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アドラー心理学トーキングセミナー 性格はいつでも変えられる

今まで読んできたアドラー心理学の本は、「教育」をテーマにしたものばかりだったのですが、これは、もうちょっと広くアドラー心理学全体を俯瞰するような感じの1冊です。

一言で、カウンセラーというけれど、多分、いろいろな考え方(学派)の人が、それぞれの考え方で、カウンセリングにあたっているというのがよくわかります。
そうすると、「自分とつきあいのあるあのカウンセラーは、いったいどんな考え方なんだろう?少なくともアドラーじゃないよなぁ」とか、いろいろ考えたりします。
学校にカウンセラーを入れるときも、けっこう、このそれぞれの学派の考え方というのは、重要になってこないのだろうか?

対話形式で、とってもわかりやすい本でした。

性格の定義とかは、とてもおもしろかったです。確かに、そういわれてみればそうかも。
でも、じゃあなぜ、不適切な対応を憶えてしまうのか(適切な対応こそが、うまくいく手段なのに)という、そのあたりの仕組みは、不思議なものがあります。

ただ、この対話形式というのは、弱点もあって、実は2人いる様に見えて1人だから、ある時点で、予定調和のように理解しちゃうところがあります。
もうちょっと、そこ教えてというところも、ありました。

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アドラー心理学入門

カウンセラーあんまり信用していないわたしですが(笑)、アドラー心理学については、けっこう信じてきた今日この頃。
カウンセラーといっても、いっぱいジャンルがあるので、どの心理学を学んでるかによって、きっとカウンセリングの方法や、考え方も違うのだと思います。
でも、学校カウンセラーには、アドラー心理学が向いているかも。

この本を読んでわかったことは、アドラー心理学は、決して子どものためだけのものではないということです。
ただ、本当に悪い人間は、やっぱりいて、その人たちに対処することはできるかというと、難しい部分はあるなぁと思います。

あと、ふっとねぇさんの本棚を見るとアルフレッド・アドラーの本が1冊。
あ、相変わらず気が合うねぇ。

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ワニのNEW新書)

岸見 一郎 / ベストセラーズ(1999/09)