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黄金の盾 グイン・サーガ外伝26

いいなぁ。この人、グイグイくるなぁ。
実は、この人が1番、栗本 薫の気質に近いのじゃないかと思います。

「アムブラの休日」も良かった。
なんていうか、王道のお話をきっちり照れずにかけるというのは、ひとつの才能だと思います。

そして、本編は、これさえも飲み込んで進んで行けよと思います。

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売国妃シルヴィア グイン・サーガ134

オリジナルキャラも、うまく絡んできて、もっとやれと思っています。めっちゃ、おもしろいぞ。
なんで、グインがシルヴィアのことを好きになったのかも、かなり正しいと解釈だと思います。

このシルヴィアの物語が、「アムブラの休日」を吸収して、いつか、ヴァレリウスの物語と重なったら素敵だなぁと夢想しています。

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グイン・サーガ・ワールド8

これにて、「グイン・サーガ・ワールド」は、終了。
続きは、ハヤカワ文庫から単行本でという感じです。

このまま、この企画を「ガンダム・エース」みたいに続けていくというのも可能かと思うのですが、そうすると、これから売っていきたい(残していきたい?)単行本の方の売れ行きが怪しくなるのかも。まあでも、栗本 薫の特集本として、数年に1回でいいので、こういう本が出て欲しい気はします。

正編の方も、だんだん良くなってきていますが、今回、特に良かったのは、「アムブラの休日」です。すごい好き。よくあるネタといえばそうなのですが、なんか、ヴァレにもルビナにも、愛があってすごい素敵でした。
昔、栗本 薫が、

「オリジナリティなんて、どうでもいい。面白い話が大事」

という意味のことを書いていたのを思いだした。
本歌取りしながら、そこにグイン・サーガという作品の「今」ものってられていて、だから、甘くて悲しいお話になっています。泣くわ。