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5本のきゅうり

「5本のきゅうり」は、フリーゼのトリックテイキング・ゲームです。
という噂をきいてから、やりたくてしかたなかったゲームです。

で、「ドミニオン日本選手権」が終わった(わたしにとって)2日目のホビージャパンゲームフェスティバルで、テンデイズゲームスが、「5本のきゅうり」大会をするということを聞いて、参加してきました。
結果、予選通って3位でした。

さて、「5本のきゅうり」は、トリックテイキングといっても、スートはありません。「1」から「15」までの数字だけ。

手札は、7枚配られます。7回戦をして終わった時点で勝敗が決まります。

で、親からカードをリードしていって、次の人は、基本、リードされているカードよりも大きなカードを手札から出していきます。
1周して、1番大きな数のカードを出した人が、次の親でリードを始めます。

今、場に出されている1番大きなカードよりも大きな数のカードが手札にない場合や、あっても、出したくない場合は、自分の手札から、1番小さな数のカードを出さなければなりません。

で、このゲームのおもしろいところは、勝敗の判定方法。
このゲーム、勝敗に関係あるのは、最後のトリックだけです。この最後のトリックを取った人が負けになります。

負けが1人だけ決まるトリックテイキングなんです。

負けると、最後に自分が出したカードに応じた失点をします。その失点マーカーが、キュウリの形をしていて、6本集めるとゲームから脱落します。
5本目まではセーフなので、「5本のきゅうり」。

これを最後の1人が生き残るまでやるという、なかなか熱いゲームです。

最初遊んだときは、ただ単純に、大きな数から出していけばいいだけじゃないかと思っていたのですが、いやいや、メチャクチャ強い人がいて、その人たちのプレイを見てるとそうでもない。

ということで、お手軽で、熱いので、最近のお気に入りです。

まあでも、人数が多くなるとアウト・オブ・コントロールになることも多いです。
ということで、3人ぐらいが適当ではないかということで、今回はちょうど3人なので、プレイしました。

この3人は、東京で、あの「5本のきゅうり」選手権大会の熱気を経験した3人です。

配られたカードを見る。

7枚のうち、3枚が「12」、「13」、「13」という微妙な数字。
真ん中の数字が「11」。

「13」とか出したときに、人の小さなカードを削れなれば終わります。
でも、「14」、「15」をみんなもっていて、全然、削れなかった。

あとは、人の出したカードに数字の小さなカードを自動的に削られていく簡単なお仕事。

結局、「11」が残って、きゅうり4本の失点。
まあ、次から頑張らないとしかたないなぁ。

……と思ったら、最後にでこねぇさんが、「1」のカードを出しました。
でこねぇは、ひでぇ子。
最後のトリックで「1」が出された場合は、失点2倍。

きゅうり8本。
いきなり爆死……。

どうしようもないときは、どうしようもない。
3人でやっても、アウト・オブ・コントロールなときは、アウト・オブ・コントロールでした。

でもまあ、熱いトリックテイキングなので、好きです。

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エミネントドメイン

さて、なんか、最近遊んでいない名作ゲームはどうかという話で。

うーん、最近遊んでない名作かぁ。

「インジーニアス」とか、「チグリス・ユーフラテス」とか?

「インジーニアス」は、4人の方がよさそうということで、パス。
「チグリス・ユーフラテス」は、ルールかなぁ……。1から読み直さないとわからない。

ルール読まなくても、わかる名作といえば、……。
名作とはいわけていないが、わたしは好きで、最近遊んでいなくて、インストがすぐにできそうなゲームといえば……。

ということで、「エミネントドメイン」です。

「エミネントドメイン」は、惑星を征服していったり、開発していったりして自分の星を増やしていって、そこで、貿易したりすることで、勝利点を獲得していくゲームです。

流れとしては、宇宙を「探索」して未知の惑星を見つけて、「軍事」や「入植」をしてその惑星を支配下において、「生産・貿易」で、儲けていく感じです。

こうやって、設定だけきくと「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」に似てい感じがします。

でも、このゲームは、デッキビルド。
しかも、独特のデッキビルドです。

「ドミニオン」が作ったデッキビルドというシステムは、なんで今まで誰も思いつかなかったのかという目からウロコのシステムで、その後、亜流のゲームがいっぱい出てきました。

日本では、割とこのデッキビルド、ドミニオンほぼそのままという感じのゲームが多いです。

まぁ、アークライトが、何にも考えずに萌え系の絵で大量にだしているというのもあるのですが。

プラスアルファのアイデアをつけた「トレインズ」や「七つの島」なんかも、線路引きやワーカープレイスメントにオーソドックなドミニオンのシステムをくっつけた感じです。

辛うじて独特なのは、購入する山札がランダムにでてくる「プリンセス・オブ・クラウン」ぐらいかな。

まあでも、デッキビルドはけっこう楽しいです。
でも、これらのオーソドックスな感じのデッキビルドって、「ドミニオン」以外にはそれほどリプレイしないのです。

その最大の理由は、「ドミニオン」やってたらいいんじゃない。
ということです。
同じ面白さがあるのなら、「ドミニオン」で充分。

でも、「たんくとおーれ」なんかは、「ドミニオン」と違う面白さがあるといわれます。
まぁ、もともと「たんくとおーれ」は、ドミニオンのシステムで、ネット出ててた「ドミニオン」の不満だと思ったところ1を適当に変更して作ったゲームで2、ゲームの感覚は、だいぶ違います。

で、「たんくとおーれ」をしていて感じたのは、

「これ続けたら、『ドミ』弱くなる……」

だったのでした。

まあ、どうしても手なりで打ってるところもあるので、「たんくとおーれ」をしているとへんな感覚の癖がついてしまう。

だから、「ドミニオン」に近ければ近いほど、「ドミニオン」でいいやになって、「ドミニオン」から離れればはなれるほど、「ドミニオン」が弱くなりそうで、やりたくないと思ってしまうのです。

でも、その点、「ハート・オブ・クラウン」は、ゲームの感覚が割と違うので、そんなことを考えなくてもいいので、一時期、けっこう遊びました。

日本以外だと、アメリカで、デッキビルドゲームがけっこう作られた感じです。

「サンダーストーン」は、かなりオーソドックスな感じ。
でも、デッキビルドにつかうお金の部分と、勝利点を獲得する武力とに分けてきて、ゲームとして雰囲気がでていました。3

「クォーリアーズ」は、その「サンダーストーン」をダイスゲームにしたようなゲームで、わたしは、大変好きです。
サイコロなので、はっきりいってバランスは、メチャクチャだと思うけど楽しい。

「アセッション」は、購入できるカードがランダムに出てくるということでは、「ハート・オブ・クラウン」に似ているし、リソースがお金と武力にわかれているところは、「サンダーストーン」に似ていますが、なによりも、準備が簡単なのが素敵です。

「ルーンエイジ」は、カードにエラッタがあるといわれていて、2版が出たら欲しいと思っていますがやったことがないです。
うーんでも、いろいろな遊び方が出来るということは、若干、ルールがとっちらかっているのではないかなぁと思ったりしています。

あと、「バイオハザード」のやつとか、遊んだことがあります。

このあたりは、(「ルーン・エイジ」はどうか知らないけれど)カード(やダイス)をお金で購入して、デッキを強くしていくという流れです。

日本のゲームほど「ドミニオン」そっくりではないので、遊ぶのに抵抗(「ドミニオン」弱くなりそう)はないけれど、プレイした感覚は、とってもよく似ています。

でも、まだヨーロッパ系のゲームでは、デッキビルドってほとんど見ない感じでした。

そんなところに出てきたのが、「数エーカーの雪」。
そして、フリーゼの「ビール侯爵」、「ファミリア」、「ラクラク大統領になる方法」、「ロビンソン漂流記」などでした。
続いて、最近の名作、「ロココの仕立屋」、「ルイス・クラーク探検隊」なんかが出てくるわけです。4

ヨーロッパ系のデッキビルドは、システムは確かにデッキビルドなのですが、一捻り合ってすごいです。

さすが、ユーロ。同じゲームを作るのではなくて、システムの楽しさだけを抜き出してきた感じがして、本当にすごいと思います。

さて、「エミネントドメイン」は、このアメリカ製デッキビルドとユーロ製デッキビルドをつなぐようなデッキビルドです。

アメリカ発のゲームなのですが、「ドミニオン」をプレイした後にプレイすれば、これが、デッキビルドゲームだとは思えないぐらい変わっています。

  1. 実は、そこがおもしろさだと気づけずに。 []
  2. 多分。違ったらごめんなさい。 []
  3. 今、書きながら「ドミニオン」って、リソースが1つのところが凄くて、2つあるって煩雑で退化じゃないかとちょっと思ったのは内緒です。 []
  4. このあたりの歴史の流れは、あくまでわたしの中の認識ですので、事実と個なる場合があるかもしれません。ご注意下さい。 []

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ファウナ

その後、幼児と小学生がやってきたので、わたしは、ゲームから抜けて子どもと積み木とかして遊んでおりました。

その間、大人達は「ニムト」、「ダイヤモンド」や「ストームス」、「テレストレーション」なんかを遊んでいました。

「テレストレーション」は、一瞬、わたしも入りかけたのだが、幼児に遊びにさそわれたので抜けました。

で、お昼ごはんのバターチキンカレーも食べて、おやつなんかもいただいた後、小学生も混ぜて遊んだゲームが、「ファウナ」でした。

緑の人こと、フリードマン・フリーゼの楽しいトリビアゲームです。

ホビージャパンの日本語版です。

ファウナというのは、日本語では動物相と訳されます。
昔、小山田 いくのマンガに、「フォーナが走る」というのがありました。そのフォーナ(何人の人が理解できる説明だ??)と同じ言葉です。
ある特定の時間(時代)、ある特定の地域に住む動物をまとめてよぶ言葉だそうです。

でっかいボードには、世界地図がかいてあります。
で、その世界地図は、いくつかの地域にわかれています。これは、人間の国境ではなくて、環境によっていくつかの地域にわけられています。動物地理区(ファウナリージュン)ほど荒くないけど、生態系ブロック(バイオリージュン)ほど細かくない感じだと思います。
その世界地図のどの地域に、どんな動物が生きているのかをあてるクイズゲームです。

フリーゼ、非道い(褒め言葉)というかブラックなゲームばっかり作っている人かと思うと、こんな自然についてのトリビア的なゲームを作っているする。

嘘か本当かわかりませんが、フリーゼは、エコを推進している人なんだそうです。
だから、こんなゲームを作ったり、「電力会社」では「風力発電」とかエコなものが、ちょっとお得になっているという話を、どこかのポッドキャストで聞いた気がします。
そして、だから、髪の毛の緑とか!!その髪の毛の緑、エコなのか??

まずは、カードが1枚めくられます。
カードの上半分には、1匹の動物の名前と絵がかいてあります。その動物の動物相(つまり住んでいる地域ですな)と、重さ、体長、しっぽの長さなんかをあてていきます。地域は、いくつの地域が正解か、数だけわかります。
下半分は、箱の中に隠れていて、そこには、答えがかいてあります。

手番のプレーヤーから、自分が「コレだ!」と思う場所に、自分のコマを置いていきます。「地図」、「重さ」、「体長」、「しっぽ」の長さのどこにコマを置いてもいいのですが、自分の番には、1個しか置けません。そして、人が置いたのと同じところには置けません。だから、自信のあるところから、置いていくのが大切です。

もう、自信がないのでコマを置きたくない場合や、置くコマがなくなってしまった場合は、パスをします。
全員がパスをしたら、答え合わせタイムです。

答えは、ぴったり正解でなくても、正解のとなりに置かれていれば、点数がもらえます。まぁ、動物ですから、多少の誤差はあるのでしょう。多摩川にアゴヒゲアザラシが住んでたりすることもありますからね。でも、もちろん、ぴったり正解の方が高得点です。
地域は、たくさんの地域に広がっている動物ほど、あてやすいので点数が小さくなっています。1地域にしか住んでいない動物は、当たるとデカい。

不正解だったコマは、没収されてしまいます。
毎回、新しい問題に進む前に、1個ずつコマは帰ってきますし、その時、3個以下だと自動的に3個までは回復しますが、それでも、間違ってばっかりだと、どんどん答えにおけるコマが少なくなっていきます。

だれかが、最初にきめられている最終得点に達したら、ゲーム終了です。

で、実際のゲームです。

たしか、6人までのゲームで、7人でやったので、他のゲームからコマだけ持ってきて1人増やして遊びました。
人数が多くなるほど、終了得点がさがるので、それを考慮して6人のときよりも、少し最終得点は低く設定しました。

わたし、最初の方はとばしていたのに、けっこうあっという間に、コマが3つになってました。

……コマ、置きすぎだ。

あと、「あぁ、トップのこの人の隣に置けば、当たるんじゃない?」作戦とかしておりましたが、全然、ダメでした。

なんか、生息地の数からして、このあたり……という凄い推測をしている人がいて、賢い人は違うと思ったり。

サル、小さいのかデカいのか、まったく分かりません。

そして、派手な鳥。全部、南米かアフリカにいるような気がする……。

けっこう、うしろの方で終了した記憶が。小学生にも負けていた記憶が。あの子は、お父さんとチームをくんでいたんだったかなぁ。

何回あそんでも、まったく覚えないですな。
同じ動物が、出てきているのかどうかも、わからない記憶喪失です。

フリードマン・フリーゼ,Friedemann Friese
ホビージャパン
発売日 : 2013-01-13

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大家はつらいよ

大家はつらいよ
フリードマン・フリーゼのデビュー作のリメイク、「大家はつらいよ」の日本語版です。

テキストいっぱいのゲームなので、日本語版は、うれしいですね。

おもいっきり、人を攻撃することができるゲームで、人を選ぶというか、フリーゼらしい尖ったゲームです。

購入後、外のゲーム会に行くこともできず、今までは、でこねぇさんと2人で遊ぶことしかできませんでした。
まぁ、ルール確認です。
でも、これは、3人以上で遊びたいよねぇということで、今回、和邇乃児さんにおつきあいいただきました。

えーと、以前、この3人で「フリーデマテンテン」というゲームをしていて、これも、大概、ひどい(ほめ言葉)ゲームです。テイストはそれと似た感じです。
フリーゼマテンテンは、わたしはけっこう好きで、がんばって日本語化もしたので遊びたいのですが、なぜか、2度と遊んでもらえていないゲームです(笑)
多分、拡張の「SET2」が日本に入ってきて、日本語化したら遊んでもらえると思うのですが、その後、「SET2」が入ってくる様子はありません。

でも、ひどい、ひどいといいながら、ちゃんとゲームになっているところが、フリーゼのゲームのすごいところだと思います。ほんとに。

自分のアパートを作って、店子を住まわせて、お金を儲けていくゲームです。
こうやって聞くと、けっこうオーソドックス。

で、プレーヤーは、自分の手番に手札からカードをだして、アパートを建てたり、店子をアパートに住ませたり、アクションカードをプレイして、人のアパートを爆破(笑)したりします。

このカードの使い方が、ものすごいフリーダムです。

カードは、裏向きに置けばアパートの1フロアーになります。
屋根代を払って、屋根をもらって、その下に1階建てから5階建てまでのアパートを作ります。アパートを建てれば建てるほど、屋根代は高くなっていきます。
じゃあ、できるだけ5階建ての高いアパートを作ればいいかというと、そうでもない。割と、高いアパートには住みたくない店子も多いのです。

1回の手番で、カードを好きなだけ使って、好きなだけ好きな様なアパートを作ることができます。
もう、手札全部、アパートにしたってOKなんです。
なんて、フリーダム。

カードの表面は、大きく分けて、店子のカードとアクションカードと屋根や地下室を拡張する建物カードの3種類があります。
これが、プレーヤーに規定枚数、まったくランダムに配られているのです。

「あー、店子カードが1枚もない……」

てなことも起こります。店子がいないアパートばったり建てて、どうしろというのだ!!1
なんて、フリーダム。

アクションだって、1ターンに1回なんてケチなことは言いません。自分のターンなら、好きなだけプレイして、好きなだけアクションすることができます。
おいしい店子を人のアパートから自分のアパートに「引っ越し」させるたり、邪魔な店子を「暗殺」したり、アパートを「爆破」したり。
なんて、フリーダム。

まぁ、フリーダムには、義務と責任がつきまとうのです。
犯罪をおかせば、もちろん、刑務所にいかなければならなくなることもあるでしょう。
大家さんが、刑務所にいるあいだは、店子は、一切、お金を払いません。
でも大丈夫です。アリバイさえがあれば、かわりにとなりのプレーヤーが刑務所に行ってくれます(爆)
そうすれば、次のそのプレーヤーのターンに、5金の保釈金を払うのはそのプレーヤーです。無茶苦茶や(笑)

基本の仕事はアパート経営です。
1回の手番で、カードを好きなだけ使って、店子をアパートに入れることができます。
まぁ、店子もけっこう難物揃いで、1階にしか住まないとか、3階以下の建値のにしか住まないとか、家族が多いから2フロアー貸してとか、いろいろわがままを言うわけです。
貴族なんて、1階建てにしか住まないけれど、2フロアー貸してとか、メチャクチャいいます。
が、条件にあいさえすれば、好きなだけアパートに放り込むことができます。
しかも、自分のアパートだけでなくて、人のアパートにまで、放り込めます。1金も払わない「いそうろう」や、「不法占拠者」のような行儀の悪い下宿人は、どんどん、子とのアパートの空き部屋に掘り込んでしまいましょう。
なんて、フリーダム。

このアパートの建設、アクションカードのプレイ、店子の入居を好きな順番に、好きなだけすることができます。
なんて、フリーダム。

自分のターンの終わりに、店子は、それぞれ決まった家賃を払ってくれます。店子が住んでいない部屋からも、なぜか1金もらえます。でも「不法占拠者」がいるようなアパートからは、収入がありません。
そして、今稼いだお金を使って、カードを買い足していきます。
お金のある限り好きなだけカードを購入することがてぎます。
なんて、フリーダム。

山札のカードは、こうやって買われて使用されていくばかりなので、いつかつきます。このカードがつきたら、ゲーム終了です。
それぞれ1回ずつ最終手番をして、1番お金をもっているプレーヤーが勝利します。

そうです、結局、世の中、お金なのです(笑)

実際のプレーでは、わたしのところには、今回、「ひっこし」が集中していました。
で、人のところから、住人を引っ張ってきてということが多かったです。

カードのうちの何割かは、アパートとして裏向けに並べられて、効果を発揮しません。
もちろん、プレーヤーの性格にもよると思いますが、攻撃系(犯罪系)のカードは、けっこう、リスクも高いので、アパートにされちゃうことが多い気がします。
でも、だからこそ、クリティカルにあたったときは、かなり痛い。
対策カードを持っておこうということになります。
このリスクとリターンのバランスがなかなか素晴らしくて、コレ、けっこう、まともなゲームだと思います。

ハッカーしか住んでいないハッカーアパートを作ってみたり、

「『母子家庭』、悪いけど、いい店子が入るので、ちょっと退いて」

とか、

「『変わり者』の住んでいるマンションには、『不法侵入者』も入居できませんって、どんなけ、かわり者やねん!!」

とか、いろいろ、フレーバーを楽しむ部分も多いのですし、

「あぁ、さっきから、1枚も店子を引いてこない~~」

という悲鳴があがって、カードの引きの部分も大きいのですが、なかなか、楽しいゲームです。
多分、カードの中身がわかって、2回目からは、もっと面白いのではと思います。

わたしは、計算違いで「科学者」が作り出した「怪物」(けっこう良質な店子です)を入れる自分のアパートがなくて、泣く泣く人のアパートに斡旋したり、最後のターンに、『貴族』に『居留守』を使われたりして、2位でした。

フリードマン・フリーゼ,Friedemann Friese
アークライト
発売日 : 2014-04-05
  1. まぁ、店子がいない空き部屋でも、1部屋1金もらえます。だから、家賃0金の居候は、焼き部屋以下(笑) []