中年サラリーマン左江内氏 未来の想い出 藤子・F・不二雄大全集
パーやんの安定感がなんとも素晴らしい。
もともと、完成したかっこいいキャラだったけれど、青年になっていっそう安定している。
他のパーマンたちは、もう活躍してないと思うのですが、パーやんだけはがんばってそうな感じがします。
「未来の想い出」は、題名がなんともいいですよねぇ。
藤子・F・不二雄版の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。でも、それよりも今に続くループ物の原型みたいにも読めます。
アメコミ好きにはたまらないのですが、そうでない人には、多分、まるで価値もない1冊かも(笑)
ジャイブだから、値段も高いしね。
こうやって見ると、DCのヒーローも、マーヴルヒーローも、よく似た人が多いなぁと。まるで、この作品で対比されるためにわざとそうしたのかと思えてきてしまうほどですが。
ヒーローだけでなく、スパイダーマンの上司が、スーパーマンの働いている新聞社を乗っ取っちゃう話とかは、吹きました。これは、おもしろい。
多分、ときには、「パクリ」とか言い合って対立していたその部分を使っておもいっきり遊べる感覚は素敵です。
2つの世界が合体してのアマルガムも、笑ってしまいました。かっこいいやん。 あの混ざり具合が、絶妙でした。
まあ、ヒーロー同士の激突は、あっという間の2ページぐらいで決着がつくのし、基本、単純な殴り合いだしで、戦う意味もあんまりないし、どーうなんだろうなぁというのはありましたが。
ファンサービスなんて、あんなものか。
ワンダーウーマンに、ストームが勝ったというのが、ビックリでした。
まあ、ワンダーな人とオロロだったら、わたしも、オロロに投票するかな。まぁ、マーヴル贔屓なので。
新しいパーマンの最終回。
これは、昔のパーマンの最終回のリメイクでした。
そうか、だから、スミレちゃんの好きな人は、遠いところにいるんですね。
今回は、コピーロボットでアイテム増殖という話が多かった気がします。しかし、コピーの鼻のボタンが押されて、人形になった時点でアイテムも消えるのではないかとも思ったりした。
パーマンセットなのどは、形をなぞるだけで力はないようです。そうすると、食べたものとかはどうなるんだろう?微妙なルールだ。
マスクや、マント、バッチよりも、実は、コピーが1番パーマンの道具のなかですごい道具なのかもしれません。
新時代のパーマン。ブービーは飼いザルに、スーパーマンはバードマンに、そして、パー坊は出てきません。
デザイン的にも、というか着ている服とかも、現代風のような気がします。
それぞれの少年時代にマッチしたパーマンが存在するんだなぁと。
実は、わたしが知ってるパーマンは、こっちなのかもしれません。
でも、アニメのパーマンで、バードマンという名前に違和感を覚えた記憶はあるんですよねぇ。
若干、スーパーマンの持っている銃の設定が、覚えているのと違う気が。
ブービーなんて、動物になっても困らないだろう……。
わたしの世代は、パーぼうは、あんまり知らないです。
闇夜で悲鳴が聞こえれば、押っ取り刀で駆けつける。
普段は怠け者であっても、その気持ちが正しいのだというメッセージは、生きている人への応援歌です。