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1000年女王5 新竹取物語

この時代の松本作品は、原作あり、メディアミックスあり、そして、松本 零士自身の思いつきの発言あり(弥生さんは、メーテルの母とか。以前は先祖とか言ってたはず)、なにが公式なストーリーなのかが、グチャグチャです。
そして、まあ、子どもの記憶の中でも、全部ごっちゃになっているという。

その中でも、「1000年女王」というのは、特に、ゴチャコチャしている感じはしますねぇ。原作自体も、1000年女王がいて、1000年盗賊がいて、ラーメタルにはラーメタルで指導者がいて、ハンニバルがいてと、たった5巻でなんでこんなにと思うほど勢力多いです。
でも、刈り込んで作ったアニメ版がおもしろいかというと……。多分、このごっちゃ煮の世界が、すごい魅力なのだと思います。それは、他の「銀河鉄道999」、「宇宙海賊キャプテンハーロック」、「クイーンエメラルダス」でもいえることだと思います。

しかも、この時代の代表作でちゃんと完結しているのって、もしかして「1000年女王」だけではないかな。「999」は完結したけど、後にまたはじまって、そっちは完結していないし。「ハーロック」、「エメラルダス」も。
そういう意味でも、貴重な物語です。

あぁ、「ニーンベルグの指輪」の続きが読みたい。

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セクサロイド3

そして、すべてご破綻に。

「クイーンエメラルダス」とかは、何回読んでもあきないのですが、これは2、3回目にして、さすがにそろそろ飽きてきたなぁ。と思って、前回の感想を見てみたら、前回も、同じ様なところで飽きていました。

6年前のわたしと今のわたしは、それほど変わっていないようですね。
まあでも、前回どんな感想を持ったかは、全然忘れていました。こうして、記憶の捏造はおこる。
書いておくって、大切ですね。

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クイーンエメラルダス2 復刻決定版

短気なトチロー。
欠点もものすごく多い気はするけれど、何かに挑戦しようとする人間に対するトチローの言葉というのは、本当に心を打つこものが多いです。

その本質を見抜いているエメラルダスというのが、とっても良いのです。

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クイーンエメラルダス1 復刻決定版

メチャクチャ高い復刻決定版です。
まあ、「宇宙戦艦ヤマト」や「キャプテンハーロック」なら、購入はしていないと思いますが、「クイーンエメラルダス」ですからねぇ。買わねばなるまい。

そう思うのは、やっぱりこれが、大山 トチローの物語でもあるからなんだろうと思います。まあ、1巻目には出てこないんですけどね。

今回多分はじめて、読み切りの「エメラルダス」を読みましたが、これを「月刊プリンセス」にかいた松本 零士、勇気あるなぁと思いました。

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ダイバー0 完全版

これを読んで、

ダイバー0って、あれか、「クイーンエメラルダス」に出てきた、台場ゼロって、こいつのことか!!!

なるほど、あの海野 広は、人間を滅ぼそうとしているアンドロイドだつたのか!!
そりゃ、トチローとは合わせられんわーー

と、超興奮したのですが、よく考えたら(確かめたら)、台場は正で、アルカディア号の乗組員だし、「クイーンエメラルダス」に出てきたのは、蛮野ゼロだったという……。

あぁ、もしかして、ハーロックが、台場 正をアルカディア号に乗せたがっていたのは、この話が元ネタかな。

しかしこれ、「銀河鉄道999」よりも前の作品なんですよねぇ。
わたしは、松本 零士の意識というのは、「人間」、「アンドロイド(機械化人)」、「メタノイド」とだんだんと広がっていったのだと思っていましたが、はじめから、全部、松本 零士のなかには、存在していたのだということが分かります。
そして、「お互いに理解できない」。でも、それぞれの正義があるということもわかってかいていたんだなぁと。

ボールになったお母さんの設定が、凄いです。