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ネアラ1 記憶をなくした少女と光の竜

ドラゴンランスの世界にもう1度。ということで、「ネアラ」です。
でもこれ、途中で(翻訳が)終わっているんですよねというところで、ちょっと不安がないわけではない。

1巻ごとに完結するお話かと思っていたけど、そうでもなさそうです。

若い読者向けのD&D小説。
D&Dとジュブナイルは、「銀竜の騎士団」とか「アイスウィンド・サーガ」というのがあるけれど、あんまり相性がよさそうな感じがしないんですよねぇ。
「アイスウィンド・サーガ」はおもしろかったけど、「銀竜の騎士団」とかは、イマイチな感じです。
どれぐらい、お話を単純にしちゃうかというのが大きくて、子ども向けだからといって単純にしすぎちゃうと、わたしの好みからはずれてしまうようです。

「アイスウィンド・サーガ」は、「ダークエルフ物語」を挟んで、完全に子ども向きのものではなくなっていってそこがおもしろかったです。

で、今回の「ネアラ」ですが、なかなか上手にあの時代が描写されていて、楽しかったです。
ハーティのメンバーたちも、みんな一癖も二癖もある感じで良かったです。
というか、まともなメンバーって、戦士の女の子ぐらいでは。でも、みんな魅力的でした。

特にケンダーとミノタウロスが良かったです。あと、エルフも、キャーキャー言われそうなミーハーな感じのキャラです(笑)

樫木祐人,読書ハクメイとミコチ,ファンタジー,樫木 祐人,HARTA COMIX,KADOKAWA

ハクメイとミコチ7

めっちゃ、わかり味が深いというか、こんな風に感じたいというお話が入っているんですよねぇ。

ファンタジーな世界でも、しっかりと地に足が付いた日常はある。

読書アヴァロンの霧,ナイトランド・クォータリー,ファンタジー,書苑新社,花田 一三六,Liar or Liege

ナイトランド・クォータリー31 往方の王、永遠の王 アーサー・ペンドラゴンとは何者だったのか

「新創刊準備号」の次に読む31号。
けっこう、雰囲気変わってますねぇ。幻想と怪奇というよりは、もうちょっと真面目にファンタジーよりです。というか、途中、論文みたいなのもなかったか(笑)
まあ、特集が「往方の王、永遠の王」ということで、アーサー王伝説なので、よけいにそうなのかもしれません。
しかし、アーサー王の物語をいろいろ読めて面白かったです。

アーサー王伝説で好きなのは、「アヴァロンの霧」シリーズで、ほぼ、あとどのアーサー王前節を読んでも、わたしの基本には、あの物語が正史としてながれています。
が、今回、そこに新しい解釈を付け加える物語もありました。
それが、1番好きというか、格好良かった花田 一三六の「Liar or Liege」のケイ卿。
こんなかっこいいケイ卿は、見た事がなかった。
そして、物語もあってると思う。もう、フィルターを通してしかケイ卿が見られなくなる格好良さです。

UncategorizedA WIZARD'S GUIDE TO DEFENSIVE BAKING,T. Kingfisher,ハヤカワ文庫,ハヤカワ文庫FT,パン焼き魔法のモーナ、街を救う,ファンタジー,早川書房,T・キングフィッシャー

パン焼き魔法のモーナ、街を救う

「パン焼き魔法」ですから、なんか、もっとアットホームというかドメスティックな物語展開を期待していたのですが、しょっぱなから、ぶっ飛ばすジェットコースターみたいなお話でした。
いや、おもしろかったけれど。

しかし、この世界の魔法使い、けっこう危険じゃないかい。
そういう現実の苦みみたいなものも、ちゃんと効いている良いファンタジーでした。

山田ミネコ,読書ふふふの闇,ファンタジー,ミステリー,山田 ミネコ,河童の出て来た日,eBookJapan Plus,Kappaシリーズ

河童の出て来た日

「Kappaシリーズ」というのがあったのですね。
はじめて読みました。

先生と生徒の恋愛もの……といいつつ、恋愛よりは、ミステリーでアクションで、山田 ミネコでした。
雰囲気的には、「ふふふの闇」から、ファンタジー要素を抜いたみたいな感じです。