七歳までは夢の中 親だからできる幼児期のシュタイナー教育
なかなか、優しくするのは難しいと感じます。
イジワルする子の寂しさ、不安に想像がいきながら、それでも、その子を叱ってしまうのは、本当は、その子のことを思っているのではなく、周りの目を気にしているからかもしれないとも、思います。
理想への道は遠いですね。
自分の中に、本当にそんな力があるのかと不安になることもあります。
シュタイナーの哲学や、思想なんかを眺めて、神秘的な部分は、かなり「アヤシい」と思うのですが、不思議なことに、人に対する洞察などは、「その通り」とコトリコトリと腑に落ちるというか、共感できます。
大村 祐子 / ほんの木(2000/04)
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とりあえず、子どもと接する機会が多い大人は、優しい気持ちになれる本や、物語をいっぱい吸収しておく必要があると思います。
浅い読み方ですが、わたしのシュタイナー教育のとらえ方は、そんな感じです。
それでも、実際に目の前にある暴力を、優しい気持ちでなんとかできるのかどうかというのは、わからない。
ただ、自分がそれに巻き込まれて、激高するのは防げるか?
でも、そうして感情を抑えることが本当に正しいかと聞かれると、それもわからないというのが、正直なところです。
大村 祐子 / ほんの木(2000/02)
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うーむ。わたしの気質は、「胆汁質」と「粘液質」の両面あるかな。
最初読んだときは、「憂鬱質」だと思っていたのですが、「痩せています」、「小さくて綺麗な字を書きます」というのは、明らかに違う(笑)
きっと、「幼い頃から自我に目覚めています」とか「物事の深い意味を知りたいと思います」とかいう文章にあこがれて選びたくなっただけでしょう。
でも、「胆汁質」と「粘液質」は、正反対の気質なのだそうです。
で、小さい頃、小学校の通信簿になんて書かれていたかを思い出す。
「落ち着きのない子で……」
多血質?いつも明るく愉快なチョウチョ?
これは、違うと思うのですが……。
「なんにでも興味をもち、夢中になりますがすぐ忘れます」
「印象に左右されやすく……」
あぁ。これや。
そして、正義感と使命感はあんまり無い(笑)
だから、「胆汁質」ではない。
ということで、しっかり見てみると「多血質」と「粘液質」の様です。どっちかというと、「粘液質」の方が強いな。
このあたりの子どもの理解のしかた、そして、接し方は、経験の上からいっても、本当に正しいものだと感じました。
もうちょっと、勉強してみましょう。
大村 祐子 / ほんの木(1999/12)
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これと、シュタイナー教育のブックレットを何冊か読んで思ったのは、シュタイナーの思想というのは、「人間を健全なイメージ(物語?)のなかで理解していこう」という考え方なのかなぁ。
そのイメージが、ほんとうに「科学的に、客観的に見て正しいことである」とシュタイナーは信じていたようですが、わたしたちにとっては、「そういうイメージを持つことによって、どんな影響が生じてくるか」の方が大切な気がします。
まぁ、だからといって、「そういう影響」を生ずる手段として「そう考える」というのは、本末転倒なわけですが。
ただ、それをイメージとか、懐疑的に呼んでいる限り、本当の効能というのは、少ないのかもしれませんが。
すべてのことに意味があるという考え方は、人が生きて行くにあたって、とっても大事な考え方だと思います。
西平 直 / 講談社(1999/06)
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