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キング・ルイ

今回は、カードゲームをとってもたくさんしました。
ボードゲームの方が、最初「ニューエントデッカー」、「ウサギとハリネズミ」とわりと時間がかかるゲームばっかりだったということもあるかもしれません。

「6ニムト」から始まって、ボードゲームが3つ入って、「シタデル」から後は、「右へ左へ」、「コロレット」、今回の「キング・ルイ」、「パパラッツォ」、「ドメモ」、「リミット」、「クク」まで、あと紹介するゲームも、すべてカードゲームばっかりです。

「キング・ルイ」は、その中でも、軽いほうに入るゲームです。

飽食の王様、キング・ルイのお食事会が行われています。
テーブルには、たくさんの料理。
プレーヤーたちは、お食事会に招待されたお客です。テーブルから料理の皿を選んでとっていきます。
残った料理は、すべて王様がお食べになります。
お客のたしなみとして、同じメニューの料理を王様よりたくさん食べるわけにはいきません。はしたない食べすぎは、王様のご不興を買ってしまうのです。
また、王様はゆっくり優雅にお食事をお食べになります。また、とっても慈悲深い王様のこと、ときには、かわいいペットのドラゴンにご自分のお料理をあげられたりなされます。
そうすると当然、王様のお食べになるお料理が減ってしまうので、お客たちは注意が必要です。

というような感じのゲームです。
これも、「コロレット」と同じくアバクスシュピーレのゲームです。
おやでも、アバクスのいつものカードゲームの裏とデザインが違ったような気がします。

えーと、表のカードのデザインは、色遣いといい、描かれいるものが食べ物のところといい、ちょっと「マンマミーア」を思い出させる感じです。まぁ、あちらは、材料の絵で、こちらはもう料理されたメニューの絵の違いはあるのですが。

料理は、7種類ぐらいあります。
最初、プレーヤーの人数×2 枚のお料理のカードが表を向けてならべられます。

手番のプレーヤーにできることは、次の3つです。

  1. その中から1種類の料理を選んで、自分の手元に引き取ります。複数枚同じカードがあるときは、すべて引き取ります。
  2. 山札から1枚お料理のカードを引いて、人に見られないように手札に加える。
  3. お料理カードのなかにドラゴンのカードがあれば、ドラゴンを1枚取って、王様のお料理のカード2枚を取り除く。

すべてのプレーヤーが1周この手番をすませたら、残ったお料理は、すべて王様のものになって、ラウンド終了です。

ラウンド開始時に、必要な数のカードを場に配れなくなったらゲーム終了です。

王様のところにある料理と自分の料理を種類別に分けて数を比べてみます。

王様よりたくさん食べてしまったお料理。王様は、ご不興です。0点です。その種類のカードは、すべて捨ててしまわなければなりません。

王様より、少ないお料理は、点数になります。
そして、王様は、ご自分が好きなお料理ほど、たくさんの点数をくださいます。
カード1枚あたり、王様の食べた料理の枚数分の点数が入ります。
つまり各種類の料理ごとに、

(自分のカードの枚数)×(王様のカードの枚数)
ただし、(自分のカードの枚数)<(王様のカードの枚数)

という計算をして、それをすべて足していくわけです。

すっごく、簡単なゲームです。
でも、最後の点数計算が、かけ算と足し算が入り組んで、ちょっと電卓が欲しくなったのは、わたしだけでないはず。

えーと、みんなが取っていって、残りが配置されるというのは、なんか、はじめの方にやっていた「パリス」みたいな感じです。
でも、今回は、数をカウントするだけだから、考えやすい感じがします。

なかなか、うまくできています。王様のところに同じ種類の料理がならべは、その料理は高得点になるわけです。
でも、その料理をたくさん集めるためには、場に表に向けられたそのカードを取ってしまうわけにはいきません。

また、誰が何を集めているのか?というのを見極めることも大事です。
ギリギリの線を集めている人は、高得点になりそうです。そんなときは、ドラゴンに、王様の料理を食べてもらうと、一気にそのカードは0点に転落してしまいます。

なかなかに、考えさせられる良いゲームです。
ドラゴンが食事すると、誰かが悲鳴をあげるところあたりも、盛りあがる要素です。

1回取ると手札が固定してしまう、ドラゴンが2枚ともでてしまうと、先が読みやすくなってしまうなど、ちょっと、単調かなと思えるところもあるのですが、短い時間で、サクッと遊べます。

ちょっと、点数計算は子どもには難しいかなぁと思ったのですが、みんなでワイワイとジレンマを楽しめるよいゲームでした。

と、前回と同じ結論を出して、今回は終わりです。

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パリス

はじまってから気づく疑問。

「あれ、なんでわたし、こんなところに座ってるんだろう?」

みたいな。

「パリス」は、パリの町にお店をつくって、そこにバスを走らせてお金を儲けるゲームです。
わたしは、鉄道とか、バスを走らせるゲーム苦手なのに、なぜここに?

といっても、タイルを使って線路や道路を引いていく「コンタクト・ゲーム」(なぜここで、このゲームをたとえに使うかなぁ?)のような感じではありません。
パリの町の地図とバスの走る道路は、はじめっからゲームボードに描いてあります。
バスの走る道路は、それぞれ路線ごとに色分けがされています。

バス停の名前の書かれたタイルがありますので、それをプレーヤーの数より1枚多く引いて、ゲームボード上に配置します。ここが、今回、プレーヤーたちがお店を持つことができる土地です。

スタートプレーヤーから順番に、タイルをとって、そこに自分のお店コマを置いていきます。そうすると、プレーヤーの数よりも1枚多くタイルを引いていますので、1ヵ所だけタイルが余ります。

タイルの場所に、すでにお店が置かれていたら(最初のラウンドでは、そういうことはないはずですが、2回目のラウンドからはおこりえます)、そのお店に1点が入ります。バス停に商店がない場合は、その色の路線で1番近いバス停にお店を置いている人に1点ということになります。

次のラウンドは、また、プレーヤーの人数よりも1枚多いタイルを引くことからはじめられます。基本は、この繰り返しでゲームが進んでいきます。

1枚残ったタイルは、ゲームボードの左側に並べておかれていきます。タイルには、路線と同じ色がついています。そして、このゲームボードの左側に、同じ色のタイルが2枚置かれたら、その色の路線で、グランドバスツアーが行われます。
出発駅からスタートして、他の路線との交差点ごとに得点チェックをします。交差点にお店を置いているプレーヤーに点数が入ります。それから、この交差点にお店を置いているプレーヤーが、そこに隣接するバス停にコマを置いていれば、それにも点数が入ります。
点数計算の後、この2枚の同色のタイルは、取り除かれます。

決まったラウンド数プレーしたら、ゲームは終了です。
各バス停には、置けるお店の数が決まっています。普通のバス停は、1こ。交差点のバス停は2こです。だから、後からお店を置かれると、元から置かれているお店はゲームボードから取り除かれて、袋の中に入れられてしまいます。
この袋は、ゲームが終わった後の「お楽しみ袋」で、ゲーム中はなかを見ることができません。
ゲームが終わった後、1番たくさん袋の中にお店が入っていた人(つまり、1番たくさんたちのきさせられた人)は、ボーナスポイントがもらえます。

とこんな感じのルールです。
あれ?今、メビウスのレビューページを見てると、もう1回最後にグランドツアーがあると書いてありますねぇ。
あったかな?

ようするにプレーヤーがやることは、タイルを1枚選んで、自分のお店に置きかえるだけです。簡単簡単。
ゲームの終了条件も、ラウンド数で決まっているので、だいたい時間の読めるゲームだと思います。
ゲームとしては、軽い方にはいると思います。

なのに、何故、いきなりわたしは悩んでたかというと、このゲーム、どうやったら、自分に点数がはいるのか、全然わかりません(泣)

いや、わたしの頭が、あんまり良くないということもあるんですがね。
えーと、基本の点数は、「最後に1枚残るタイルと同じところか同じ路線の近いところに自分のお店がある」です。
でも、これ

「最後に1枚残るタイルがどこか?」

というのがわかるのは、最後の方の手番の人だけ何ですよねぇ。で、その人は、もちろん自分の得になるようにお店を配置できるわけですが、そのときには、お店を設置できる場所はもう1/2になっているわけです。だから、その配置で自分が得になるようなタイルが残っていることってけっこう少ないわけです。

……。というか、みんな、他の人が得しないことを考えて配置してたのかな??

それから、配置したお店がそのラウンドですぐに点数を生んでくるということは、少ないのです。基本の点数にしても、グランドバスツアーにしても、次のラウンド、その先のラウンドに発生してくるわけです。
で、それを見越してお店を配置する。

……。そんな、先見るのは、無理です(わたしには)。もしかして、

「あのバス停のタイル何枚出たから、あれがラストだ。今、店を建てたら誰にも立ち退きさせられないぞ」

とかタイルの数をカウントするゲームなのかも(ブルブル)。

えーと、わたしは、どうしていいのかわからなくて、適当にやっていたのですが、手番が後から2人目の時に気づきました。

「あぁ、この順番で手番がまわってくるのなら、ラストの人の邪魔ぐらいはできるなぁ」

やったー。やっと考えて、ボードにお店を置けるぞ(今まであんまり考えてなかったという)。
すると、

「なんで、オレを叩くー。よく見ろ、トップはあっちやぞー」

と、怒られてしまいました(泣)

た、確かに。トップとか、順位とか、なーんにも考えずに、ただ単に自分の手番で「叩ける人間を叩いた」だけの手でした。バレたか。
ちょっと、反省。

うーん。ということで、わたしとしては、ちょっと「軽い」のですが「難しい」ゲームという印象を受けました。
どこかで、「トランスアメリカ」と似ていると書かれていたと思うのですが、わたしも同じ感想です。システムが似ているとか、そういうことではなくて、「やることの簡単さの割には、作戦を思いつかない(思いつけない)」というところが、なんとなく思い出させるわけです。

ということで、ちょっとわたしにとっては苦手なゲームに分類された「パリス」ですが、バリバリなゲーマーの人たち、思考系のゲームの得意な人たちにとっては、短時間でできるいい「考える」ゲームということになるかもしれません。

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本日、5月の京都ドイツゲームサークルが行われました。
京都も、毎回、新しい方が、ぞくぞくとこられますねぇ。
わたしが遊んだゲームは、

「6ニムト」
「パリス」
「ニューエントデッカー」
「うさぎとハリネズミ」
「操り人形(英語版)」
「みぎにひだりに」
「コロレット」
「キング・ルイ」
「パパラッツォ」
「ドモメ(ピラミッドカードゲーム)」
「リミット」
「クク」

ぐらいだったかな?

題名を覚えてなかったゲーム、教えていただいて、訂正しました。

見ていただけのゲームでは、

「にわとりのしっぽ」

がよさげでした。
でもきっと、わたしは弱い(苦笑)