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ミラ・クル・1 宙ポコ/宙犬トッピ 藤子・F・不二雄大全集

コロコロコミックスに掲載された短期で終わった連載ものを集めた回のようです。
パーマンごっことか、素敵だなぁと思いました。

まぁ、F氏の少年もののいつもパターンといえば、いつものパターンです。
なので、それぞれが、より有名な「ドラえもん」であるとか、「パーマン」であるとか、「キテレツ大百科」とかに入れ替えてもおかしくない感じです。
逆にいうと、出来も、それらの作品と甲乙つけがたいもので、上質です。だから、有名な方の作品に統合されていってもおかしくはないのかなぁ。
少なくとも、商業的には、正しい感じです。

なんで、これらの作品が消えていって、有名な方が残ったのかというのは、分析してみるとおもしろいかも。
時代背景的なものも大きいとは思いますが。

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ドラえもん1 藤子・F・不二雄大全集

石ノ森 章太郞の全集1は、さすがにあきらめて、こっちも、どうしようかとかなり迷ったのですが……。
買っちゃいました。
まあ、石ノ森 章太郞の方は、500冊617,400円を2年間で出してしまおうという、かなり無理のある出し方でしたので……。まあ、その分、途中で企画が消えてなくなるという危険は少ないわけですが……。
「藤子・F・不二雄大全集」の場合は、第1期33冊で、何期まで出るのかは、まだ発表されていないみたいです。多分、石ノ森 章太郞の全集のように、12期ということはないと思います。

ということで、輝ける全集の第1巻は、「ドラえもん」です。

「ドラえもん」は、子どもの時、ずーーっと、読んでました。
小学館の「1年生」から「6年生」まで、全部に「ドラえもん」が、毎月載っていましたからねぇ。「コロコロコミックス」にも載っていた。
で、その頃から、ちょっとマニア入っていたわたしは、「1年生」から「6年生」まで、全部、立ち読みしていたような記憶が……。

長編映画のドラえもんがはじまったのも、この時代だったと思います。

子ども時代、特に小学校時代は、ドラえもんの時代といっても、過言ではなかったと思います。

だから、ドラえもんの作品って、ほとんど知ってると思っていたのですが……。さすが全集。知らない作品がチラホラ。特に、最初の方は、さすがに生まれていないの雑誌チェックもできていないし(笑)、単行本に未収録な作品だと、知らないんですねぇ。

「ヘリトンボ」とか、ドラえもんの口の利き方がちょっと乱暴だったりとか、のび太のママが案外に優しすぎるぐらい優しかったりとか……。のび太とドラえもんの別れも、何回もあったんだとか。
新しい発見かが、けっこうあって楽しめました。

解説で、鴻上 尚史が、「この不思議なおおらかさ」という文章を書いていて、わたしは、この文章を読んではじめて、そういえば、のび太のパパやママは、ドラえもんの道具をあまり使わないなぁと気がつきました。
今まで、あまりにも、あたりまえすぎて、そんなこと、思いつきもしなかったです。

うーん、でも、それはきっと、ドラえもんが、子ども時代特有の「秘密の友だち」だからなんだと思います。空想の中の万能の友だち。彼が、のび太だけの「秘密の友だち」であるこことは、きっと、パパやママも、わかっているのです。

こうやって、読み返すと、自分が子どもの頃、どれだけドラえもんがいたらいいなぁと思っていたのかを思い出します。

今はもうないけど、昔使っていた勉強机の1番大きな引き出しがグラグラになっていたのは、タイムマシンの穴がそこにあるんじゃないかと、開けた引き出しに乗ったからだとか……。
そういう、闇に葬り去ったはずの記憶が、蘇ってきます(笑)

一時、ドラえもんから離れていたときに、

「なんでも言うことを聞いてくれるドラえもんの存在は、子どもにとって害だ」

という話を聞いて、頷いたりもしていたのですが、今にして思うと、害じゃなかったと思います。
子どもがどんなに願っても、けっして、ドラえもんは、いないのだから。

そして、それでもなお、彼と友だちになった子どもたちのなかに、ドラえもんは、しっかりと生きているのだから。

わたしは、「ノスタルジィはわからない」みたいなことをこの前書いたのですが、ノスタルジィのツボみたいなものは、やっぱりあるみたいです。
おばあちゃんの話とかは、ストーリーがわかっているにもかかわらず、泣いてしまいます。

  1. 「石ノ森章太郎萬画大全集」全500巻税込み価格617,400円。 []

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ビッグコミックス×藤子・F・不二雄 SF短編集 下

後半は、いくつかが未来のカメラ屋さんの連作になっています。ちょっと大人向けのドラえもんみたいな感じです。こっちは、あんまり読んだ記憶がなに作品が多かったです。

ああでも、最後の「劇画・オバケのQ太郎」は、読んでいます。強烈に覚えています。たしか、コロコロコミックスのドラえもん特集みたいな増刊に載ったのだと思います。
これって、子ども向けの本で、わたし読んだのは小学生の時でした。
しかし、こんな夢のない話を、小学生に読ませてどうするつもりだったんだろう……。