奥山さんの「ドイツゲームアンテナ」からのお客さも多数でしたが、これは現在、お店の入荷状況を見張るアンテナになっています)1から来てくださることが多いです。

自分が作った「お気に入り」だとどうしてももれてくるサイトってあるじゃないですか。でも、これらのサイトの場合は、くぼた屋さんや、かゆかゆさんという、とっても広い視点を持っておられる方の力を自由に借りることができるわけですね。

わたしも、この「はてな」に登録したときに「はてなダイアリー」と同時に「はてなアンテナ」も使用できるようになっています。
でも、わたしのはてなアンテナは、今のところなにも利用されていません。2だって、もうすでにこんなに優れたアンテナが2つもあるわけですから。

さて、その2つのアンテナを利用させていただいているのですが、そこから飛んでいった先に「田中屋本舗はてな支店」というはてなダイアリーのサイトがあります。

そこで、めちゃくちゃ楽しそうに遊ばれていたのが、「タブラの狼」でした。
やっと、ゲームにつながった(笑)

ルールがシンプルな多人数ゲームです。
子どもと遊べる多人数ゲームというのは、すごく探しています。ちょっと、ダークなところがありますので、そのまま子どもと遊ぶのは無理そうでも、上手にしたら子ども用に移殖できないかなぁと考えたわけですね。
でも、それ以上に、田中屋さんで遊ばれていた様子が、メチャクチャ面白そうで、自分でも遊んで見たかったわけですね。

気になっていろいろとネットを調べると、「もともとは、ロシアの国で昔から遊ばれてたゲームだ」(奥山さん、情報ありがとうございます)という情報や、「鈴木銀一郎さんがこのゲームを元にして『目覚めろワーウルフ』をデザインした。遊んでたのしかった」という話がありました。これは、モンスターメーカーのTCGのカードで遊べるみたいですね。

気にしていると、「ボードゲーム天国02」には、「デュスターバルトの狼男」のリプレイが。これも、特殊カードがちょっと違う「タブラの狼」

で、確か「あ・そ・ぼ」の掲示板でネタを振ったところ、

「わたし持ってますよ」

と奥山さんがあっさり言われたいう経緯のあるゲームです。

ここまで、前フリ。本文の方が短いかも(笑)

「タブラの狼」カードを使って遊ぶ簡単なロールプレイングゲームのようなゲームです。

マスターが1人とプレーヤーにわかれて遊びます。
また、プレーヤーは、「人狼」サイドと「人間」サイドに分かれて争います。

今回は、みんなはじめてプレーする方ばかりということで、特殊なカードを抜いてプレーしました。
プレーヤーには、カードが配られます。配られたカードを他の人に見えないように自分だけでこっそりと見ます。それが自分の役割です。
カードは、「農夫」のカードと「見者」のカードと「人狼」のカードの3種類あります。
「農夫」と「見者」は、人間サイド。「人狼」は、人狼サイド。マスターは、中立の立場になります。
8人で遊びましたので、人狼2人、見者2人(あれ、1人だったかも)、残りはすべて農夫です。

夜になると全員が目をつぶります。
そして、マスターの指示に従って、人狼の2人だけが目を開けます。
だから、人狼は、お互いが誰かわかります。

人狼のどちらか一方は、その夜の犠牲者を1人決定して、目を閉じます。

次に、見者がマスターの指示に従って目を開けます。
見者は、プレーヤーの1人を示して、人狼であるかどうかをマスターに問うことができます。
そのプレーヤーが、人狼であるかどうかしれば、目を閉じます。

日中になると、全員が目をあけます。
しかし、前の晩に人狼に襲われた人だけは、目を覚ましません(ゲーム中、なにも発言できなくなります)。
さて、いったい人狼は誰なのか?
村人たちは、疑心暗鬼の議論を続けながら、多数決で疑わしき者を1人リンチにかけます。
リンチにかけられたものも、ゲームから抜けてしまいます。

こうやって、夜と昼を何回も繰り返していって、人狼の正体を推理し、2人の人狼をリンチにかけることができれば人間の勝利です。
でも、人間の生き残りが人狼の数と同じになってしまうと、人狼たちは一気に獲物に襲いかかり、人狼側が勝利してしまいます。
その時に、生きていても、死んでいても、どっちかのサイドに属しているかで勝敗は決まります。つまり、どちらかの人狼だけが生き残っても、人狼サイドの勝利ということになります。
でも、これは、勝ったか負けたかの部分に面白さがあるのではなくって、まさにゲームの過程にこそ面白さがあるゲームでした。

多分、プレーヤーが親しい人だったりして、性格知っているともっと面白いと思います。
でも、今回は、初対面の方も交えてのプレーでしたが、それでも、すごく楽しく遊ぶことができました。
マスターしてくれた奥山さんの腕もあったかな。

最初は、農夫は何の情報もないわけですよ。
で、今回のプレーでは、口火を切ったりして、目立ったプレーヤーが疑われるという事態が続出しておりました。

見者は、情報持っているんだけど、下手に自分の正体がみんなにバレると人狼に狙われてしまうことになります。人狼にとって、自分の正体を知っているかもしれない見者は、邪魔な存在なわけですね。
でも、情報をもっているのが見者だけなので、なんか、すごいビミョーな物言いになってしまうのですよ。
そうすると、

「なんか、あいつ、モジモジしててあやしいぞ~」

とか言われて、人間からリンチ受けてしまうという。

あと、2回戦目以降ですが、前回「人狼」をやっていたプレーヤーが、まずリンチにかけられてしまうといこともおきておりました。
それを他のプレーヤーから、指摘されたときは、

「うーむ。人間の疑心暗鬼って怖い。情報少ないときに、犯人を決め付けるというのはとっても危ないことだなぁ」

と本気で思ってしまいました。
しかも、そのプレーヤーは、その発言がきっかけで、

「そんなこと言うのは、お前がさっき人狼をしていて、自分に矛先がいかないだめにだろう~。
 今回も、人狼はお前だ~」

とリンチにかけられているという。

かといって、沈黙を守っていると、

「目立たなくしているあいつって、あやしい」

とか言われます。ドキドキ。

すごく面白かったのは、わたしが人狼になったとき。
いきなり、1日目の昼で、なんか失言してしまったらしくて、リンチをうけそうだったんですねぇ。
そこで、わたしが一言。

「実は、わたしは、人狼じゃなくって、見者なんです。だから、この人は、人狼じゃないって、知ってる!!」

と、人狼じゃないプレーヤーを指して言ったんですね。
今なら、もっと上手に言えると思います。「さあ、わたしを疑うのなら、リンチにかけてみろ!わたしが、犠牲になろう」ぐらいは、言いたかったですねぇ。
でも、残念ながら、そのときは、それ以上思いつかなかったのです。で、思いっきり、みんなから、疑惑の目をむけられて、リンチにあってしまいました。
1日目で、人狼1ぴき死す。

でも、もう1人の狼は誰かわからなくて、生き残りが3人になりました。
人狼と2人の人間。人狼は、自分をリンチにかけるとは言いませんから、2人の人間は、確実に人狼を狩らなければなりません。

沈黙のおりる日中。
そこで、1人が、

「実は、わたしは、人狼じゃなくって、見者なんです。そして、この人が人狼です!」

1日目にわたしが言ったセリフと同じようなセリフを。
遊んでいたみんなも(死にながら)、大爆笑でした。

すげー、胡散臭いセリフや。この状況で、これ以上、うそ臭いセリフがあるだろうか?

案の定、その人、2人からリンチされていました。

で、結果発表。

「その晩、人狼は、生き残ったたった1人に襲いかかり、村にはだれもいなくなった……」

リンチされた人、本当に見者だったという。

いかに、わたしたちの感覚というのが、あてにならないかということが、とってもよくわかるゲームですね。

ゲーム会などに行くと、なかなか同じゲームを遊べない人というのも出てきます。
だから、ちょっと時間をとって、こんなゲームを全員でするのも楽しいなぁと思います。

タブラの狼・日本版

/ ダヴィンチゲームズ(2006/09/01)


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7月31日(木)。
午後から、仕事がお休みだったので、1度行きたいと思っていた京都の「トーイハウス童」に行ってきました。

事前に下調べ。
自動車で行けるかどうかというのが、けっこう重要です。
Webサイトの紹介には、駐車場6台分とかいてありますから、多分大丈夫でしょう。

方向音痴で苦しんでいるわたしですが、最近、強い味方ができました。それは、カーナビ。これさえあれば、もう迷いません(車に乗っているかぎりは…)。
実際、6月の「うつぼゲーム会」に自動車で行くことができたのも、このカーナビのおかげです。なかったら、そんな無謀なことはしなかったと思います。

サイトで、電話番号をメモして、自動車に乗ります。
電話番号を入力したら、目的地の場所を示してくれる優れものです。

で、ナビに電話番号を打ち込むと……。

「登録されておりません」

と殺生な声(笑)

もう1回、部屋に戻って、ネットでサイトを呼び出して、住所をメモします。

ナビに住所を打ち込んで、出発進行です。

「トーイハウス童」京都店は、上賀茂神社の近くにあるお店です。
意外と細い道を通っていかなければなりませんので、自動車で行くのはオススメしないかな。でも、駐車場とかはしっかりとありますので、車の置き場所にこまるということはありません。

扉をあけてなかにはいると、木のおもちゃがたくさんならんでいます。
わたしが行ったときは、平日の昼ということで、お客さん、お店の方、両方ともお店のなかにはおられませんでした。

なかにはいるとドアチャイムがなって、奥からお店の方がカウンターに出てきてくださいました。

平日の昼におもちゃ屋にいるあやしい男(笑)

ゲームのたなは、入って左側の一角でした。
テーブルがあって、そこで、あそんでみることが出来ます。

「説明させていただきますが……」

とは、お店の方の言葉です。
とりあえずはじめてきたので、どんなのがあるのかよく見てみます。ということで、

「だいたいわかると思いますから、いいです」

まだ、自分がどんなキャラクターか設定していなかった。。今はただの怪しいおじさんです。

ゲーム類は、カードゲームがすごく充実している感じでした。

でも、すっごい目を引く、大きなゲームも飾られています。
木で作った四角い大きな盤。4すみには、丸い穴があいています。
そして、2色のパック。
こ、これは、「カロム」。しかも、彦根カロムではない、多分外国製のカロムですねぇ。
なんか、その前にも、すごい大きな箱があって、どんなゲームかわからないのですが、気になるところです。

「ザップゼラップ」なんかも、「ツァップ・ツェラップ」なんて名前でおいてあります。

2階は、絵本などがおいてあるフロアでした。カーテンで、部屋がしきってあって、向こうには人の気配がありました。
イベントとかする場所かもしれません。

また、1階に降りてきて。
見れば見るほどカロムです。

「いやぁ、わたし、滋賀県から来たんですけど、あれって『カロム』ですよね」

思わず自分から話しかけるやつ。

「はい。外国のもので、日本では『おはじきビリヤード』という名前で売っているんです。
でも、彦根のカロムとちがって、コマガおちる穴がまるくて小さいでしょう。それで、こっちの方がちょっと難しいんですよ。
 どれぐらいの子が遊ぶおもちゃをお探しですか?」

きたっ。定番の質問。
こっちから話をふったら、正体をあかさないわけにはいきませんねぇ。

そういえば、われらが「ゆうもあ」の一階さんは、何回か、ここに来て話をしたことがあると言っていたなぁ。
ということで、今回は、正直に、

「わたしも、一階さんと同じように、『ゆうもあ』でいろいろなご家族と遊んでいるのですが」

というと、

「はい。はい。はい」

納得していただけたようです。

小学生ぐらいの子たちと遊んでいるという話をすると、

「これがオススメですよ」

と「ドット」と「スピード」と「りこうなバウアー」を。

「『りこうなバウアー』は知っています。これって、本当は、4枚そろえないといけないゲームなんですよね」

このゲーム、「3枚同じカードをめくればよい」と日本語のルールには書いてあるのですが、カードの数がどう考えても4枚で1組なんです。
それで、きっと元は4枚で、3枚がヴァリアントルールか何かじゃないかと思っていたのです。

「よく、ご存じで。そうでも、でも、かなり難易度があがるんですよ。だから、3枚になっています」

長年の疑問がとけました。

「ドット」は、うつぼゲーム会でおいてあるところは見るのですが、遊んだことはないゲームです。遊ばれているところも、あんまり見てないなぁ。

「やってみましょう」

ということで、お店の方が遊んでくれました。
いいお店は、これがありますねぇ。ほんとうに、自分のあつかっているおもちゃを大切に、また、おもしろいと思っておられます。

「ドット」は、足し算のゲームです。ちょっと低学年には難しいかな。計算がスラスラできることと、注意深さが必要です。

「スピード」は、トランプの「スピード」とちょっと似ています。2人用のカードゲームで、かなり短い時間で遊べます。
こっちは、りんが子どもと遊ぶのにはピッタリです。

その他にも、サイコロを振って、棒を穴に落としていくゲーム(ちょっと簡単すぎるかなと思いました)などを遊ばせてもらいました。

「小学校ぐらいなら、これもいいですよ~」

と出してこられたのが、カロムの前においてあったすごく大きな箱でした。すごく大きなといっても、もちろんカロムには負けるんですけどね。でも、ボードゲームの常識からするとかなり大きめです。

出てきたのは、円い木の板。木でできた棒。丸いコルク。たくさんの積み木。

???

「これも、楽しいですよ」

机の上に、木の棒を立てます。木の棒の上は、丸いコルクがのるように少しほってあります。そこにコルクをいれて、その上に円い木をのせます。

えーと、小さい頃に、指の上で皿回しとかしませんでしたか?あんな感じです。

「えっ。えーー」

のるわけなさそうな円い木が、コルクの上にあっさりとのったので、ビックリ。
もちろん、ゆらゆらとゆれています。

「この上に、この積み木をのせていくんですよ」

「マジ?」

そんなんすぐ落ちるやろう。と思って、積み木をのせてみます。
上の円い木は、ユラユラゆれますが、平気なんです。

すごいバランスゲームです。
これは、一気に欲しくなりました。

「これは、いくらぐらい?」

買えない値段ではなかったので、棚からおろしてきて、すぐに自分の足下においておく。持ち慣れない大金を持った子どもですな。

このゲームが、「バンプレオ」
実は、バラックさんが欲しがっていたゲームだとは、このときは全然しりませんでした。
そして、ゲームを棚から取ってきた後、また、積み木をおいてみる。

「このゲームは、こうやっておいていく遊び方と、全部はじめにおいておいて積み木をとっていく遊び方ができるんですよ」

全部積み木をおいて、あのコルクの上にのるんでしょうか?スゴイ。

「重たいとコルクがたわむので、のりやすくなるんですね。そういうところも、木で考えてつくってあるんですねぇ」

なるほど。

「ヴィラ・パレッティ」と同じく、背の高いバランスゲームなので、崩れるときは、メチャクチャ派手でした。

それから、思い出す。
「ボードゲーム天国02」に気になるゲームがあったことを。

「森の影」です。
Webをまわっているとこの記事がきっかけで気になっている人、あっち、こっちで見かけます。
このときは、でも、名前をしっかり覚えていなかった。
ここなら、あるか?

「えーと、ゲームで、ロウソクを使って遊んで、ドワーフがでてきて、シュピールグートのシールが貼っているんですけど、わかりますか?」

そのとき、わたしが、出せる情報はこんなけでした。

なんと、こんなけだけで、お店の方、カタログから探してくださいました。

「これは、取り寄せになりますね」

ということは、取り寄せたら手に入る。
うーむ。なやむ。
だってこれ、部屋を暗くして遊ぶんですから、ゲーム会とかでは無理なんですよ。だって、他のゲームやってる人が迷惑ですから。
家で子どもと遊ぶっていっても、夜、子どもがわたしの家にいる状況というのがどれぐらいあるか。
遊べないゲームになる可能性もあります。

ゲームって、ボロボロになっても、コマがなくなったりしても、やっぱり遊ばれてなんぼのもんだなぁというのがわたしの考えなんですね。

「ちょっと考えさせてください」

「はい、お決まりになりましたら、メールでも、電話でも連絡下さい」

というわけで、まだちょっと、迷っています。
「バンボレオ」と「ドット」と「スピード」を購入して、その日は、帰りました。
うーむ。「森の影」。どうしよう。

今度行くときまでには、結論を出したいと思います。
とっても、よいお店でしたので、きっと8月中にもい1回ぐらいは行くと思います。

どうしよう。プレイレポートが欲しいなぁ。

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きのう書かせていただいたとおり、午前中は、「ボードゲーム天国」を探して、京都を彷徨っておりました。

あと、きのうは、書き忘れてますが、四条の「信長書店」の方にも行ってきました。しかし、やっぱりありませんでした。

「丸善」には、全然あるとは思っていませんでしたが、念のために聞いてみました。

「あの『ボードゲーム天国』という雑誌、おいてあるでしょうか?」

と聞くと、

「は?どのようなジャンルの本ですか?パズルかなにかでしょうか?」

と言われてしまったのが、微妙に悲しかったです。

「ボードゲーム」って、言うてるやろーー!!

失意のうちに帰宅したのですが、昼からは、その悲しさをバネに新しいゲーム屋さんを求めて、「tsukaのおもちゃ箱」で紹介されているお店に行って来ました。

今回、行ってきたのは、大津の南郷にある「Green Shop YELL(エール)」です。

実は、このお店、「ころぽっくるの家」に行った日と同じ日に電話をかけているんです。でも、その時は、つながらなくて、「ころぽっくるの家」の方に行ったという経緯があります。
それから、先週の日曜日には、店の前に行ったのですが、閉まっていたのです。

前の前に行った感じでは、小さなお店です。もしかして、つぶれた?イヤな予感がします。

でも、後日、その店の紹介がしてあるを見ていて、気づいたのです。
下の方に書いてある「定休」の文字に。

「日・祝日,第2第3土曜日定休」

日曜日、休みなんかい!!!

というわけで、日曜日でも、第2第3土曜でもない、きのうのうちにお店に行かなければ開いていないということで、お店の方に走ったのでした。

「Green Shop YELL」は、南郷の住宅街のなかにある事務所のような建物のお店です。
入り口のドアから、木のおもちゃが、所狭しとならんでいます。
お店のなかにはいると、テーブルと椅子。棚には、石けんや、お塩などがならんでいます。
スペースの半分ぐらいに商品がならべられていて、あとのスペースは、事務所として利用されているようで、お客さんが見て歩けるスペースは、少し狭いような印象をうけました。

「おもちゃを見せてもらいに来たのですが」

のこちらの声に、

「何歳ぐらいのお子さんをお考えですか?」

とやっぱり聞かれてしまいました。
ヒマなのでついてきた妹が隣で笑いをこらえているのをしり目に、すました顔で、

「幼稚園から、小学校低学年ぐらいの子をかんがえているのですが」

というと、大きなカタログを持ってきてくださいました。

「ボードゲームとかはないのですか?」

と聞くと、このお店では、木のおもちゃとカードのゲームしか扱っていないとのことでした。
もともとは、環境に優しいの自然石けんや、お塩などを売っていたお店だそうで、子どもたちにすてきな環境を残そうということで、子ども用のゲームや、ノルウェー製の椅子などを扱われ出したということだそうです。

「今、お店にあるカードゲームを出してきますね。そこの椅子に腰かけてください」

と言われて腰かけた椅子は、カレー屋さんとかにありそうなごく普通のまる椅子です。でも、座ってビックリ、メチャクチャ、座り心地がよかったです。
自然と背筋が伸びるような座り心地です。背もたれがないのに、座っていてとても楽なんです。
妹が座った椅子は、安楽椅子みたいに前後に揺れるようになった椅子なのですが、これも、座り心地がよかったみたいで、

「ふわぁ」

と声を上げておりました。

妹は、椅子がたいそう気に入って、椅子のカタログをもらって見ておりました。
わたしの方は、カードゲームを。

扱われているゲームは、シュタイナー教育で使われるようなカードだそうです。「おもちゃ箱」という会社が輸入されているものばかりで、絵柄、色ともに、素朴な感じのものでした。童話を素材にしたものが、多かったです。

ちょっと、ゲームの種類は少なくて残念な結果になりましたが、記念に1つ買っていこうということで、「メルヘンカルテット」というカードゲームを買いました。
8種類のグリム童話のお話のそれぞれ4つのシーンがかいてある32枚カードで遊ぶカードゲームでした。同じお話のカードを集めていって遊ぶようです。
お話は、「ヘンデルとグレーテル」、「ブレーメンの音楽隊」、「ルンペルシュティルツヒェン」、「いばら姫」、「星の金貨」、「白雪と紅ばら」、「無頼のごろつきたち」、「赤ずきんちゃん」の8つです。
わたし、この中で、3つぐらいしか、話、知らないんですけど。
ちょっと、グリム童話を勉強しないと遊べないなぁ。

でも、子どもにお話をしてあげながら、遊べたらいいなぁと思いますので、また、グリム童話も勉強しよう。

お店を出て、妹がため息をひとつ。

「あの椅子、0が1個多かったわ」

どうやら、椅子のお値段の話です。
輸入家具ですから、安いので4万円。高いのですと30万円ぐらいするんですねぇ。
でも、あの座り心地は、なかなか忘れがたいようです。

ゲームのお店としては、少し扱っているものがわたしのほしがっているものと違って残念な結果になりましたが、本物の子どもができたりしたら、また行ってみたいお店でした。

家に帰ると、「ころぽっくるの家」から、「ころぽっくるの家だより」が郵便で届いていました。
また、「ころぽっくるの家」に行こうと思う、りんでした。