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デウス

デウス
次のゲームは、和邇乃児さんの「これいいよ」というオススメで、ゲームハウスで購入した「デウス」です。

「デウス」は、いろいろな土地に、いろいろな効果のある建物を建築して、勝利点を集めていくゲームです。

前回の湖畔のゲーム会から時間がありましたので、和訳のシールを貼って、1度でこねぇさんとお試しプレーをしていました。
カード1枚1枚に特殊能力があって、けっこう全体を把握するのは難しいのですが、できることは、毎ターン、手札のカードを1枚を選んで、それをどうするのかで、選択肢は、「ファイブ・トライブ」よりも絞られている感じです。やりたいことがあっても、カードが手札になければどうにもならないので、カード運が大きい感じのゲームした。

和邇乃児さんも、外のゲーム会で経験ありとうことで、確認のためのインストをしていただきます。

最初に、初期資源と手札が5枚ずつ配られます。
カードには、建物とその効果がかかれています。
自分の手番では、カードを1枚プレイするか、カードを捧げ物にするかの2つから選ぶことができます。

コストを払って、カードをプレイすると、建物を建てることができます。ただし、自分のボードの上に、これから建てる建物のコマがなければ、プレイすることはできません。
プレイされたカードは、カードの色別に自分の個人ボードに並べられていきます。そのとき、同じ列に並べられたカードの効果を下から順番にすべて発揮することができます。
インストしていた和邇乃児さんが一言。

「おぉ。カードの効果って順番が決まっていたんだ。前は、好きな順番でやっていた」

との事でした。

カードのプレイをしたら、次は、個人ボードのコマを全体のボードに配置します。
最初の建物は、ボードの端に建てます。そして、次からは基本的に自分の土地に隣接するように土地を広げていきます。建物が建っているところが、そのプレーヤーの土地になって、そこには他のプレーヤーが建物を建てることはできません。
また、水の地形には、海事施設しか建てることができないという制限があります。

カードの色別に建てられる建物の種類が決まっています。
青が海事施設、緑が生産施設、オレンジが科学施設、茶が公共施設、ピンクが軍事施設、紫が神殿の6種類です。
海事、生産、科学、公共、軍事の5つの施設は、各自が自分の色のコマを5つずつ持っています。そのうち、2つだけが最初に個人ボード上にあり、あとはストックになります。
海事は、水の地形にしか建てることはできません。また、他の施設は海に建てることができません。
神殿だけは、全員共通の建物で、これは、既に自分が建物を建てた場所にしか置くことができません。1

海事施設は、コインを得たり、資源をコインや勝利点に変換したり、コインを資源に変換したりする能力を持ちます。
生産施設は、支配している土地から地形に合わせた資源を生産します。
科学施設は、いろいろ便利な能力を発揮します。
公共施設は、配置した土地や建物に合わせて得点を得ることができます。
軍事施設は、特別な施設で、軍事施設を移動させたり、蛮族の土地から勝利点を奪ったりします。
神殿は、特別な能力はないのですが、ゲーム終了時に条件を満たしていると最大12勝利点になる可能性がある建物です。

自分の手番にできるもう1つのことは、カードを捧げ物にすることです。
これは、共通の捨て札置き場に、手札のカードを好きなだけ捨てて、捨てたカードの1番上のカードと捨てた枚数に合わせて恩恵を受けることができます。
カードをプレイすることで、手札は基本的に減っていくのですが、この捧げ物をすることで、カードを引きことができます。
カードの補充は、基本的に、この捧げ物のタイミングか、カードをプレイして手札が0枚になったときにしかありません。

海事施設をトップにして捧げ物にした場合、捨てたカードと同じ数のコインを得て、5枚まで手札を補充することができます。
生産施設をトップにして捧げ物をした場合、捨てたカード同じ数の資源を得て、5枚まで手札を補充することかできます。
科学施設をトップにして捧げ物をした場合、勝利点を得て、5枚まで手札を補充することができます。
公共施設をトップにして捧げ物をした場合、最初に手札を5枚にして、捨てたカードと同じ枚数のカードを引いて手札にします。
軍事施設をトップにして捧げ物にした場合、捨てたカードと同じ数の施設コマを個人ボードに準備し、5枚まで手札を補充することができます。
神殿はワイルドカードで、捧げ物にした場合、どの施設として利用するか選ぶことができます。

ボード上は、いろいろな地形に分かれています。蛮族の土地という勝利点が置かれている土地があって、その土地の勝利点の奪い合いという要素もあります。
その土地の周りが全部囲まれた時、1番軍事施設をたくさんその土地に接して配置していたプレーヤーは、その勝利点を得ることができます。

うーん。
まずは、蛮族の土地を囲み込むように配置して行くのかなぁ。天下三分。それから、自分の土地の蛮族の土地の勝利点を取っていく感じになるのかなぁ。

何はなくても、生産施設が必要かなぁ。

なんせ、初めてなので、資源がどれぐらい出てくるのかとか、コインがどれぐらいでてくるのかとか、わからない。

あんまり考えずに、建てられる建物から順番に建てていましたが、このゲーム、あきらかに早い時期に建てるべき建物と、後から建てた方がいい建物があります。

和邇乃児さんは、蛮族の土地を囲まなくても、そこから少しずつ勝利点を吸い出す能力のある軍事施設を1番最初に建てます。それを移動させて、人が囲もうとしている蛮族の土地からチューチューと勝利点を奪っていきます。
わたしが狙っていた蛮族の土地の勝利点は、囲む前から、全部吸われてしまいます。

最初、天下三分とか思ったので、割とばらまいて配置したのですが、強力な能力のある施設は、けっこう3つ以上の施設がある土地がないと発揮しなかったりします。
速攻で建物を土地に薄く配置するのか、遅効として集中して配置してから爆発させるかいうのも、作戦としてありそうです。

てこねぇさんは、公共施設の能力を何度も使って、勝利点を貯めていきます。

どうやったらうまくまわるだろうと考えているうちに、わたしは生産施設ばっかりが特化して増えていきます。

それでも、この神殿をたてれば12点という自分の配置に合致した神殿が2つきたので、1つ建てます。
神殿は、1つ目はいつでも建てることができるのですが、2つ目を建てるためにはすべての種類の建物を1つ以上ずつ建てている必要があり、3つ目を建てるためにはすべての種類の建物を2つ以上建てている必要があり……という制限があります。

わたしは、公共施設を1つも建てていません。どうしても、資源が出て回ることに必死になって、直接得点が入るカードは後回しになります。あと、手札を多くして置きたいということで、割と、公共施設、捧げ物にしていたのです。

手札に、公共施設がない。
これは、引くしかないということで、いらない神殿を捧げ物にして大量ドロー。ない。
もう1回、12点になる神殿1枚だけを残して、4枚まで手札補充。こない。

そんなことをしている間に、ゲーム終了。

「わたしひどいのよ~。このカード見て」

と、でこねぇさんが見せた手札の中には、公共施設が5枚!!
おい!!

「そんなところで、キミががめていたのか~」

「今、引いてきたカードが全部これだったのよ~」

1位和邇乃児さん、38点。2位でこねぇさん、31点。3位りん、25点。

うーん、神殿を出せていても37点で届かないかぁ~。

和邇乃児さんは、

「このゲーム、なんとなく絶対に強い作戦があるような気がする。わかったような気がする」

とのことでした。

「もう、このゲームはいい感じかなぁ」

えー、和邇乃児さんのオススメで購入したのに~。

確かに、序盤に出せると強いカードがある気がします。
でも、いろいろ作戦もありそうな感じもしますので、もうちょっと遊んで見たいです。

BAJで、オンラインでも出来るようなので、ちょっと練習しよう。
そうすると、カードの効果が正しいかどうか怪しいカードの確認も出来そうです。

セバスチャン・デュジャルダン,Sebastien Dujardin
Asmodee Editions
発売日 :
  1. そうしないと、共通のコマなので誰の神殿だかわからなくなります。 []

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ファイブ・トライブス ナカラの魔人

ファイブ・トライブス
3月8日(日)は、久しぶりの湖畔のゲーム会でした。2月は湖畔のゲーム会がなかったので、1カ月以上ぶり。

普段は、土曜日に開催されるのですが、今回は、和邇乃児さんが土曜日に用事ということで、日曜日に開催。
しかも、和邇乃児さん、この日は、夕方東京に向かって立たなければならないということで、朝から夕方までのゲーム会でした。

さて、最初に和邇乃児さんが出したゲームは、「ファイブ・トライブス ナカラの魔人」でした。

「ルール、読んだだけで、いい感じやで~」

とのこと。
5種類の特殊能力のある部族(?)を操ったり、魔人の力を使ったりしながら、陣取りをしたり、商品を集めたりして得点を集めるゲームです。

「主なシステムは、『マンカラ』です」

???
マンカラ。
マンカラなら知っています。というか、わたしが知っているルールは、「オール・ボール・コール・ゲーム」のルールですが。なんせ、1つの場所にある石(種)を全部とって、その石(種)を順番に隣の場所に1つずつ置いていくのが、マンカラのルールです。

このゲームでは、タイルを並べてボードをつくります。そのタイルの上に、コマが置かれています。
コマは、5種類で、それぞれ色が違います。最初は、各タイルにランダムに3つずつ配置されています。
このコマが、マンカラの石(種)の代わりになります。

タイル1つを選んで、選んだタイルの上にのっているコマをすべて取ります。そして、そのコマを1つずつ隣り合うタイルに再配置していきます。再配置するときは、縦横に進むことはできますが、斜めは行けませんし、直前に移動したタイルにもどるような移動もできません。

コマがなくなって移動が終了したら、移動が終了したタイルから、最後に移動させたコマと同じ色のコマをすべて取り除きます。
取り除いたコマの種類と枚数によって、アクションをします。
また、こうしてコマを取り除いたタイルが空き地になった場合は、そこを自分の支配地にすることができます。

コマを取り除くことでのアクションは5種類あって、これが、「ファイブ・トライブス」というゲームの名前になっているようです。
黄色は、ゲーム終了時に黄色のコマは1つ1勝利点になります。そして、黄色のコマを1番多く集めていたプレーヤーは、20点。
白色は、ゲーム終了時に2勝利点になります。また、白コマは「魔人カード」を購入するのに必要になります。
緑色は、コマと同じ数の商品を手に入れることができます。
青色は、周囲にある青タイルの数だけ勝利点を手に入れることができます。
赤色は、コマと同じ数の距離以内にあるマスに配置されているコマや、プレーヤーがキープしているコマを1つゲームから除外します。
これによって、タイルにコマがなくなったら、そこも、自分の支配地にすることができます。

コマでのアクションが終わったら、次はタイルのアクションをします。タイルにも種類があって、それぞれでできるアクションが違います。
支配した時の勝利点の高いタイルには、アクションはありません。初期の得点は低いけれど、タイルのアクションをすることで、勝利点を高めていけるタイルや、勝利点を払って商品を手に入れるタイル、白コマを払って魔人カードを手に入れられるタイルなどがあります。

若干、ややこしいと思ったのは、商品を手に入れるアクションは、コマのアクション、タイルのアクションの両方にあるのですが、魔人カードを手に入れるアクションは、タイルのアクションの方にしかないとか独特の振り分けがされているところ。あと、コマは種類によって、すぐに使ってしまったり、キープしておかなければならないものがあったりするところです。

まあ、取りあえず、ゲームスタートです。

まずは、全部のタイルに3つずつコマがのっています。だから、3つのタイルにコマをまくことができます。
最後においたコマと同じ色コマを取り上げてアクションします。その時、たくさんのコマを取った方が、強力なアクションができる(または、後でお得)なので、2つの同じ色のコマが重なっているところで、コマをまくのを終えたい感じです。

魔人カードの能力は、おそらく何度も使った方がお得そうな気がするので、まずは、魔人を取るために白色のコマを集めるのかなぁ。

ということで、わたしと和邇乃児さんは、最初に、魔人カードを取りに行きます。
まあ、それでもはじめてなので、どの能力がどれぐらい効いてくるかは、手探りです。
和邇乃児さんが取ったのは、残り1このミープルの場所があったら、白コマを支払うことでそのミープルを取り除いて、その場所を支配できるという能力の魔人カードです。上手くつかえば、陣取りにアドバンテージが取れます。
わたしがとったのは、商品カードのなかにふくまれている奴隷カードを2枚セットにすれば、任意の商品として扱えるという能力の魔人カードです。商品は、種類を集めれば集めるほど高得点になっていくのですが、レアな商品なんかもあります。奴隷カードは、商品カードの中にとてもたくさん入っていますので、集めやすいような感じです。

でこねぇさん。

「この商品カードにかかれている○のマークは、なに?」

「多分、全体に含まれているそのカードの数かな」

よく見ると、○2つのレアな商品がいきなり出ています。わたしの魔人カードは、商品集めるにのに適したものなので、あんまりかぶって欲しくないなぁ……。

「じゃあ、こう動いて、緑のコマを取って、商品を取ります」

嫌な感じ。

手な感じで、わたしは、商品を集めるのと黄色のコマを集めるのを中心に動きます。
和邇乃児さんは、勝利点をアップグレードできる土地を押さえます。そして、魔人の力を使って、自分の土地を増やします。
自分の土地だということを示すためを、プレーヤーはそれぞれ規定数だけもっていて、それを全部置き終えるとゲーム終了になります。
つまり、いつ終了するかは、割と和邇乃児さんにコントロールされている感じです。

でこねぇさんは商品を集めながら、はじめっから高得点の土地ばかりを狙って支配していきます。魔人はガン無視。

わたしは、商品集めと黄色のコマ集めをするのですが、後半まで、全然土地の支配ができないままです。

やれることの自由度が大きいので、けっこう長考になりがちです。とくに、その都度その都度、全部の動きを考えてから1番いい手を選ぼうと思っているプレーヤーがいると、ものすごく待たされます。
そして、自分の番になったときに、けっこう状況がかわっていることが多く、それも、長考になりがちな点です。

魔人カードや、商品は、1ラウンドが終わるまで補充されません。そうすると、3人目とかになるとお目当てのものがなくなっていたりします。
また、おいしい土地ができているときもあるので、手番順は、けっこう重要です。

プレイ順を勝利点で競ることになっていて、0点も宣言できるのですが、0点を宣言した場合、後から0点を宣言したプレーヤーがいた場合は、前に宣言したプレーヤーは押し出されてプレイ順が後になってしまいます。

ときどき、おいしい場所をつくって置いて、次のラウンドに強引にスタプレを取りに行く作戦とかもしてみましたが、なんせ消費するのがが勝利点なので、若干、やり過ぎた感じでした。

結果。
1位でこねぇさん、145点。2位和邇乃児さん、128点。3位りん、118点。

わたしは、黄色のコマトップ、商品全種類と、自分の目標は達成したのですが、やっぱり土地が取れていないのがいたかったです。
商品取るのも、タイルの能力で取っていたため、そこでも勝利点を消費していて、無駄遣いが多かった感じです。

1位のでこねぇさんは、商品を全部集めていました。さらに、2週目の商品もいくつか集めていた。今回、和邇乃児さんが商品を捨てていたのと、わたしが、魔人の能力で商品を集めていたために、集めやすくなっていたかも。最初に、レアな商品が取れて、しかも、その後も、わたしがすでに取っていて、でこねぇさんが取っていないような商品ばっかりが出てきたりしていました。

「えー、りんさん商品集めてたんじゃないの。わたし、そんなにがんばらなかったに(薄笑い)」

前の「アホ、ちゃうか!!」発言に続き、非道いことを言われました。

多分、今回わたしたちがそれぞれした作戦って、全部ありだと思うのですが、それぞれに作戦の組合わせ方が間違っていたような気もします。

例えば、和邇乃児さんの作戦だと、多分、1度自分のものにした取ったアップグレードする土地というのは、もう誰も入りたくない(入るとアップグレードして和邇乃児さんの得になってしまう)ので、そこに、自分が欲しいコマ(例えば黄色のコマとか)を集めて、自分で取りながらアップグレードするということができます。
わたしの場合は、もうちょっと土地を取るように動かないといけなかったなぁと。でも、多分、取れる土地があると上家のでこねぇさんが長考して取ってしまうので、取れる場面ってあんまりなかったような気もしますが……。

いろいろ考えなければならないことが多いのですが、次やれば上手く行けそうな気がします。
そういう気持ちにさせてくれるゲームは、よいゲームだと思います。

長考になってしまうところだけがなぁ。タイマー使うとか、1回コマを取ってまきだしたら、やり直し無しのルールにするとか。
それはそれで、別ゲームになりそうだな。