藤巻忠俊,読書ジャンプ・コミックス,スラムダンク,マンガ,リアル,藤巻 忠俊,集英社,黒子のバスケ

黒子のバスケ3

王道か、邪道かというと、ちょっと邪道なバスケマンガだと思います。黒子のバスケ、古武術の動き。

まあ、他のスポーツのマンガだったら、これぐらいアリだと思うのですが、バスケマンガには、「スラムダンク」という、王道というかお手本がかるわけですから。
もちろん、「スラムダンク」にも、嘘はいっぱいあるんだけれど。あくまりでも、他のスポーツのマンガに比べると、リアル思考の嘘でした。
似てるスポーツのマンガってなんだろう「エースをねらえ!」かも。

でも、黒子のバスケの場合は、その嘘から、ちょっとはみ出したところで書いてます。でも、あくまでお手本はお手本としてものすごく意識しているみたいに感じます。

そこに、ちょっとおもしろいバランスがでてきていると思います。

日向武史,読書あひるの空,スラムダンク,マンガ,日向 武史,講談社,講談社コミックス

あひるの空14

負けたら終わる。
高校で、インターハイ目指しているお話なら、それは仕方がないのかも。

でも、負けても終わらない日常があって、負けたからといってバスケットボールをやめるわけでもない。

そういうお話なんだなぁ。
もちろん、彼らは、1年と2年だから許されているのかもしれないけれど。

まあ、みんな、マンガらしく上手すぎるというのはあるんだけどね…。

でも、キャブ翼読んで育ったJリーガーがいるように、「スラムダンク」や、「あひるの空」を読んで育つバスケットボールの選手も、きっとこれから生まれてくると思います。

これは、きっと、そういうお話。

日向武史,読書あひるの空,スラムダンク,マンガ,リアル,日向 武史,講談社,講談社コミックス

あひるの空6

4人バスケットボールの経験者で、1人が穴。これは、「スラムダンク」でも、一緒のパターンでした。
でも、「スラムダンク」の場合は、その1人が主人公ということで、かなりドリームな展開も許されていたと思います。

でも、このマンガの場合は、本当に、穴な感じです。リアルだ。控えにいた人間が、ちょっと試合に出ただけでも、ものすごく疲れてしまうというリアルや、やっぱり、活躍できないというリアル。
そして、

「それでも、充分なことは出来ないけれど、3分間だけでも、自分のできることを精一杯しよう」

と思うことのリアルが伝わってきて、すごくいい。

しかし、勝てるのか?
試合は続きます。