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コンコルディア

コンコルディア ブリタニア/ゲルマニアマップ

コンコルディア ブリタニア/ゲルマニアマップ
もうそろそろ、最後のゲームということで、新マップがきた「コンコルディア」です。
新マップもリバーシブル仕様です。ブリタニアマップが狭いマップで、ゲルマンマップが広いマップ。

拡張マップではない「コンコルディア」では、イタリアマップと全ローママップがあって、イタリアマップが2~3人用、全ローママップが3~5人用でした。これは、マップ上に遊ぶ人数にあわせてどの種類のカードが何枚はいっているかが表にして印刷されていて、それでわかるのですが、今回、このカード枚数がかかれた表がありません。
もしかしたら、狭いブリタニアマップでも5人でプレイしたり、広いジャーマンマップでも2人でプレイしたりしてということがあるのでしょうか?
まあ、別に好きにすればいいといえばいいのですが、ちょっと迷うところです。

まあ、3人ならば、どっちのマップのOKなわけですが。

「狭いのと広いのどっちがいいですか?」

「まぁ、3人なら狭い方がおもしろいでしょう」

ということで、ブリタニアマップです。
ブリタニアマップは、船と開拓者のスタート位置が違うのが、今までのマップと大きく違うところです。
といっても、2つの街がそれほど離れているわけでもないです。マップが縦長で、南の方にからスタートして、だんだん北上していく感じです。
「長官」カードを使用しても、「煉瓦」が手に入らないのはいつものマップと同じ感じですが、「食料」は他のマップよりも手に入りやすそうな感じです。

初手は、でこねぇさんで、「建築家」。それを「外交官」でコピーするのは、定石な感じかなぁ。
最初の家をどこに置くのか。わたしは、1つは煉瓦都市に配置しておくのが大事なような気がします。安いし。
「煉瓦」は、煉瓦都市以外の家を建てる時に必ず必要になる資源です。
このゲーム、資源を得る手段が想像以上に少ないです。
初期の手札で直接資源を得られるのは、「長官」だけです。あとは、「商人」を使って資源を交換したり購入したりして必要資源を調達しないといけません。

「長官」をプレイすると、手番プレーヤーは属州を指定して、その属州にある1番高価な資源を手に入れることが出来ます。その時に、指定された属州に家を持っているプレーヤーは、その家のある都市の資源を手に入れることが出来ます。
「煉瓦」は1番安い資源です。つまり、長官をプレイした時に、煉瓦都市に家を置いていない限り、その属州から「煉瓦」を得ることは難しいのです。
逆に煉瓦都市に家があれば、自分で「長官」をプレイすることで、高価な資源にプラスして「煉瓦」を得ることもできますし、誰かが「長官」をプレイした時に、ついでに「煉瓦」を得たりする機会があったりします。
まあ、なかなか人の家が建っている属州を「長官」で選んでもらえないのですが。でも、他のプレーヤーと同じ煉瓦都市に家を建てたりすると、そうしてもらえる確率が増えます。

もう1つ「煉瓦」を確保する作戦としては、高価な資源を「商人」の力で「煉瓦」に変換する方法です。
これでも機能すると思いますが、どれだけ「煉瓦」を確保しておくのかというのを読むのけっこう難しい感じです。初期手札に商人が1枚しかなくて、調節がかなり難しい気がします。

後から購入する専門家カードに「石工」という自分の煉瓦都市の分だけ「煉瓦」を得ることが出来るカードもありますが、これを活かすためにも、煉瓦都市は必要です。

購入するカード列には、専門家カードの「石工」と「農夫」です。「煉瓦」と「食料」。この2つのカードは、実は両方とったら勝つんじゃないかという位、相性のいい組み合わせです。
「煉瓦都市」をつくるには「食料」が1つ必要。「食料都市」をつくりには「煉瓦」と「食料」1つずつ必要。つまり、「石工」と「農夫」の専門家カードを揃えれば、それだけで、「煉瓦都市」、「食料都市」の両方の資材が賄えるのです。
そして、どちらの都市も、建築費が安い。どんどん、マップ上に広がることが出来ます。

あとは、この2つの都市に家をどんどん建てていけば、それぞれの都市の数だけ「ミネルヴァ」の得点が増えていき、同時に「食料都市」の分だけ「ユピテル」の得点も増えていき、ほぼ「煉瓦都市」の分だけ「サトゥルヌス」の得点が増えていく簡単なお仕事になります。1

うーん。カードの購入列には、しっかりと「石工」と「農夫」がはじめから並んでいます。

1手目で、いきなり「元老院議員」をプレイして、「石工」と「農夫」を購入するとどうなるか?
初期資源の「煉瓦」と「食料」が全部なくなります。
そうすると、「商人」を使って「食料」をつくらなければ、煉瓦都市に家を建てられません。そして、「煉瓦」をつくらなければ、煉瓦都市以外に家を建てられません。
「商人」が1度に扱える資源は2つなので、「煉瓦」と「食料」をコインだけから、複数変換しなければなりません……。
そうしないと、せっかく手に入れた「石工」と「農夫」が無駄になってしまいます。
………無理無理無理。

ということで、やっぱり、わたしの初手は、でこねぇさんの「建築家」を「外交官」コピーして、煉瓦都市と食料都市に家を建てます。
しかも、煉瓦都市は、近くに空いた都市がないので、でこねぇさんのすでに作った都市に一緒に建てます。同じ都市に家建てても安い。これも、煉瓦都市の良いところです。

まあ、こんな風に始まったわけですが、ハッと気づくと和邇乃児さんが、先に「元老院議員」をプレイして、「農夫」を取ってしまいました。
これで、「石工」を取られるとまずい。ということで、わたしは、「石工」をゲット。
でこねぇさんは、「鍛冶」を取って、まずは、「ミネルヴァ」のカードを分け合う形で。

わたしは、「石工」があるので「サトゥルヌス」のカードを集めていきます。目指せ、1枚11点。

後半。
カードの獲得数を出来るだけ増やしたい。そして、出来ることならば、最後のカードを購入して、「コンコルディア」カードをゲットしたい。
人の資源、自分の資源を見回して、「元老院議員」、「外交官」、「護民官」のカードの動向が熱い。

なんとか、「護民官」は2枚とも、手に入れました。1枚だけしかカードを購入できませんが、その代わり追加の資源を払わなくてもいいというカードです。ちょっと、カードを取ることに関してはアドバンテージがある感じ。

それでも、自分の「元老院議員」は温存して、「外交官」で「元老院議員」をコピーして、出来るだけカードを手に入れたい。
他のプレーヤーが「元老院議員」を使った後でも、相手に資源が残っていたら自分が使った「元老院議員」や、「護民官」をコピーされてしまうかもしれない。
たとえ相手が「外交官」を使用していても、もう1枚持っている可能性があるというのが、後半の怖いところです。

あと、手札のリセットのタイミングも大事です。後半は、ギリギリまで頑張るのではなくて、カードを増やせる機会をできるだけ増やさないといけません。人がカードを増やせて、自分が増やせないという状況は避けたい。

なんとか、最後の1枚を残して、これを自分だけが購入できる状態に持ってきました。

「もう終わり??」

というこの場面から、「石工」のミネルヴァの得点と「サトゥルヌス」の得点を上げるために、まだ、建築。1つ都市を建てるだけで、両方の得点があがりますので。

「えー、まだ終わらないのなら、あっちしておくのに~」

とでこねぇさんが、資源をゲット。そうすると、最後の1枚が購入できるようになります。
そこで、わたしが、最後の1枚を先に購入して、ゲーム終了のトリガーを引きます。

「えっ、さっき終わらさなかったのに、今、終わらせるの??」

「いや、だって、これ買われるといやだから。」

得点計算。

1位りん、109点。2位和邇乃児さん、104点。3位でこねぇさん、98点。

コンコルディア勝ち。
コンコルディアの7点を取られたら、ヤバかったです。
コンコルディア大事。

マック・ゲルツ,Mac Gerdts
ニュー・ゲームズ・オーダー
発売日 :
  1. まあ、カード購入して集めるのには、ちょっと苦労をすると思いますが。 []