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重力ピエロ

今回は、ちょっと展開が読めたかな。
読めたからといって、おもしろくなくなるわけではないのですが。ミステリーとしては、「オーデュポンの祈り」、「ラッシュライフ」の方が、上かな?

まあ、「ラッシュライフ」は、超変化球でしたから、こっちはそれを思うとストレート。だから、読みやすさは、断然こっちの方が、読みやすいです。
でも、やっぱり、「ラッシュライフ」と同じく、おもしろさよりも、巧さの方にちょっと目がいってしまいがちな感じです。

まあ、しょぱなの一文から、「巧い」からなぁ。

悪くないんだけどなぁ。なんだろう?

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ラッシュライフ

伊坂 幸太郎、2冊目です。
ドンドン読ませるうまさが、ありますねぇ。

でも、この本は、ちょっと巧すぎるだろうという気が、ちょっとした。技巧にはしりすぎているというか……。

まあ、見事に騙されたということなんだけれども……。

物語自体が、どこか破綻していて、エッシャーのだまし絵のように循環構造になっていたらおもしろいなぁとも思ったのですが、「イッツオールライト」は、最初にもどる訳ではなさそうです。

そうして考えると、前作「オーデュボンの祈り」のカカシや、階段を歩く人をベランダから眺める人というのは、作者のことかと思ってしまったりします。

あんまり、こういう全能の存在が前面に出すぎると、ちょっと陳腐に感じてしまうと思うのです。
微妙なバランスで、この作品は、おもしろいの方に天秤が傾いてはいるのですが。

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オーデュボンの祈り

伊坂 幸太郎、初読みです。

読みながら、ずっと、この小説がどこに着地するのかが見えなかったです。
でも、読み終わった今の感想は、すべてが落ち着くべきところに落ち着いているなぁと。

不思議な感じです。
しゃべるカカシとか、絶対にリアルではないのだけども、ものすごく存在感があって、そういうものがあっても良さそうな気がしてくる。

そして、ミステリーかと聞かれると、きっちりミステリーだったなあと。これも、読んでいる最中は、

「ミステリーか、コレ?」

とか、思っていたのですけどもね。
もっと、ハードボイルドに近い物をちょっと想像していたけど、ハードボイルドでは全然なかったです。

読んでいて、暴力的な描写はこの物語の中で、唯一すごく気になる部分でした。妙に、いやなリアルさがあります。でも、その痛みの感覚がないと、このお話は成り立たなかったのかなぁとも思います。

この不思議な感じは、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」に似ていると感じました。
なんか、大事なことを知ってそうな感じ。

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本日、10月14日(土)は、第18回『ゆうもあゲーム会・草津』でした。

今回は、昔の会場に来てくれていたお客さんが、何組か来て下さいました。スタッフあわせて30名ほど。今の会場ならば、ほぼ、満員という感じです。

今日は、「海賊ブラック」や、「ドクター・シュリュッセルバルト」など、新しいこどもゲームが遊ばれていました。
どちらも、けっこう遊ばれそうな予感のゲームです。 

そして、「ウボンゴ」は、今日も、かなり遊ばれていました。

わたしがインストしたゲームは、

「ウボンゴ」……は、途中で人にふってしまいましたが。

「数独」
「ブロックス・デュオ」
「ピック・ア・ディリー」

などなどでした。
後半、新しいお客さんがこなくなったぐらいから、かなり集中して遊びました。

遊んだゲームは、

「デュボン」
「デュボン」
「デュボン」
「デュボン」
「ドクター・シュリュッセルバルト」

でした。

「デュボン」に集中しすぎ(笑)

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ハレルヤ

おぉ。
つい最近に遊んだゲームだけども、ルールを覚えていないぞ(笑)

えーと、コテンパンにやられたことだけは覚えています……。

えーと、「デュボン」のような「フォーカス」のような「ドラダ」のようなゲームでした。
で、コマの動きは、「ハイパーロボット」だったような……。ん?あれは、コマではなかったか?コマを動かすための数字タイルの動きですね。

「デュポン」みたいな「フォーカス」みたいなところというのは、コマをいくつか積んで遊ぶところです。
ただし、スタック全体を動かすのではなくて、動かすことが出来るのは1番上のコマだけです。

コマは、裏と表があって、表が天使で、裏が悪魔です。
最初は、全部「天使」なのですが、どんどん堕天していくという、カワイイ見せかけのわりに、たいへんある意味ブラックなゲームです。

「天使」が「悪魔」を捕まえると点数がはいります。
「天使」が「天使」を捕まえると「悪魔」にかわります。
「悪魔」が「天使」を捕まえても、なにもおこりません。
「悪魔」は「悪魔」を捕まえることはできません。

ということで、全部のコマが裏向けの「悪魔」コマになったらゲーム終了です。

「天使」で「悪魔」を捕まえた点数プラス取ったコマのボーナス(他のプレーヤーのコマをまんべりなく取っていなければ点数にならない)を足してゲーム終了です。

ということで、4人で遊んだわけですが、わたし、4番手でした。
まあ、最初は、全員天使ですから、天使同士の共食いから始まるわけです。

「ドラダ」の様に、上にコマをおかれていると、自分のコマは動かせません。
だから、コマを取られれば取られるほど、しかもブロックもかかってしまうという寸法です。

おそろしいことに、1回目のわたしの手番がまわってきたときには、すでにわたしのコマは、動けない状態に。

そして、それが、3回目か、4回目ぐらいまで続きました。

やっと、コマをはじめて動かせたと思ったら、もう、中盤戦ぐらい……。
おい!

あと、ちょっと、後半、コマの間が空いてくると、ハイパーロボットな動きをするタイルがなかなか思ったところにいかないという問題も……。

これは、ちょっと、まずいかも……。
まあ、最初の展開が、あんまりだったので、評価がきびしくなっているかもしれませんが。

アドバイス。このゲームでは、4番手にはなるな。とか。
基本的に、4人ゲームだけど。